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ベイトタックルの常識を超える!ダイワから新次元のSWキャスティング用ベイトロッド「SALTIST(ソルティスト)」が登場

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ダイワよりこの秋、新次元のSWキャスティング用ベイトロッドが登場します!

その名も「SALTIST(ソルティスト)」!

「SALTIST(ソルティスト)」は、キャストする快感とダイレクトな操作感が楽しめるSWベイトキャスティングロッドとなります。

ラインナップは5機種。メバルやチヌゲーム、ロックフィッシュ、シーバス、フラットフィッシュ・タチウオなど様々なSWルアーゲームに対応した展開となります。

ベイトタックルを使用するメリットについて

「SALTIST(ソルティスト)」の紹介をする前に、ベイトタックルを使用するメリットについて解説していきます。

スピニングリールよりも感度が高い

まず最初に注目したいのが、感度の高さ。

ベイトリールは、スプールそのものを回転させてラインを直接巻き取る構造になっているため、力の伝達ロスが少なく、水中からラインを通して伝わる情報をダイレクトに感じることが可能。しかも、リトリーブ時にリール全体を包み込むように持つため、着底した感触やルアーの動きはもちろん、フォール中のバイトやルアーに絡みつくようなバイトでも手元でしっかりと感じ取れるメリットが挙げられます。

操作性の高さについて

そしてもう一つが、操作性の高さについて。

スピニングタックルの場合、キャストの前にローターを適正な位置まで回転させてラインをピックアップし、ベールを起こすという動作がどうしても必要になってしまいます。対して、ベイトリールは片手でクラッチを切ってラインをフリーにできるため、ルアーをピックアップ後すぐに次のキャスト動作に入れ、テンポよくキャストを続けることが可能。

加えて、巻き始めもハンドルを回転させるだけでスムーズにリトリーブ動作に入れるので、すぐにルアーにアクションを加えられるし、着水直後のバイトにも対応しやすいといったメリットも。また、片手で瞬時にクラッチを切ってラインを出すことができるという構造は、ビッグフィッシュをかけたときなどにやりとりがしやすくなるという利点も挙げられます。

キャストの精度の高さ魅力

そして最後は、キャストの精度の高さ。

キャスト時に親指でスプールの回転をコントロールすることで、細かな飛距離のコントロールがしやすく、特にストラクチャーをタイトに狙う釣りやボートゲームにおいては大きなアドバンテージとなります。

そのほか、太いラインや重いルアーを使いやすい、糸ヨレが生じにくいといったこともメリットとなります。

そしてなにより、キャストしていて楽しいという点も大きな魅力といえるでしょう。キャストが楽しい=集中力が持続するなど、楽しみながらキャストができることで仮に釣れなかったとしてもアングラー側の満足度も高いメリットも挙げられます。

SWキャスティングゲームの弱点を克服

これら上記のメリットが挙げられながらも、なぜベイトタックルが使用される機会が少なかったのか?

その大きな理由として挙げられるのが、ライントラブルと飛距離問題。

PEラインをメインに使用するSWゲームとバックラッシュなどライントラブルが起こるベイトタックルは相性が良いとは言えませんでした。しかし、近年は技術の進化に伴いトラブルレスなベイトリールも多数登場しており、PE専用としての設計コンセプトのモデルも増えてきています。

加えて飛距離に関しても、ベイトリールは、スプールが回転してラインを放出するという構造上、ラインが出るときにわずかだが負荷がかかるため、スピニングタックルに比べ飛距離を出しにくいとされてきました。

新次元のSWキャスティングゲームを叶えるPE専用設計の「SALTIST」

しかし、そうした問題を改善・解消したのが「SALTIST」。

PEライン専用セッティングとした「SALTIST」は、リールの基本性能を大幅に向上させる「HYPERDRIVE DESIGN」を搭載し、さらにライン放出時の抵抗を限りなくゼロに近づける「TWS」、糸巻き面をフラットに近づける新たなスプール形状を採用することで、スムーズなライン放出を実現。

ダイワならではの先進技術との相乗効果でライントラブルが激減し、同時にスピニングタックルと同等のキャスタビリティを得ることを可能にしたのだそう。

また、同じくPE専用にデザインされたロッドは、ティップのブレを抑える張りと、スムーズにバットにルアーウェイトが乗る設計で、しっかり振ることでバットから曲がり素早く返り、ルアーを前へと運ぶことができる。

フルキャストでもティップがバタつかず、ラインがスルスル抜けて、ルアーは前方へ向かうため、飛距離も安定して伸び、キャスト精度も格段に高まる仕様に。これまでベイトキャスティングに不慣れな方も挑戦しやすい新次元のSWキャスティングゲームが体感できるロッドとなります。

「SALTIST」ラインナップ

「SALTIST」は、ソルトウォーターのほとんどの対象魚に対応しています。

前述したとおり5機種あり、74LB/711MLBは、シャープに振り抜ける並継仕様、84MB/92HB/89XHBは、しっかりルアーがバットまで乗せられる逆並継設計仕様となります。

また、キャスタビリティを考慮して全てチューブラートップを採用しています。

そのほか各機種にダイワの最新テクノロジーを多数搭載しています。

「SALTIST」に搭載している各種テクノロジーについて

ネジレを防ぐ「X45」

「X45」は、キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどの動作の中で発生するネジレを防ぐための、従来の構造(竿先に対して0°、90°)に加え「45°」のバイアスクロス(±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことで最適な仕様に調整。

X45の搭載により、ネジレを防止し、パワー・操作性・感度の飛躍的な向上を実現しました。

軽量化・高強度・高感度を実現した「AIR SENSOR SEAT」

カーボンファイバーの入ったエアセンサーシートにより、軽量化・高強度・高感度を実現します。ロッドの用途に応じて専用設計がなされており、汎用リールシートでは体験できない操作性をもたらします。

ワンピースロッドのような歪みの少ない美しい曲がりを実現した「V-JOINT」

ロッドの継部にバイアス構造のカーボンシートを採用することで、あたかもワンピースロッドのような歪みの少ない美しい曲がりを実現します。未搭載のものに比べてパワー・張り・曲がりからの戻りの早さが大幅にアップし、理想的な調子を生み出します。

筋肉質でパワフルな「HVFカーボン」

ロッド性能に最も影響を与えるカーボンシートにおいて、ダイワはカーボン繊維そのものの高弾性化はもちろん、カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な樹脂(レジン)量に着目しました。贅肉とも言えるレジンの量を減らして代わりにカーボン繊維の密度を高めた「高密度HVFカーボン」はより筋肉質でパワフル。粘りや強度を重視した竿に最適な素材となっています。

機種展開

2023年9月登場予定

「SALTIST」は74LB・711MLB・84MB・92HB・89XHBの5機種がラインナップ。

各機種ともに汎用性が高く、さまざまなSWゲームに対応しています。

品名 適合ルアー
ウエイト
推奨リール
サイズ
メバル ミドル
ゲーム
チヌ/
キビレ
ロック
フィッシュ
シーバス フラット
フィッシュ
タチウオ サワラ マダイ 青物 オオニベ マス類
(ソルト)
74LB 4~14g SV80
711MLB 5~21g SV80/100
84MB 7~35g 100
92HB 14~60g 100/300
89XHB 30~130g 300
スペック

アイテム 全長(m) 継数 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) ルアー重量(g) 適合ライン PE(号ーm) カーボン含有率(%) メーカー希望本体価格(円)
ソルティスト 74LB 2.24 2 116 102 1.4/11.4 4~14 0.6-1.0 98 28,000
ソルティスト 711MLB 2.41 2 124 112 1.6/12.8 5~21 0.6-1.5 98 29,000
ソルティスト 84MB 2.54 2 131 125 2.3/12.8 7~35 1.0-2.0 97 30,000
ソルティスト 92HB 2.79 2 144 180 2.6/15.9 14~60 1.5-3.0 96 33,000
ソルティスト 89XHB 2.67 2 138 190 2.8/16.8 30~130 2.0-4.0 96 35,000

ダイワ公式「SALTIST」詳細ページはコチラ

以上、「SALTIST」の紹介でした。これまでのスピニングモデルとは一味違う楽しみが味わえる新しいベイトタックル!

ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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