見えバスを狙うマル秘テクニック
バスにルアーの存在を気づかせないようにキャスト
まず、最初のポイントが、進行方向に投げる!
実はここから勝負は始まっています。むしろ“見えバスが泳いでいる”時から始まっています!
まずしっかりと魚を見て、どれくらいの速度でどういう所を泳いでいるか観察してください。そしてキャストもピンテールが沈んでラインもできるだけ沈んだ状態で、バスが上を通り過ぎることができる距離を計算して、進行方向の先にキャストしておきます!
この時点でバスにルアーの存在を気づかせないのが1個目のポイントです!
僕がピンテールを使うのも、こうしたバスに違和感を与えないシルエットであるためです。
糸鳴りに気を付けながらルアーのポジションを調整
キャストし、ルアーを沈めたら、バスが出来るだけ真上を通りすぎるようロッドを下げてリーリングでルアーのポジションを調整します。
ここで気を付けたいのが、糸鳴り。前述したとおり亀山のスレたバスは音にも敏感です。
糸鳴りは、基本的にロッドを操作した時に、ラインが横に動くことによって発生しがち。それに対し、巻くという動作は一番ラインの存在を抑えることができるので、ルアーのポジションはロッドではなく巻いて調整します。
個人的にマキモノで良型のバスが釣れやすいのは、バスが嫌がる糸鳴りがしないためなのでは…と思っています。
ラインはボトムを這わせる
そして3つ目のポイントは絶対にルアーの上、数メートルのラインは必ずボトムを這わせること。
これもラインの存在感を消すという大事な要素で、1つ目のポイントの、“投げるタイミングと場所”についても深くかかわってきます。
さあ!罠はセット出来ました!
必ずバスが上を通り過ぎそう…ってタイミングでアクション
いよいよバスが上を通り過ぎます…そのタイミングで“ピッ!”とルアーを操作!
あとはバスがグルン!と振り返り、スー…っとルアーの方向へ泳いでいきます。
はい、ここが4つ目のポイント! 必ずバスが上を通り過ぎそう…ってタイミングで動かして気付かせてください!
これがかなり難しい…というのも、これまでの操作でラインの存在がかなり釣り人側からも見えにくくなっており、通り過ぎるタイミングが掴みにくいんです。
またアクションに関しても、バスが気づいてくれる様な強く短い操作を意識しましょう。というのも、バスからもピンテールが見えない(見えにくい)ところで動くため、視覚ではなく、魚の水流や波動を感じる器官“側線”に直接アクションを訴えるという感じです。
このときは、ラインの少し動く波動もプラスに作用します。あとは、バスにルアーを探してもらう…。
これがとても大事です。
さあ!いよいよ、バスがピンテールの近くまで来ました!後は口を使ってもらうだけ!
ラインだけ揺らすシェイク、もう一度トゥイッチ、もしくは放置、この3択のどれを選ぶかはあなた次第だっ!
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あとは実践あるのみ!
え?最後の食わせの説明はそんな感じ?笑
と思われるかもしれませんが、こればかりは個体や状況によるので、とにかく魚を観察して好みを探してください!
これがこの釣りと、バスフィッシングの醍醐味なのではと思っています! ちゃんと口使った時は楽しいですよー!
釣れた!じゃなく、100%釣った!の攻めの釣りです!
ちなみにピンテールは釣り人からほとんど見えないことが多いため、失敗することも多いと思います。
そこは練習と挑戦あるのみ!繰り返しトライして、どれだけ巻けばこれだけ移動するなど、実践で感覚を磨いてください!
最初は見えやすいカラーで感覚を覚えると良いかもしれません。
ただ、気付かせない事が大切な釣りなので慣れてきたらボトムに馴染むカラーでやってみてください!
この釣り方を通してライン捌きや、バスが何を嫌がる動作や動き、要素など沢山のことを学べます
是非チャレンジしてくださいませ!
そして、ピンテール以外にもゲーリーマテリアルの比重感を武器にアレンジも可能なので、何か新しい技見つけたらぜひに教えてくださいね! むしろ絶対に教えてください!!笑
ちなみにタックルは、以下になります。
ロッド:KOMCLUSION KOMS-64LS【KOMCLUSION】
リール:STELLA C2000SHG【シマノ】
ライン: ガノア ABSOLUTE AAA 3lb【VARIVAS】
ロッドに関しては細かい操作を得意としたLのパワーをセレクト。デカバスを狙うため、しっかりやりとりができるKOMCLUSION KOMS-64LSを使用しています。
さて、続いては夏に多い雨などでカレントや濁りが発生した時の釣り方を紹介します!
「6″ダブルテールグラブ」を使ったリフト&フォールの釣り
夏の雨などでカレントや濁りが発生した時の釣り方、それはリフト&フォールを駆使した縦の誘い!
使用するルアーは、6インチの「ダブルテールグラブ」に、ウエイト5/16ozのテキサスリグ。
「6″ダブルテールグラブ」は、「6インチジャンボグラブ」よりさらにテールの厚みを持たせた設定で、波動をより大きく、しっかり伝えることができるワームです。
操作に関しては、スーッとロッドを立ててリフト、ロッド下げてフォールさせて3〜5秒ステイ…以上!
“え?今更?”と思うでしょ? でも、思い返してください…。最近ライトテキサスばかり使っていませんか? 実はこの5/16オンスと言うウエイトがキモなんです。
夏の雨などでカレントが効いたエリア、特に上流域に居る魚は、エサを捕りに来ている強い個体であることが多いと感じています。そうしたバスは瞬間的に視界に入ったものや、速いスピードで移動するに異常に反応する時があるんです。
そうした速い動きを演出するのに5/16オンスは最適なウエイトです!
また濁りが強く入ると、バスの視認性も下がります。そこで活きてくるのが、「6″ダブルテールグラブ」の6インチというボリューミーなシルエット。さらにダブルテールによる強い波動で、濁った状態でもバスにしっかりアピールすることも可能。
かなり強気なセッティングに思われる「6″ダブルテールグラブ」の5/16オンスのテキサスリグですが、カレントが強く効いて濁りのあるエリアで、活性の高いバスを効率よく狙いたい、そんな時にオススメしたいセッティングです!
狙うはカレントの効いたエリアの沈み物に待機している魚!
爆発するシチュエーションは限定されますが、釣りのスピードも速くシンプルで良型のバスが釣れやすいなど楽しさ満載! 是非試してみてください!
ロッド:DESIGNO DLT-C67H- RX4S【DESIGNO】
リール:20 Metanium XG【シマノ】
ライン:GANOA ABSOLUTE AAA 18Lb【VARIVAS】
ロッドに関してはパワーのあるH(ヘビー)をチョイスしています。リグも5/16オンスのテキサスを使用するため、パワーのあるロッドの方が操作しやすく、それでいてフッキング時にもバットにパワーがあることで、より決まりやすくなります。
他にも、夏の釣りといえばデカイモタヌキやフィーディングにレッグワーム、高速ウキタヌキ、ゲーリーピンテールノーシンカーなどいろんな釣り方がありますが、そちらはまたの機会に!
どちらの釣りも亀山に限らず全国で通用する釣りなので、釣れた時は思い出を写真におさめて、「#ゲーリー釣り部」 を付けてSNSに投稿してくださいねー!
新しい釣り方を探すためにチェックしにいきますよ。笑
それでは!魚を大切にしつつ夏の楽しい釣りを満喫してください!
ありがとうございましたー!