みなさん、こんにちは!
ダイワフィールドスタッフの池田雄一郎と申します。
今回はサーフゲームのルアーローテーションについて紹介していきます!
サーフゲームといえば、近年はジグヘッドワームやメタルジグ、シンペンなど様々なタイプのルアーが多く展開しています。
あまりの多さに、どのルアーをどのように使用すればいいか迷ってしまいますよね?
今回はそんな疑問について、ルアーのローテーションについて分かりやすくお答えできればと思います。
朝一は手前から!前日から居つきのフラットフィッシュを狙う
まず、朝一最初に狙うポイントは手前!
というのも、前日からの居つきの個体は比較的手前側に残っていることが多く、そうしたフラットフィッシュを効率よく狙っていきます。
朝マヅメはご存じの通り、活性も高く、ルアーに対しても好反応を積極的に口を使ってくれるので、いればすぐに反応があります。
使用するのは、「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」の18gもしくは21g。
「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」は、リアルアピールシャッドワーム+リアルシェイプジグヘッドがセットになった対フラットフィッシュ用ジグヘッドワーム。
スローに誘えるので、前日から居つきの個体を効率よく探ることができます。
「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」は、見た目のシルエット、水鳥の足ヒレ形状からヒントを得た「ダックフィンテール」による波動で広範囲にアピール。
アピールと食わせにも長けているので、効率よく高活性のフラットフィッシュをサーチするのにもピッタリな性能です。
品名 | サイズ (g) |
サイズ (inch) |
色数 | フック仕様 | メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|
ロデム3 | 14 | 3 | 13 | #10トレブル | 1,080 |
18 | |||||
ロデム4 | 18 | 4 | 13 | #6トレブル | 1,080 |
「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」詳細ページはコチラ
誘い方に関してはタダ巻きでOK。巻いてくるときもボトムをこすらないように、ボトムから50cmより上の層を引いてくるように意識しましょう。
特にヒラメに関してはボトムについている魚ですが、目の向きは上向き(ボトムから上を見るような視野)の角度となるため、ボトムから一定のレンジを引いてこないとルアーが視界に入らない可能性があります。
マゴチに関しては、砂ぼこりで誘う方法もありますが、朝マヅメは時間も限られているので、まずは効率性を重視してテンポよく巻いてくるのがオススメです。
活性も高いタイミングなので、少しスピードが速いかな?というくらいのスピードでも全然追ってバイトしてきますよ。
朝マヅメが終わったら遠投してサーチ
朝マヅメが終了したら、遠投して効率よくフラットフィッシュをサーチしていきます。
まずチョイスするのが、「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」。
「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」は、初代ヒラメ王の高橋慶朗さんが監修したフラットフィッシュ用のメタルジグ。フッキングに優れ、左右対称の多面高フラッシング構造によるフラッシング効果など、遠投性・アピール力に優れているのが特長です。
チョイスする最大の理由は、効率性。
遠投性はもちろんですが、「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」は巻いた時、ボディが左右の大きくバタバタと揺れ動き、強烈にアピールします。朝マヅメ付近の時間帯では、高活性の個体も多く、そうした魚をピックアップしていくのにも最適なジグとなります。
また、もう一つのメリットが地形や潮の流れを把握しやすいということ。
「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」はバタつくアクションなので、巻いていて潮の流れなどを感じやすく、地形の変化なども把握しやすい特徴があります。
遠投してスピーディーに、効率よくサーチしたいときに有効です。またフックが絡むといったトラブルを防止するフックポジションリミッターも搭載されており、ストレスフリーで使用することも可能です。
続いて使用するルアーは、「オーバードライブ レーザーインパクト95S」。
「オーバードライブ レーザーインパクト95S」はレーザーインパクト(PAT.P)搭載の超ぶっ飛びバーサタイルヘビーシンキングペンシル。
3Dマルチ反射構造により「イワシ」等と同様の高輝度反射光を多方向に放つことができるレーザーインパクトに、リトリーブスピードによってアクションが変化。
スローリトリーブ時にはワイドテールスイングアクションで、リトリーブ速度を上げるとタイトなイレギュラーローリングアクションにシフトチェンジ。イレギュラーダートアクションも時折プラスされるので、フラットフィッシュだけでなく青物など幅広い魚種に対応しています。
こちらは、遠投できスローに誘えるという点からチョイスしています。主に「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」のあとに、使用することが多く、早巻きの誘いについてこれない魚を狙う目的で使用します。
遠投性に優れており、スローに巻くとワイドテールスイングアクションを演出。シルエットでのアピール力も高く、それでいてレーザーインパクトを搭載したことで少ない光量でもしっかり魚を引き寄せて誘うことができます。
「オーバードライブ レーザーインパクト95S」と「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」、どちらも遠投できるルアーですがその用途は大きく異なります。
前述したとおり、「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」は遠投し速いテンポでサーチし、高活性の魚を狙いつつ、地形や潮の流れ等の情報を把握。
対して、「オーバードライブ レーザーインパクト95S」はスローに誘うことができるため、活性がイマイチな個体も丁寧に誘う目的で使用。そのほか、シルエットにも差があるので、光量が少ないときや濁りがある状況でも重宝します。
逆に「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」はシルエットがコンパクトなので、ベイトが小さいときに有効です。
アイテム | タイプ | サイズ (mm) |
標準自重 (g) |
色数 | 有効レンジ (m) |
アクション | 標準装備 フック |
標準装備 リング |
メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
95S | ヘビーシンキング | 95 | 35 | 8 | 0.5~∞ | ワイドテールスイング | #4 | #4 | 2,150 |
ダイワ公式「オーバードライブ レーザーインパクト95S」詳細ページはコチラ
品名 | サイズ(g) | サイズ(mm) | フック仕様 | メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|
32 | 32 | 62 | 前:ST-46 #8、後:ST-46 #6/リング #3 | 1,180 |
40 | 40 | 68 | 前:ST-46#6トレブル、後:ST-46#6トレブル | 1,300 |
※重量は本体部のみの重量です。
ダイワ公式「「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」詳細ページはコチラ
遠投先でのフォロー用に「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム3TG」
この後に使用するのが、「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」のタングステンモデル!
「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム3TG」は、ヘッドがタングステン製でより遠投に特化したジグヘッドワームです。
「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」と同様、ワームボディで食わせ力が高く、「オーバードライブ レーザーインパクト95S」と「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」では口を使わせられない個体をフォローするのに使用します。
「オーバードライブ レーザーインパクト95S」と「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ」のアピール力によって寄せてきた個体を狙うのにもピッタリなので、取りこぼしなくサーチすることができます。
品名 | サイズ (g) |
サイズ (inch) |
色数 | フック仕様 | メーカー希望 本体価格(円) |
ロデム3TG | 30 | 3 | 14 | #10トレブル | 1,800 |
ダイワ公式「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム3TG」詳細ページはコチラ
より沖を狙う「サムライジグR TG」と「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ TG」
そして、次に使用するのが最も遠投しやすい「サムライジグR TG」と「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ TG」。
どちらも比重の重いタングステン製で、遠投性能もバツグン。とにかく遠投して、広範囲からフラットフィッシュをサーチしていくのが目的です。
「サムライジグR TG」は、ボディ全体が肉薄扁平形状のためスローリトリーブでも安定したアクションと水平フォールが演出可能で、強風時や超遠投したいとき、水深のあるエリアや流れの強いエリアで早く沈めたいとき、リトリーブ時の浮き上がりを押さえたい時に最適です。
「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ TG」も高比重小粒ボディによる遠投性能に加え、強い流れの中でも浮き上がらず、レンジキープが可能。
ジグヘッドワームやシンペンなどでは届かない沖から、アピールして引き寄せていきます。
最後は「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」で引き寄せた個体を狙う!
そして最後に使用するのが、最初にチョイスした「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」。
これまで手前から徐々に遠投できるルアーをローテーションさせてきましたが、最後しっかり手前側をもう一度サーチするようにしましょう。というのも、遠投先でアピールすることで、フラットフィッシュが手前側に引き寄せられていることが多いためです。
先行者がいたポイントに入ったら、1投目でヒットしたなんて経験はありませんか? 実はフラットフィッシュはバイトしないだけで、ルアーを長い距離追ってくるケースが多々あります。
そうした沖から引き寄せた個体を取りこぼさない意味でも必ず手前をもう一度サーチしましょう。
以上が、私のサーフでルアーローテーション方法です。
サーフは広大なフィールドのため、ただ投げ続けるのではなく、どうしたら魚に近づけるか道筋を立てて攻略するのが重要です。
ローテーションに迷った際は参考にしてもらえたらうれしいです。夏の時期はフラットフィッシュだけでなく、青物やシイラ、エリアによってはロックフィッシュなども狙うことができます!
ぜひ夏のサーフを楽しんでみてください!