今江克隆のルアーニュースクラブR「幻の名作?迷作?が復活!最大失敗作?ビッグスイムベイト『ジャバロンモンスター200』」の巻 第1156回
「ジャバモン200」フリーリグ炸裂!
取材お題ではなかったが、最終製品版の実釣テストでは、テスト使用時間わずか2時間で取材最大級のビッグバスを、なんとリザーバー最大水域の下流ど真ん中、水深40mの中層にて「ジャバモン200」フリーリグのライブサイトで一撃のもとに仕留めるという衝撃の結果を、いきなり出すことなった。
さらにその30分後、おそらく60cmはありそうなビッグバスをライブサイトで喰わせるが、バスがこちらに向かって走ったためにへっぽこアワセになって、ラインが緩んだすきに大ジャンプされバラしてしまう、これまた衝撃の実釣力を見せつける結果となった。
不遇の名作「ジャバロンスーパーリアル155」
そして、もう一つの不遇の名作とされるのが「ジャバロンスーパーリアル155」。
「ジャバロンスーパーリアル140」は、先週、イマカツの新谷プロがJB津風呂湖戦で3尾5,600gを仕留めて3位入賞しており、その威力の健在っぷりを示してくれたが、実は「ジャバロンモンスター200」同様に「ジャバロンスーパーリアル155」が最も出荷数量が少なかったにもかかわらず、今もWEBで探し回っている熱烈な玄人ファンが多い、隠れ実力派の「ジャバロン」である。
コチラに関しては、イマカツ自慢の3DR塗装で、ビックリするぐらいにリアルに仕上がったNEWカラーシリーズで、早ければ9月頃に復活入荷予定だが、「スーパーリアル155」には、ちょっと驚きのシークレットな使い方を発見した。
これまた「ジャバモン200」と同じく「専用」に近いあるフックが必要で、そのフックに現在エコ仕様がないことが極めて残念なのだが、この新リグでの威力は近日必ず衝撃的な映像を撮れる自信がある。
「ジャバロンスーパーリアル155」は、「ジャバロン140」、「同160」、「同200」とは全く違ったコンセプト、セッティングと動かし方でこそ、最強の真価を発揮できることを改めて15年近い歳月とともに気付くことになった。
ジャバロン旋風、再び?
スイムベイト系の使用方法は、近年実に多岐にわたる。
ベイトフィッシュが大型化し、フィッシュイーター化が進む9月以降、「ジャバモン200」、そして「ジャバロンスーパーリアル155」の新リグデビューは、相当高い期待をしてもらっても間違いはないと思う。
ここにかなり手こずっている「ジャバロン」シリーズ最強の呼び声高い「ジャバロン160」の激グサ素材&デザインリニューアルが揃えば、20年近い歳月を経て再び「ジャバロン」シリーズ完全復活となる。
威嚇の春とベイト喰いの秋に最強の威力を発揮する「ジャバロン」シリーズだけに、今年の9月以降はジャバロン旋風が再び日本のフィールドを席巻することになるかもしれない…。