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deps上杉剛史のフロッグゲーム大全

寄稿:上杉 剛史
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夏のバス釣り特集

…どこで使う?

フロッグで狙うべきスポットはもちろんカバー全般。

トップウォータールアーなのでシャローカバーの方が口を使わせやすいのですが、水深のあるエリアでもオーバーハングや浮ゴミなどに魚が浮いてる時、または魚が表層を意識している時には有効です。スキッピングで入れられるスペースがなかったり通せるコースのないカバーでは、上からチョウチンで誘い「虫」のようなアプローチをしてもよく釣れます。

フロッグのキモは「ラインスラック」にあり

冒頭でも少し触れましたが、僕はフロッグゲームではほぼPEラインを使用しています。それを前提としてバスタークやスリザークに首を振らせるコツは、ラインを張りすぎずラインスラックを上手く使ってあげる事です。首振りをせずまっすぐお辞儀をしちゃう時は、一旦アクションを止めてラインの弛みを作ってあげると首振りをさせやすくなります。

このラインスラックはフッキングの時にも重要で、バイト→反転の時にラインにテンションが掛かっていると“すっぽ抜け”が多発してしまいます。バイトが目で見えるので最初はビックリ合わせをしてしまったりもするのですが、しっかり反転させてからフッキングした方がキャッチ率は高くなるので、最初はラインの弛み具合などを目視しやすい色の5号ぐらいのPEラインが使いやすいと思います。

フックの角度の調整を

スナッグレス性能の高いフロッグですが、そのスナッグレス性能を最大限に活かすにはフックの位置の調整が重要。パッケージを開けた時や根掛かった後などは必ずフックポイントがボディから出過ぎていないか確認し、フロッグを頭から撫でて針先が出過ぎている場合はプライヤーなどでフックの角度を調整してあげてください。

フロッグのカラーとチューニングと

カラーのこと

カラーについてですが、自分はやっぱり「視認性」が重要だと感じています。カバーなどで視界が遮られる事が多く、バスからの視認性はもちろん、アクションを加える人間からの視認性も重要です。

僕がホームとしているうようなステイン〜マッディウォーターでは、基本シルエットがはっきりしやすいブラック系、かつアングラーからも見えやすい背中側に派手なカラーが施されているようなカラーがオススメ。また、クリアアップした時やクリアウォーターでは自分は「ビジブルシャイナー」が好きで多用しています。

ビジブルシャイナー

そして、どちらの水色でもイケるのがバブルガムピンク。

バブルガムピンク

視認しづらいカラーなどは、SPIKE-ITなどで背中に色を塗ってあげるのも良いですね。

チューニングについて

depsの各フロッグは本当に完成度が高く、あまりチューニングすることはないのですが…個人的に最近ハマっているのがスリザークのブレードチューン。

バシリスキーだと足がゴミに絡んで動かしづらいような浮きゴミやウッドチップでも使いやすく、そのままただ巻きでもブレードが回って広範囲にアピールできるので重宝しています。ブレードチューン用のアイテムなども売っていますしカンタンにチューンできますので、お時間がありましたら是非試してみてください。

持っておいて損はなし!フロッグゲームで必要なアイテム

チューニングする時や補修時にも使うので、「パンドー」や「ホールシーラー」などの接着剤を用意しておくと何かと便利です。

そしてフロッグゲームをやる時に必ず用意してもらいたいのがマウスオープナー。フロッグゲームをやっていると雷魚が釣れる事もあります。雷魚も貴重なゲームフィッシュなのでマウスオープナーを使って針を外し、優しくリリースしてあげてください。

キャスト→アクション→フッキングまで自身の技量が試され、ダイナミックかつ繊細なフロッグゲーム。是非この記事を参考に痺れる一本に出会っていただければと思います!

使用タックルはこちら

ロッド:HGC-65HF/GPスペックルレーサー SPECKLERACER

Length:6’5” 1piece|Lure Weight:3/16~3/4oz|Line:8~20lb|Action:Heavy Fast Taper|Grip Length:365mm(Grip脱着不可)|自重:約158g|Price:¥53,900(税抜¥49,000)

リール:BANTAM MGL XG(ULCUS ツインボールベアリングチューン)

ライン:Spiderwire Stealth Pink Camo Braid 50lb

deps

1996年設立。日本屈指のデカバスハンター奥村和正氏が代表を務める、京都府に拠点を置く総合ルアーメーカー。 ロッド「サイドワインダー」シリーズや「サイレントキラー」「デスアダー」といったプラグやワームなど、数々のデカバスに直結する名作を多数輩出。
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