マイナス21㌢からのプラス77㌢
西日本を中心に未曾有の災害をもたらした長雨により、琵琶湖は大増水となった7月4日22時にマイナス21㌢を記録して、7月8日10時にプラス77㌢を観測。一気に98㌢の増水となった。
琵琶湖付近では4日に台風7号が日本海を通過した際から雨が降りだしたが、5日から豪雨が続いて200㍉を超える雨量を計測。その後も断続的に降雨となり、水位は増加した。
周辺では姉川、安曇川上流で避難指示がでるなど洪水となったが、他県に比べて被害は少なかったが、道路は国道8号、1号、名神、新名神、京滋バイパス、北陸道が通行止めとなり、鉄道は湖西線、東海道線ともに運転停止となり、6日午後から7日は終日にわたり交通網は麻痺した。
湖面は5日以外は強風とならず、ボートさえ湖上に浮かべられれば釣りになるコンディションではあったが、マリーナによっては水門が閉鎖されたり、桟橋、スロープの水没などによりクローズとなってしまっている。
陸っぱりでは、増水により岸寄りにバスを含めた魚類が多く集まっているため、非常によいコンディションとなっているが、湖岸道路の駐車場などが増水により閉鎖になっており、足場の安全には十分な注意が必要な状況となっている。
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