一生モノ…とも称されるプライヤー。
「Ocean Pliers(オーシャンプライヤー) OP165HP/OP140P」。
強靭なリングを楽々と開くことのできるその力は、開けることのできないスプリットリングを探す方が難しいとも。さらに、メーカーのメンテナンスも受けることができ、本当に長く愛用できるプライヤー。
【一生モノのプライヤー】スタジオオーシャンマークの「Ocean Pliers(オーシャンプライヤー) OP165HP/OP140P」
さて、そんな「Ocean Pliers(オーシャンプライヤー) OP165HP/OP140P」が生まれるキッカケになったという、こんなスプリットリングの話。
TRACK Split Ring(トラックスプリットリング)
最大強度は、1200Lb / 540kg。絶対的強度を誇るSOMのスプリットリング「TRACK Split Ring(トラックスプリットリング)」。
もはや強すぎて快適に扱えるプライヤーがないことから「Ocean Pliers(オーシャンプライヤー) OP165HP/OP140P」を作ったという、現場主義を貫くSOMらしいといえばらしい、どこか矛と盾を連想させるような逸品。
「強度アップと段差を無くすプレス加工は、バネ性が失われアイを通すとリングが開く」という従来のスプリットリングにあった課題を解決し、大幅な強度アップを実現。
スタジオオーシャンマーク公式「TRACK Split Ring(トラックスプリットリング)」の詳細ページはコチラ
強靭な素材を高い技術で成型
通常の丸リングは片方のアイが1線で受ける時があり、半分程度の強度になることも。そこで、やや楕円のトラック形状にすることで、ファイト中は常に2重線でアイを受けるため、常に最大強度を発揮。
また、2重線でアイを受けるため、従来のようなリング端面の段差を減らすプレス処理が不要。そもそもプレス処理にはリングのキックバック性能を著しく低下させ、ルアーやフックを取り付けた際に開きっぱなしになるというデメリットがあることから、プレス処理をあえて施さずに製品化。
その最良のキックバック性能は、取り付けの際にパチンと元に戻る復元力を有するほど。
「ハーキュリー材 / NAS301H」という、極めて強い鋼材を採用。この強い鋼材をトラック形状に曲げられるのは、地元大田区の職人ならでは。「OGM=オオタガレージモデル」として登場することに。
ハーキュリー材 / NAS301Hの特長はズバリ高強度であること。従来のSUS300径と比較して引っ張り強度は約1.4倍にも。また、疲労強度、バネ荷重特性、耐ヘタリ性に優れるというのも特筆すべき点。
TRACK Split Ring M-Spec(トラックスプリットリング M スペック)
もう一つ。トラック形状はそのままに、より扱いやすいモデルとして登場したのが「TRACK Split Ring M-Spec」。
スタジオオーシャンマーク公式「TRACK Split Ring M-Spec(トラックスプリットリング M スペック)」の詳細ページはコチラ
オリジナルと大きく異なる点は、採用されている素材の違い。
SUS631を採用し、従来のSUS300 径以上の強度に加え、太軸のアイでも扱いやすい仕様になっていることが最大の特長。つまりオリジナルに比べ、ややマイルドな仕上がりになっているんですが、強くないのかといえば決してそんなことはなく。
同サイズで比較すると、Mスペックは#10で590lb/270kgという強度。1200Lb / 540kgというオリジナルの約半分の強度にはなるんですが、それでも十分強い。590lbのラインなんて存在しないので、数字だけで見ると世の中に存在するどのラインを使用しても、先にラインが切れるという強度。つまり、オリジナルが強すぎる訳です。
それぞれのスペック
強さは正義。すべては、その1匹を釣るために。
強いスプリットリングはいかがでしょうか。