釣りは当然魚を釣るのが楽しいのだけれど。やっぱり「この道具で釣りたい」っていう楽しみもありますよね。新しい竿で、思い入れのあるルアーで。その楽しみ方は人それぞれ。
この竿で釣りたいと思わせてくれる独特のフィーリングが新鮮だとコアなファンも多いのが、テンリュウのスピードスティック。
往年の名竿がテンリュウの倉庫に眠っていたのを発見し、当時グラスだったスピードスティックを振ってみると、グラスなのにダルさがない完成度に驚いたというテンリュウスタッフ。
そこから現代版にリビルドされたスピードスティックは、当時のスピードスティックのようなよく曲がり投げても掛けても気持ち高ぶるロッドとして発売されました。
グラスのようなフィーリングながら、リビルドされた新生スピードスティックは超低弾性カーボンが採用されている。スタッフたちが感じた新鮮なテイストは残しながらも、ブランクスやパーツマテリアルは現代のシーンにもマッチする。
スピードスティックを知らない世代にも、この竿面白いと新鮮な驚きを与えているという。
スピードスティック TSS #4-2611B
今回はその「スピードスティック」からTSS #4-2611Bをご紹介。
モデル | タイプ | レングス ( m [ft]) |
継数 | アクション | 仕舞寸法(cm) | ルアーウエイト(oz[g]) | 適合ライン (lb ) |
ロッド自重 (g) |
価格(税別) |
TSS #4-2611B | ベイト | 2.11[6’11”] | 2 オフセットハンドル |
RF | 177 | MAX1-1/2[42] | MAX25 | 141 | ¥47,500 |
シリーズ唯一の#4
シリーズ唯一の#4でレングスも最も長いTSS #4-2611B。対応ルアーウエイトもMAX1・1/2オンス(42g)と非常に広い。バスフィッシングにはもちろん、このテイストを様々な釣りで楽しんでほしいというのがテンリュウの心からのホンネであり、対応ウエイトの広さと何より飛距離を出せるスピードスティックはさらに幅をもたらせてくれる機種なのでは。
バスフィッシングなら、ウィードをカットして探るバイブレーションやワイヤーベイト。カバーでのフロッグゲームに最適。トルクフルなブランクは、抵抗の強いディープダイバーでも柔軟に受け止め快適なリトリーブが可能。また大型トップウォータープラグやS字系プラグにまで対応する。
当時のらしさと現代の技術と
巻きモノなど、バイトを弾かず乗せられる低弾性カーボンは実釣面でもアドバンテージがありますし、ティップがグゥ~ッと抑え込まれて入って、きれいに弧を描くのはやっぱり楽しいですよね。
ガイドはステンレスフレーム Kガイド(SiC-Sリング)。そこには現代のパーツマテリアルが使われているわけで感度ももちろん良い。とはいえ、フレームをあえてステンレスにすることでチタンと比較すれば若干ながら重くなる。ただ、この重みがキャスト時の曲がりをうながしてくれて、ルアーウエイトをしっかりと乗せて投げられるフィーリングを味わえるように考えられているそうだ。
ワンポイントにフックキーパーがあるのですが(折り畳み可能)、これも遊び心というか。例えばオールドルアーをここに引っ掛けて釣りに出かけたら、なんとなく写真でも撮影したくなりませんか?
当時のスピードスティックのロゴの雰囲気を残す、新生スピードスティックのロゴ。その近くにフックキーパー。もし思い出に残る魚が釣れたら、ぜひ一緒にお写真を。
まず、シリーズ最長レングスで遠投性能とパワーを持たせたモデル。
天龍公式スピードスティック詳細ページはこちら