「5Gの世界を知ったら、元には戻れない」
メジャークラフト・ヒロセマンの言葉ではあるけれども、これまでのメジャクラロッド愛用者においても「5G」シリーズを手にした人なら同様の感想を持つのではないでしょうか?
東レ・T1100Gカーボンを採用、ブランク自体を多軸方向のカーボンシートで構成する独自の「R360」構造…。最先端の素材と製法を惜しみなく投入した「5G」ロッドシリーズに、チヌゲーム用の「ブラックポーギー5G」が仲間入り。
下の実釣動画でヒロセマンが使用していたのは、スピニングモデルのBP5S-782ML。
ブラックポーギー5G
使用したスピニングモデルのBP5S-782MLは、機種名通り7フィート8インチの2ピースでMLアクション。ティップは繊細、掛けた時にバットが暴れずタメが利く。
隙を見て、こっそり持たせてもらったが、まずは軽い。すごく気持ちのよい軽さ。実力も確かで、ヒロセマンのキャストも軽く振り抜いているように見えて、ちぬキャンディ&ちぬクローがスパンッと飛ぶ。
実釣ではキビレ、マゴチ、メッキやハゼと多彩な魚種を釣ったがファイトには安心感しかなく、チヌで言うなら〝年なし〟といわれる大型も問題ないでしょう。
ティップは繊細で瞬間的なショートバイトをほんとに的確に表現してくれて、見ていても楽しかったのです。
このあたりはR360構造でカーボンシート自体を適材適所で繊維の向きを最適化していて、ブレも少ないから。
スピニングとベイト
今回使用したのはスピニングモデルで、先に述べた通りベイトモデルもある。
使い分けとしては、細かなことをいえば機種ごとに特徴はあるものの、基本的にはロングキャストが必要ならスピニングモデル、比較的近い距離をピンスポットで撃つ精度を求める場合や、ボトムコンタクト感知能力を高めたいならベイトモデルがよいでしょう。
非常に小さなガイドで先重りもなく、近距離の繊細な動きをより行いやすくしてくれる。
感度の高さは武器になる
軽さはもちろん、非常に高い感度も備えるブラックポーギー5G。
感度の高さは、魚からのバイトを感知するという面で大きなアドバンテージをもたらす。そして実際に様々な魚を釣ってくれたわけです。
ところがそれだけではなくて。ヒロセマンいわく、感度の高さはボトム形状の察知にもつながり、それはどちらかといえばボトム周辺の釣りが多くなるチヌゲームにおいて、根掛かりの前にその雰囲気を察知してかわすことにつながるという。
引っ掛かりそうになったら、ポンッとロッドを跳ね上げ根掛かりを回避する。根掛かりは付き物の釣りではあるけれど、感度の高いロッドを使用することで随分と回避しやすくなる。
ちなみに、この障害物を軽くかわした瞬間の、ごく小さなリフト&フォールが実は誘いになったり…。実際にズル引きから、引っ掛かりそうだなぁ…という瞬間に障害物をかわそうとロッドでかわすとヒットしたり。
とにもかくにも、軽く・感度が高いブラックポーギー5Gは、メジャクラ史上最強のチニングロッドとなるのは間違いない。
それから…。東レT1100Gカーボンに、高いガイドスペックを持って、価格は以下。リアルなところ、恐らく満足度の高いロッドで末永く使えると思いますし、本当の意味でコスパに優れたロッドなのでは?
現時点では以下の4機種が登場予定!お楽しみに!
モデル | タイプ | ルアー(g) | ライン(PE・号) | アクション | 本体価格(税別) |
BP5S-782ML | スピニング | 3-15 | 0.3-1.0 | RF | 26,000円 |
BP5S-782M | スピニング | 4-20 | 0.4-1.5 | RF | 26,500円 |
BP5B-782ML | ベイト | 3-15 | 0.3-1.0 | RF | 26,000円 |
BP5B-782M | ベイト | 4-20 | 0.4-1.5 | RF | 26,500円 |