ルアーニュースRをご覧の皆様、O.S.Pソルトスタッフの“鈴木孝啓”です。
こちらの記事が掲載されている今頃は、様々なパターンでチヌを狙うことができる初夏に差し掛かっていると思います。狙えるレンジもトップからボトムまで、そして非常に沢山のメソッドで楽しめるようになっているでしょう。という訳で! 今回は私のホームである浜名湖を例に、夏の様々な攻略パターンをレンジ別でお届け!
醍醐味!トップチニングについて
浜名湖で行う夏のチニングと言えば、やはりトップの釣り!
ポッパーやペンシルベイトなどのトップウォーターの釣りを代表する2つのプラグを使い分けて狙っていくのですが、僕が良く使っているのがO.S.P「ラウダ―50」です。
Length | Weight | Type | Color | Price |
50.0mm | 4.7g | Floating | 20 | 1,650円(税込) |
O.S.P公式「ラウダ―50」詳細ページはこちら
一番の魅力はサイズ感をはるかに凌駕する飛距離。
飛距離が出ると魚にアピールできる時間も長くなるのはモチロン、「ラウダ―50」の場合独特の形状が水をシッカリ掴み、移動距離を抑えつつ、アピール力の高いポッピングができるため、広範囲の魚の興味をシッカリ引き付けることができます。
そして、ポッピングのみならず細かい首振りのドッグウォークアクションも可能で、二役を高い次元でこなしてくれます。1つのルアーで広い範囲を、異なるアクションを織り交ぜながら効率良く探ることができる万能ポッパーの位置づけであり、是非皆さんのタックルBOXにも1つ入れていただくことをオススメいたします。
トップの釣りの良さは、ルアーをトレースしたラインが正確に把握できること。
これによる恩恵は非常に大きく、特に縦ストラクチャー際などを正確に狙う釣りでは非常に有効です。水中に潜ってしまうルアーであれば目視で見えない分、スタックの可能性を恐れてストラクチャーとの距離を取る必要が出てきます。要するに魚との距離も自然と遠くに取ってしまいガチ。それでは、魚に口を使ってもらうことが難しくなってしまいます。トップウォータープラグだとストラクチャ―になるべく近いラインを正確にトレースでき、アピール力の高さでチヌを浮かしてこれる。狙い通りのコースにキャストが決まり、トレースすることができればチヌが飛びだしてきて、その1匹の価値は偶然釣れた魚とは別格。居場所を把握することで、今後に活かすことができる価値のあるものになると思っています。
水面直下攻略ではあの特殊ルアーが威力を発揮!
トップの次は水面下にレンジを落とすアプローチも行ってみましょう。
先ずは水面直下。私はトップの釣りが好きだということもあり、日中はこの水面直下の釣りをほとんどしません。しかしながら、このレンジが非常に有効なタイミングがあります。それは夜にシャロ―エリアへ差してくるタイミング。シャロ―に上がってくる個体は、リスクを冒してシャロ―に入ってきているため、非常に活性が高いと想像できます。そんな時はO.S.Pの「ピクロ68SSS」を使い、スローなタダ巻きに、ロッドでチョンチョンとアクションさせてはステイなどをして、チヌを誘っていくと非常に効果的にチヌの興味を引くことができるので使用していただければと思います。
Length | Weight | Type | Hook | Other | Color | Price |
68.0mm | 4.6g | Super Slow Sinking | リュウギ ピアストレブルダガー#10(前後) | リング:ラインアイ#2、フックアイ#1 特殊繊維&チューブ2回分 |
11 | 2,035円(税込) |
O.S.P公式「ピクロ68SSS」詳細ページはこちら
ミドルレンジ攻めではシャッドが有利に
次はミドルレンジの釣りについて。トップの釣りと同様、日中に行います。
このレンジに手を出すのは少し上達してからが良いと思います。目に見えない上に、ルアーやロッドで変化を感じ取ることも必要なこの釣りは難易度が高いです。シャッドを使って、ブレイクの上でエサを探しているチヌに口を使わせるのですが、アクション方法は“2回ジャーク&2秒ポーズ” を軸にしたジャーキングがメインに。
バイトは止めているタイミングに出ることが多く、その引っ手繰るようなバイトが病みつきになります。このタイミングで主に使用するルアーはO.S.P「ハイカットDR SP」ですが、タングステンウエイトの移動重心で同クラスのシャッドより飛距離が出るのと、深いレンジまで到達してくれるため重宝します。
Length | Weight | Color | Hook Size | Price |
60.0mm | 5.6g | 27 | #10 | 1,815円(税込) |
O.S.P公式「ハイカットDR SP」詳細ページはこちら
特にシャッドというルアーは、リップが長く空気抵抗も大きいので飛距離が出にくいルアーで飛距離に悩まされることが少なからずあると思いますが、ストレスなく使用できる「ハイカットDR SP」は強力な武器になってくれていると思っています。
流行りの“フリーリグ”を使ったボトムチニング攻略
近年、爆発的に流行った釣りと言えばこの釣りですよね!フリーリグ。
昨今のチニングはこの釣り抜きだと語ることができないほど、メジャーなメソッドになっていますが、やはり浜名湖でも非常に有効で人気があります。ただし、浜名湖にはボトムワインドという強力なメソッドも存在しており人気が二分している状況。フリーリグの場合だと「ドライブホッグSW」や「ドライブクローSW」(2in)などのワームがチヌの反応も良くオススメです。
Length | Color | Count | Price |
2.5in | 6 | 5 | 858円(税込) |
O.S.P公式「ドライブホッグSW」詳細ページはこちら
Length | Color | Count | Price |
2in・3in・4in | 11色 | 10(2in)・7(3in)・6(4in) | 858円(税込) |
O.S.P公式「ドライブクローSW」詳細ページはこちら
「ドライブホッグSW」は複数のパーツが常に揺らめいてアピールしてくれます。
特にフラの部分が止めても動き続けてくれるので魚に見切られにくいです。多くのクロ―系ワームとは違って強い動きはあまり出さないので、魚が居ると分かっている場所で口を使わせたい時に使用すると有効です。それに対して「ドライブクローSW」(2in)は、爪の部分がバタバタと激しく動くためアピールは強め。小粒なサイズ感で、空気抵抗が少なく飛距離が出やすいところと、魚のバイト時に口の中に入りやすいアドバンテージを生かすシチュエーションで使用すると有効だと思います。
ボトムワインドやメタルバイブレ―ションを使用したボトムノックアクションも試す価値アリ!
また、ボトムワインドであれば新製品の「Glidy(グライディー)」(15g)に「ドライブスティック」(3in/3.5in)がオススメで、非常に不規則なダートでアピールしてくれて、やる気のないチヌでもバイトへ持ち込む力を秘めています。
Weight | Count | Price(税込) |
15g / 20g / 25g / 30g / 40g | 2個入り | 15g 715円 / 20g 770円 / 25g 803円 / 30g 858円 / 40g 935円 |
O.S.P公式「Glidy(グライディー)」詳細ページはこちら
Length | Color | Count | Price |
3in・3.5in・4.5in・6in | 54 | 10(3in)・8(3.5in)・7(4.5in)・6(6in) | 858円(税込)エコトーナメント対応モデル(Fマーク有) |
O.S.P公式「ドライブスティック」詳細ページはこちら
フリーリグは根掛かりしやすいハードボトムのポイントを中心に比較的水深の浅い~3.0mまでを攻めるのに適していて、ボトムワインドは比較的水深が深いポイントが適していると考えています。そして、安定した釣果より1匹の大物を狙っていく時は、メタルバイブレーションのボトムノックが非常に有効です。雨で濁りが入った後のド茶濁りの中を、波動の強いメタルバイブレーションでボトムノックさせてみて下さい。良いサイズのクロダイが反応してくれますよ。
このパターンで良く使用するルアーは、O.S.P「オーバーライド」(1/2oz)。立ち上がりが早いので、物に当たった後の動き出しが非常に良く、そのタイミングのバイトが多いのもこの釣りの特長です。
Weight | Color | Price(税込) | Hook Size | Snap Size | Length |
1/8oz.(3.5g)、3/16oz.(5.4g)、1/4oz.(7g)、3/8oz.(11g)、1/2oz.(14g) ECO: 3/16oz、1/4oz |
25色 ECO:10色 |
1/8oz. 902円、3/16oz. 913円、1/4oz. 935円、3/8oz. 990円、1/2oz. 1,045円 ECO:3/16oz. 880円、1/4oz. 900円 |
1/8oz. Front#12 Rear#10、3/16oz. #10、1/4oz. #8、3/8oz. #6、1/2oz. #5 | 1/8oz. #0、3/16oz. #0、1/4oz. #1、3/8oz. #1、1/2oz. #1.5 | 1/8oz. 35mm、3/16oz. 38mm、1/4oz. 42mm、3/8oz. 48mm、1/2oz. 52mm |
O.S.P公式「オーバーライド」詳細ページはこちら
ぜひ紹介させていただいた内容を参考に、夏のチニングを楽しんでみていただければと思います。
使用タックルについて
最後に普段私が使用しているタックルも紹介。ぜひ参考にしてみてください。
※主にトップ、シャッド、軽量フリーリグなどに使用
ロッド:シルベラード(GSIS-742ML)【オリムピック】
リール:ヴァンキッシュ 2500SHG【シマノ】
メインライン:G-soul X8 アップグレード(0.8号)【XBRAID】
リーダー:シーガーグランドマックスFX(12Lb)【クレハ合繊】
シンカー:タングステンシンカー(2.5g~10g)
※主にフリーリグ、バイブレーション、ジグヘッド+ワームに使用
ロッド:シルバーウルフ(76MLB-S)【ダイワ】
リール:シルバーウルフ SV TW PE SPECIAL1000XHL【ダイワ】
メインライン:磯センサーSS+Si(0.8号)【ダイワ】
リーダー:シーガーグランドマックスFX(16Lb)【クレハ合繊】
シンカー:タングステンシンカー(3.5g~14g)
これから全盛期を迎えるチニングゲーム! 流行りの釣りに固執せず、色んなメソッドでチヌを釣ってみるとまた違った楽しみや自分に合った釣りやフィールドに気づくことができるかもしれません。釣りの楽しみ方は人それぞれだと思います。1尾の価値ある魚に出会って、1日の疲れを吹き飛ばせたら最高ですよね。チヌは思った以上に皆さんの身近な所に居ながら攻略することの面白さや、強烈な引きで釣り人を魅了する素晴らしいターゲットだと思います。
是非皆さんも、O.S.Pのルアーを使用して夏のチニングを楽しんでください。