なにかこう、覗き見というかイケナイことをしているような。
でも気になるし見てもいいなら見てみたい、プロトモデル。
そういえば、こちらの動画で赤塚さん「20本近いプロトロッドの開発を進めている」なんておっしゃられていて、先日公式にその一部のプロトモデルが公開。そりゃ見てみたくなる訳で、早速ご紹介。
BRIST 8.5XXH
こちらのプロトのコンセプトは「ショア・オフショア兼用のベイトキャスティングでビッグプラグを用いて大型の魚を魚を狙う」というもの。
大口径リールと太糸使用を考慮したガイドセッティング、ファイト時や指レベルワインドの際にアングラーをサポートするフロントグリップを搭載。
しっかりと曲がり込み、針の曲がりやラインブレイクを阻止することができる1本で、ファイトしてもフックの曲がりはほとんど無く、結束部やリーダーへの負担も最小限に抑えることができる…とか。
10kgクラスの青物やモンスターシーバスに照準を定めた「BRIST 8.5XXHプロト」。最終プロトも完成している?とか。…楽しみです。
BRIST RIPLOUT9.0M+
「シーバスゲームでどんな場面でもオールラウンドに使える9ftというレングスのリプラウトが欲しい!」
こちらのプロトはそんな思いから始まったんだそう。
8~12cmのルアーがメインの場所で、不意にコノシロが差してきた…など、ビッグベイトが有効な状況にもしっかりと対応できるロッドになっているようです。強めのバーサタイル・ロングロッドを目指してテスト中とのこと。
Beams inte7.7UL
続いては、こちらの動画でも使われていたロッド「inte77UL」。
開発当初は「ハードプラグを使うこと」を前提にテストは重ねていたとのことですが、もちろんジグヘッドも投げられるそうな。
ちなみに、ロックフィッシュ、アジ・メバだけでなく…
テストでは60cm台のマルスズキが登場。このときもロッドはなんの問題なかったそうで、フィッシュマンロッドらしさを垣間見たような。
張りを出したい、でも曲げるところはしっかり曲げたい、さらに1g台も投げたい…そんなワガママが叶うロッドになるよう、まだまだテストを続けていくとのこと!
Beams inte9.8UL
公開されたプロトロッドの中でも一番の異色と言えば異色でしょうか。
10ftに迫るレングスのウルトラライトベイトロッド。
フィッシュマンロッドの中からライトゲームで人気の「Beams inte 7.9UL」。これの15m先で同じ釣りができたら、これまで獲れなかった魚が獲れるんじゃ…みたいな所が開発コンセプトのようです。
遠くに飛ばせることだけがメリットということではないそうで、普段より2~3歩下がった立ち位置で安全に釣りができ、今まで諦めていた高い潮位でも同じポイントにエントリーできるんだとか。
またテスト中にはロックフィッシュだけではない、意外な大型ゲストも登場。
その引き味で多くの磯釣り師を魅了する40オーバーのメジナ!これをいなせるパワーも秘めているという。
PE0.5号、リーダー1.25号という繊細なセッティングをいたわりつつ、セーブ無しの全開キャストが可能で、振り終わりもビシャっ!と完璧に収まるとのこと。
足場の高い所やサラシを被る磯際、また、バチシーバスやマイクロメタルゲームなど…マイクロルアーの遠投が必要なシーンで活躍する異色のベイトロッド。こちらも完成が近いとか。
…これだけじゃない
冒頭でもお伝えした通り、進行中のプロトロッドは20本以上。つまり、紹介したロッドは数あるプロトロッドの中でもごくごく一部。
ちなみに、こちらの動画で紹介されていたのは…
ショアジギロッドの「BRIST VAJRADANA10XH」と、この動画から開発がスタートしたという「BC4 11H」。
そして、こちらの動画でも…
エギングロッドのプロトモデル、使われてましたよね。
なお、いずれもプロトロッドなので、もちろん発売までに仕様やネームが変更になる場合もあり。楽しみですね、今後の展開が。
…よくよく考えれば「プロトロッド、ばんばんFishmanTVに出てるじゃないか!」と。そういった意味でも、ちょこちょこ動画をチェックしておくと、「お、あれがこうなったのか」みたいに、ロッドのことがよく分かる気がして。
これからもFishmanから目が離せない!
Fishman