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今年は狙える年。ギルの少ない琵琶湖で「ブルシューター160」がハマる訳/林 陸功

寄稿:林 陸功
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春のバス釣り特集

ブルシューター×フナパターン

では、僕が考えるフナパターンの概要を解説していきます。

効果的だと考えているシーズンはフナが接岸してくる季節、つまり3月から6上旬くらいまで。シーズンを通して基本となる狙い所はフナが接岸してくるシャローエリア。80㎝くらいから6mエリアまでの普段ならシャロークランクやスイムジグ、バイブレーションなんかを巻いているエリアです。

フナを意識しているバスに対し、この時期の定番であるスイムジグやブルフラットが効かないこともあり、そんな時がブルシューターの出番で良く投げています。

また上記のようなエリアに濁りが入っていればよりベストで、警戒心を薄めつつしっかりと水押しでアピール。他のルアーで興味を示さないバスがブルシューター160は一撃で食ってくることが多い印象です。

フナパターンの使い方

特に今年はフナが寄っているのか…ロックエリアをメインに漁港の壁や杭回りでの釣果が目立っています。ちなみにロックエリアはこの先のアフターシーズンでも例年釣果が出ているので、まだまだ今後にも期待したい所。

使い方ですが、ロックエリアではストップアンドゴーが基本となります。ここでのキモは「ルアーを岩にガンガン当てること」。ヒラを打つようなイレギュラーなアクションに加え、ポーズ中は惰性で漂うブルシューター独特の食わせアクションが出せます。

PVC素材の胸ビレはスイミング時にはボディに張り付き、ステイ時にはホバリングするかのように張り出すという特長があり、また腹ビレはフックの絡みつきを押さえつつキレのあるトゥイッチやジャークアクションを演出。

つまり、岩にガンガン当てながらのストップアンドゴーというのは、ルアーの特長を活かせる釣り方でもある訳です。

放置やタダ巻きも有効

また、そのリアルなフォルムに加え、ただ巻きでは強烈に水を押しながらアピール。

今年釣果が目立っているもう一つのポイント、漁港の壁や杭周りでは荒れた時に限り「放置」というパターンが効いています。これは日々叩かれている漁港で警戒心が弱くなる荒れた時によりナチュラルにアピールできる「放置」が効いているという印象。また、ロックエリアでも少し水がクリアウォーターだなと思うエリアでは、スピードで騙せる「タダ巻き」で食ってくることも多く、実際タダ巻きを多用しています。

いずれの場合も、バイトは結構激しめ。手元に「ガツン」ときます。ちなみにこの釣りで狙えるアベレージサイズは3500g位から。上は4~5000gまでの実績は十分あります。

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