和歌山・串本沖のディープタイラバ。
サンマジックⅡに乗船したヒロセマン。ディープならではの多彩な魚種を釣り上げていくのであったが…。
この日、一時的に比較的シャローな水深45mほどに入った時、取りだしたのはメジャークラフトのタイラバロッド「レッドバック5G」から6月に追加機種として登場を予定しているスピニングロッドRB5-S66L/S。
そして、それにタイラバではなくてジャイアントキリングブランドから展開されたNEWスピンテールジグ「ボンバースピン」40gをセット。
つまりはシャローキャスティング仕様のレッドバック5Gに、サワラキャスティングをメインとするジャイアントキリング・ボンバースピンの組み合わせで、広範囲から斜め引きでアプローチ。
サワラだけにあらず…な「ボンバースピン」
ジャイアントキリング・ボンバースピン。基本的にはサワラキャスティング用ブレードルアーという位置づけではあるが、サワラだけではもったいない。そう思わせてくれた。
サワラはもちろんなんだけれど「やっぱりオオモンハタなんかはブレードのフラッシングが大好きですしね。アカハタなんかも釣れるんじゃないでしょうか…」とヒロセマンが話すや、ガッツリとアカハタがポンポンとヒット。
バーチカルではなく横の釣りで、抜群の刺さりを見せるフッ素コートのフックに掛かるのである。
ジャイアントキリング ボンバースピン | |
ウエイト | 価格 |
20g | ¥650(¥715) |
30g | ¥700(¥770) |
40g | ¥750(¥825) |
60g | ¥800(¥880) |
メジャークラフト公式ジャイアントキリング・ボンバースピン詳細ページはこちら
投げて、沈めて、巻くのみ!!
サワラのいわゆるブレードジギング用をメインに開発されただけに、扱い方は簡単。キャストしてボトムを取ったら巻くだけ。
サワラの場合は、基本的に高速リトリーブでスピードで騙すというか、見切らせないことが大事になります。
しかしながら、今回はタイラバの中でボンバースピンを投入したわけで、いわゆる〝リールから煙が出るほど〟なんてリトリーブスピードではなくともしっかりとアカハタが。
ブレードの力
これにはブレードの力を感じられて、ベイトフィッシュライクなフラッシングが魚を寄せたのではないかと。
このブレードは、単体販売もされている簡単ブレードフックを搭載。コロラドタイプのブレードは巻いてよし、落としてよしの高実績で、かつフッ素コートされた刺さり抜群のシングルフックがしっかりと魚を掛けてくれます。
ちなみにブレードカラーは本体カラーと合わせたゴールドまたはシルバーが標準搭載。
直進安定性に優れる
そして、そのブレードがよりよく動くように、リア側の薄いプレートが少し伸びているのがキモで、これがキールの役割を果たし直進安定性に優れ、ブレードの動きを妨げない。
だから、高速巻きではもちろん、今回のようにそれほど速いリトリーブでない場合もしっかりとトラブルなくブレードが動く。
沈みも動き出しも早い
また、スリット形状のラインアイを採用していて、キャスト時の姿勢が安定。動き出しの時にはスナップが前方に移動するから、巻き始めた瞬間の動き出しの速さも優れています。
そしてフロント重心&低重心ボディで沈みが速い。そのためレンジ到達が速く、手返しもよくなる!
フロントアイもある
ちなみに、フロントにもフックアイがあり、サワラでは基本的にリアのみだとは思いますが、フロントには各種アシストフックを接続できる仕様に。
このあたりの幅も、「サワラ特化型だけどそれだけじゃもったいない」なんて思わせてくれたのでした。
このところ、タイラバやタイジグ、そしてSLJなど、かなりクロスオーバーしてくる場面が増えてきています。
実は、ジャイアントキリング・ボンバースピンはサワラのみならず、状況を打開したい時の隠し玉的存在になるのでは?
ぜひ一つ忍ばせてみてはいかがでしょうか?