これまで強いカレントで南湖に流入していたアユと同時にハスも消えてしまうため、パターンが消滅…
アユが消えてしまうと、同時にハスの群れも南湖内から消えてしまうためにアユパターン、ハスパターンが消滅する。
カレントが弱まってもしばらくは南湖内にいるが、梅雨が明けて水温が上昇するに従いアユ、ハスは消えてしまう。その水温の目安となるのが25度ぐらいだろう。
この水温25度を越えると同時に南湖内はギルとエビ類の捕食がメインとなり、ウイード内部に入ったり、フォーリングへの反応がよくなる。そのため、このアユとハスが抜けたぐらいのタイミングで横方向のキャロへの反応が弱くなり、水面直下の巻きパターンなどが効かなくなる。
反対にウイード内部でのパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)、フォーリングのジグやネコリグ、ジグヘッドに反応がよくなる。
このように瀬田川堰の放流量によって南湖内のベイトフィッシュの種類が変化することにより、南湖内のパターン変化が発生する。
さらに、北湖からの流入水が減少するため、クリアな水が南湖から減り、濁りのあるエリアが増加する。濁りが増加することでワーム系の釣りから、クランクやスピナーベイトなどのハードルアーの釣りが好調になる。この場合はマグナムクランクなどの波動系がよくなり、浅いレンジではチャターベイトが効果的となるのもこの時期の特徴だ。(6月23日配信へ続く)
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