テンリュウのライトSWゲームロッド「ルナキア」。
全6機種が揃い、主にアジ&メバリングでの様々な状況やリグに合わせた個性溢れるラインナップ。居食いバイトを感じられる機種、リアクションを狙う機種、リグにおいてもジグ単からフロート、メタルジグなどに好適な機種など隙のない陣容。
ルナキア822S-HT
その中で、LK822S-HTはかなり特異な存在。
全長 | 継数 | アクション | 仕舞寸法(cm) | ルアーウエイト | ライン(lb) | PE(号) | リアグリップ長(mm) | 先径(mm) | 自重(g) | カーボン/グラス(%) | 本体価格(税別) |
2.49cm[8’2″] | 2 | RF | 127 | MAX25 | MAX10 | MAX0.8 | 305 | 1.4 | 82 | 95/5 | ¥41,000 |
スペックは上記の通り。他機種と比較し、長い。そしてHパワー。
さらにはMAX25gのルアーウエイトとPE0.8号まで使用できる設定。数字上の話にはなるが、ルナキアでありながらその存在感は独特。
しかし、8フィート2インチでありながら、82gという軽さは強くても軽さと感度、操作性を求めて生まれた結果で、やはりルナキアなんだと感じさせる。
遠投&パワー重視フィネスモデル
まず、アジやメバルでは抜群の飛距離を活かして、フロートリグやメタルジグで外洋に面した遠距離攻略が可能。
バットにはライトゲームロッドらしからぬパワーがありながら、想像以上にティップは繊細。もちろんジグ単特化機種と同様に繊細とまではいかないが、遠くのバイトを感じられるだけの感度があり、また複雑な地形からやや強引なパワーファイトで寄せられるアドバンテージがある。
ギガアジ、尺オーバーのメバルがロングディスタンスで狙える状況…というなら候補に入れたい機種だ。
そんな飛ばせて強めな822S-HTだから、アジ・メバル以外にも広く使える。バットにはC・N・Tコンポジット。溜めていれば自然と魚が寄ってくるようなフィーリングで安心感がケタ違い。
いよいよ盛期となる全国のチニングや、初夏ごろから盛り上がりを見せるであろうライトロックフィッシュにも対応する。マダイやちょっとした青物まで上げられるパワーがあるそうだ。
チニングやロックフィッシュにも
先に、ルアーウエイトMAXが25gと述べたが、10~20gほどのキャロライナリグやフロートリグ、14~20gほどのメタルジグなど、加えてジグヘッドなら5~10gほどが扱いやすい設定。
とにかく対応する幅が広いのが魅力で、実際のところ3g程度のジグヘッドでも十分な操作性と感度を持っている。
アジ・メバルロッドとして見ると異色に見える。だが、実は1本でライトSWゲームをかなり守備範囲広く対応するので、これからハイシーズンを迎える魚種にもグッドな、隠れた万能系なのかも!
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