元祖ギル型ルアーのひとつといえるT.H.タックルのZOE(ゾーイ)。
これに惚れ込んだテイルウォークの中村宗彦さんが、その基本性能は踏襲しつつ、さらにタフコンに強くバスを騙すために、表層攻略と食べごろなサイズ感を意識してリリースしたのがNakachaaan ZOE(ナカチャーンゾーイ)。
Nakachaaanとは中村宗彦さんのニックネームである。
ナカチャーンZOE
まず、なんかこう…見た目のヌメリ感というのですかね。この見た目に惹かれませんか?
芦ノ湖をホームとする中村さん。クリアでタフな湖であるが、オリジナルと比較し若干のサイズダウンとスリム化を施した。先に述べた通り、老獪なバスを表層で騙すため。もっとバスに「食べたい」、「これなら食べられる」と思わせるため。
やはり表層というのは、バスにとってはエサを追い込める壁であり、スローリトリーブからトゥイッチやジャーク、あるいはステイなど、多彩なアプローチができるZOEは対応力が広く、ナカチャーンZOEは食べやすさもプラスしたかたち。
また、広く正確に探れることも意識した。
ウエイトをやや後方にすることで、シンプルに飛距離を確保。これは飛行姿勢の安定にもつながり、ピンスポットへのキャスト精度ももたらしたそうだ。
ペラとブレード、そしてシリコンスカート
フロントにはペラ、リアにはフック直付けのブレード。2種類による、水の撹拌とブレードの明滅、異なる回転波動がバスを誘う。
また、テールにはシリコンスカート。激タフな時にわずかな水流で動くこのテールが、食うか食わぬか、迷っているバスの捕食スイッチを入れることが多いという。
そして先に述べたように、なんというかナマ感のあるカラーも、いかにも効きそうに思えてしまう。
タフレイク芦ノ湖で実績を残してきた中村宗彦イズムが注入されたZOEとは、まさにこれなのだろう。
■推奨ブレードサイズ:#3.5
■推奨フックサイズ:#4(フロント)/#4(リア)
■全長:82mm
■ウエイト:24g
■税別価格:3,300円
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