最近、いっそう力が入っているような。
何がって、ファンにはおなじみ「フィッシュマンブログ」が。
先日「HowTo」カテゴリが新設され、ベイトキャスターならチェック必至。そして、つい最近配信された内容もなかなか、興味をそそるモノがある。
【初めての1本に】どっちつかずじゃない、本当の意味でのバーサタイルロッド4選
基本的に全ラインナップ、強靭なバットに素直に曲がるティップが持ち味で「バーサタイル」を地でいくフィッシュマンロッド。いずれも人気のアイテムばかりで、最初の1本にどれを買おうか…なんて悩むアングラーも多いのではないかと。
で、こちらの内容。意外とありそうで無かったんじゃないでしょうか。
取り上げられているのは以下の4本で、気になるその一部をご紹介。
フィッシュマン公式「BeamsCRAWLA8.3L+」詳細ページはこちら
バチ抜け用の軽いミノーを橋脚まで飛ばせるキャスタビリティーと、ランカーを引きはがすバットパワーを装備。L+(エルプラス)シリーズのコンセプトは共通していて、軽いルアーから一般的に使われるであろう14cmミノーなどまでが扱いやすいブランクスを目指した。特に8.3L+は河川などの手前の橋脚際までライトプラグを届けることができるキャスト性能と、ランカーを縦ストラクチャーなどから引き剥がすことができる強いバットパワーを装備させた。これは本流などでディープミノーのトゥイッチングなどの釣りで、5kgオーバーの魚を狙うアングラーにも向いている。
フィッシュマン公式「Beams Xpan7.10LHTS」詳細ページはこちら
「延長=Xpan」と名付けられたテレスコピックロッド、ビームスエクスパン4.3LTSは渓流や源流フィールドで大活躍したが、そのモバイル性能はそのままに、7ft10inの長モノとして登場。
釣り場に着いたら、縮めたブランクスをススっと伸ばせば即キャストが可能で、ターゲットはライトゲームを超え、ビッグフィッシュにまで手が届くパワーとレングス。ヤブ漕ぎや山越え、磯や渡し船のライトショアゲーム。川敷を自転車でランガン、果ては飛行機での遠征。10gを切るライトプラグから1oz強のメタルルアーまで幅広く使える性能は、アジから大型シーバスやサクラマス、果ては海外のサーモンまで幅広く対応可能。
フィッシュマン公式「BRISTcomodo7.5H」詳細ページはこちら
基本設計は一般的に使用される30g~120gビッグベイトを快適に投げられることを目的として開発がスタート。ウェーディングを考慮したやや短めグリップ長で、全体的に6.10XHよりマイルドであるが胴はバイトからのアワセ時のために張りを持たせて、ティップはドリフト時のバイトに食い込みが良くなるように粘るマテリアルを多めにし、外側に高弾性と75度カーボンを実装することによりシャープさも感じられる。これにより意のままのアクションを出すための操作性向上へとつながった。
特に追求したのはこのティップ。軽いルアーを扱えるように柔らかくしすぎると今度は重いルアーを扱う際に重みでブレてしまいキャストが乱れてしまう。 何度も試行錯誤を繰り返し柔らかいが張りをも感じられる、ビッグベイターの欲求を叶えるベイトロッドに仕上がった。
フィッシュマン公式「BC4 8.0MH」詳細ページはこちら
汎用性を高めた8ft、4ピースパックロッドで不意な大型魚ですらカバーする8ftベイトロッド。用途はシーバスやイトウ、アカメなど大型魚から、五目釣りにも対応。ルアーウェイトはビッグベイトから、10g前後のルアーまで使用可能。この長尺ロッドに求めたものは、鞭のようなしなやかさと強烈な張り。これによってさまざまなウェイトのルアーが投げやすく、かつ高弾性カーボンを数層巻いているので感度重視の釣り、ボトムタッチの釣りにも使える。また、国内外の釣りで出くわしてしまうかもしれない大型魚への対応は、グリップ部上の22cmに強いバットが装備してあり、続くその上の#3の張りと粘りで強烈な引きを吸収できるようカーボンマテリアルを複数装備している。
ロッド全体を使ってルアーを遠くに飛ばし、アクションの釣り、巻きの釣り、ボトム感知の釣りをも対応できれば用途はさらに広がる。テストした魚は、シーバス、イトウ、キングサーモン、シルバーサーモン、ターポン、ルースターフィッシュ、シイラ、大型トレバリーなど多岐にわたる。
ミドル~ヘビーまでを網羅
そう来たか…な4本。スペックをまとめるとこんな感じ。
品名 | 全長 | マテリアル | ガイド | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | グリップ長 | ルアーウェイト | ライン | 販売価格(税抜き) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BeamsCRAWLA8.3L+ | 253cm(8.3ft) | 4軸カーボン | Kガイドチタン+ステン | 210g | 3ピース | 98.5cm | 44.5cm | 6~28g | PE1~3号 | ¥49,800(+税) |
Beams Xpan7.10LHTS | 239cm(7ft10in) | 4軸カーボン | ステン+Kガイド | 183g | 5ピース(テレスコピック) | 58cm | 42cm | 6~28g | PE1~3号 | ¥39,800(+税) |
BRISTcomodo7.5H | 229cm(7.5ft) | 4軸カーボン | Kガイドチタン+ステン | 235g | 3ピース | 85.5cm | 41.5cm | 10~120g | PE2~6号 | ¥58,000(+税) |
BC4 8.0MH | 244cm(8.0ft) | 4軸カーボン | Kガイドチタン+ステン | 228g | 4ピース | 65cm | 42.2cm | 8~55g | PE1~4号 | ¥59,000(+税) |
いずれもスペック表記だけ見ると10g前後のルアーから使用可能で、上は28g~120gまで使用可能。
うーん、さすがに懐が深い。さらに言うと、3ピース、4ピース、テレスコと選べる継数になっていて、自分が行くであろうフィールド、使うであろうルアー、遠征も視野に入れるかどうかなどに合わせて選べば良いという感じ。
後、個人的にはシリーズを通してブレないロッドのデザインも、良い意味でソルトっぽさや渓流っぽさがなくどんなフィールドにも映える。これぞバーサタイルロッドという印象。
ちなみにブログでは…
もちろん、バーサタイルロッドはこれだけにあらず。渓流ならBeams blancsierra5.2UL、ライトバーサタイルならBeams LOWER8.6L、その他元祖バーサタイルなBRIST MARINO8.0M、Beams RIPLOUT7.8ML…など、基本的にはどれを選んでも間違いのないロッドばかり。
その理由はフィッシュマンロッドに一貫したコンセプト。いずれも胴部から根本までもが柔軟に曲げられるように設定しているので、ベイトロッドに慣れていない方でもピン撃ちができ、飛距離も出せて、かつ快適にキャストできる性能を秘めているからです。出典:フィッシュマンブログ
とのことで。
こんなロッドばかりラインナップされちゃ、そりゃフィッシュマンユーザーが「また1本、もう1本…」と沼っていくのがわかるような。
さぁ、貴方は最初の1本どれにしますか?
Fishman