「ヘアリーフライ3″ ECO」が5月の登場を控える。
ティムコのPDLシリーズに加わるへアリーフライ。ご存じの方も多いとは思うが、PDLとはプロ・デザイン・ルアー。では誰が…と言われれば、やはりこの人、山岡計文さんがプロデュースしたもの。
以前配信した山岡さんの実釣動画でも、その性能をまざまざと見せつけてくれた。
推奨タックル
ロッド:6’0″~7’0″程度のUL~Lアクションのロッド
ライン:3~5lb.ライン・0.3~1号程度のPEライン
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まずへアリーフライはエラストマー素材である。これまで様々なエラストマー素材のルアーを展開してきたティムコだが、エラストマーの浮力の高さと、よく伸び弾力性に優れた特徴がある。
そして胸ビレ、尾ビレをイメージしたという毛のような化繊メルティーヘアがある。
ボディ形状を見ると、クビレ。当然つながってはいるのだが、これがテールのアクションをよりフレキシブルなものにする。
浮力があり、よく動き、そして止めてもメルティーヘアが誘う。そんな特徴を持つ。
動かしても止めても
まず、高い浮力を生かしてノーシンカーではI字引きに、軽くトゥイッチを入れてスイッチを入れるような水面攻略には効果絶大。多少重めのオフセットフックなどでもしっかりと浮くのはエラストマーならでは。
そして軽いアクションにレスポンスよく反応するのは、クビレの恩恵。ジョイント構造となっているのは前述の通りだが、単に切れ込みを入れているだけでなく、下部も削り込まれた形状。
ご存じの通り、エラストマーはちぎれにくさが魅力なものの、張りがあるためにややなまめかしさには欠ける。けれど上記動画で、山岡さんが動かすへアリーフライは生命感溢れる。それはもちろん山岡さんの上手な動かし方もあるんだけれど(笑)、このジョイント構造が肝。
切れ込みにより、左右のテールの動きのみならず、下部がエグれていることにより、上下にもテールが動きやすくなっている。
単純にワームフック系での動きの豊かさをプラスするのはもちろん、マスバリで水面ピクピク…なんて時にもジョイント部で理想的な曲がりをして、移動距離を抑えながらネチネチ誘うこともできるという。
エラストマーのメリットを活かしながら、しっかりと動くのだ。
また、「動」はもちろん「静」でもイケる。
止めた時にはメルティーヘアがわずかな水流などで絶妙に水をはらんで動くそうで、バスのスイッチを入れるトリガーに。
このメルティーヘア、1本1本が実は多面構造だそうで、そのきらめきでもバスを誘う。
そして山岡さんといえば…のホバストやミドストにも対応。動きながらも漂うようなロールする艶めかしさは、ジョイント構造によりボディの前・後部の動きの差が生み出す。そして少しネイルシンカーを差しにくいエラストマーだけに、はじめからネイルシンカーを差しやすいようガイド穴が設けられているのもうれしいところ。
水面はもちろん、ちょっと潜らせたり、止めても誘えたり…。ひとつで色々できちゃうへアリーフライ3ECO。
5月、いよいよ発売となる予定。