「ジグ+遊動式タイラバという発想」“もっと多魚種を攻略するために誕生”船長渾身のブレードジグ

2023年04月22日

寄稿：御厨圭祐

皆さん！　こんにちは。

REAL FISHER代表の“御厨圭祐”です。さて、先日ルアーニュースRでも紹介いただきましたが、まもなくリリースとなるNEWアイテム「あじごスロー」。

ジャンル的にはSLJの使用を前提としたブレードジグ…、なんですが、ボディ構造はタイラバのように遊動式。この構造によってラインアイとボディが離れるため、通常のジグよりナチュラルで振り幅の大きいアクションが可能になり、アピール力も食わせ力もバツグンといった、遊動式ならではのメリットを秘めたルアーに完成しましたが、今回お伝えする内容は、「あじごスロー」の開発経緯を中心に、操作方法、タックルセレクト、カラー紹介など。早速お伝えしていきたいと思います。

御厨圭祐（Keisuke Mikuriya）プロフィール

中学生の頃アメリカにホームステイをした事がキッカケでバス釣りに出会う。休みの度にバスを追い続け、釣りの為に部活を辞めてしまう程の釣り好き少年時代を過ごし、夢は尽きずバスプロの世界へ足を踏み入れるが、その後8年間は釣り業界から離れて一般の会社へ勤務。でも心の中では「釣り業界に触れながら生きていきたい」という強い想いがあり、日々魚を追い続けることに一生を掛けても良いと考えた末、遊漁船を開業。毎日魚と触れ合いお客様と出会う。人それぞれの釣り方を見ると、その度に「いつか必ず誰にでも扱いやすくて、とにかく釣れる物を作ろう」と思っていたことが今は形に。遊漁船「REAL FISHER」の代表でありルアー開発者として、これからも船上で真のルアー開発を随時進行。

「あじごスロー」が生まれた理由とコンセプト

多魚種攻略をするには、タイラバだけで全てをカバーすることは難しい。

コレが「あじごスロー」を開発しようと思ったキッカケです。REAL FISHERには現在「うるめジグ」と「烏賊ラバ」の2アイテムがラインナップされています。

その中でも比較的ボディ構造であったり万能という意味で「あじごスロー」に似ている要素を秘めているのが「烏賊ラバ」。インチクとメタルジグのメリットを融合させイカ型形状、様々な魚種を狙える万能ルアーではありますが、あくまでタイラバ。つまり「タイラバを行いながら、他魚種も同時に狙える」というモノ。

一方、「うるめジグ」に関しては、そもそもジギング専用として開発。青物を中心に大型の根魚なども同時に狙えるロングジグになっています。

「あじごスロー」はどんなルアー？

では、本題の「あじごスロー」について。

前途させていただいた“タイラバだけで全てをカバーすることは難しい”とあるように、「烏賊ラバ」は多魚種を狙える万能ルアーですが、本職はタイラバ。多魚種攻略により特化した万能ルアーが欲しいと思うようになり、釣れる魚種が極めて豊富なSLJ用ジグの開発を進行することに。つまり、今度は遊動式タイラバにインチクやメタルジグの要素をプラスさせるのではなく、ジグをベースに遊動式タイラバの要素をプラス。

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それから、誰でも簡単に使えるように、多くの魚を手軽に釣ってほしいという想いでボディにはブレードジグを採用。タダ巻きではローリング&ダートアクション、シャクると反転して派手なスライドアクションを演出。この独特な動きに反応する魚種は本当に多い、根魚はモチロン、マダイ、青物、ヒラメやマゴチといったフラットフィッシュなども幅広く攻略可能。つまり、「SLJでより多くのターゲットを釣りたい」という、烏賊ラバとはまた違ったコンセプトの万能ルアーに仕上がりました。

これによって、全3アイテムを使い分けることで、ジギング、SLJ、タイラバを楽しんでいただくことができます。モチロン、ブレードジグを開発するにあたって、昨今流行りのサワラを狙ったブレードジギングも視野に入れた設計にしていますし、タイジギング、タイラバの新たな一手としても活躍してくれるでしょう。

アクション方法＆タックルセッティング

使い方に関してですが、タダ巻きorスロージャークの2種類。

いずれのアクションでもテール部に施した、REALFISHERネーム入りのファイヤーブレードが強すぎず弱すぎない絶妙なフラッシングでターゲットを魅了していくれます。

タイラバタックルからスロージギングタックルまで幅広く対応！

タックルもタイラバタックルからスロージギングタックルまで幅広く対応するウエイトセッティングに。80g、100g、120gの使用頻度の多い厳選された絶妙なウエイト展開にしています。タダ巻き重視であればタイラバタックルがオススメ。シャクリ重視でスローアクションを入れたい場合は、スロージギングタックルが有効です。

替えフックはフラッシャー付き！　根魚、イサキ、サワラには特に有効なパーツ

フックが折れてしまった。

針先が鈍ってきた。

そんな時にも対応できるように別売にはなりますが「替えフック」もラインナップ。少し長めに設定したキラキラのフラッシャーが付いている点が特長です。

標準装備の純正フックよりアピール力が高く、根魚やイサキ、サワラには特に効果的なパーツに。フロントに付いているリングを乳輪結びにしているので、引っ張れば簡単に外すことが可能。現場でもサッとフック交換が行えます。

カラーはコダワリの6色

カラーは全6色展開。

フルシルバー

イワシブルー

イワシピンク

アジゴグリーン

アジゴレッド

シマグロー

フルシルバーにはケイムラを施し、シマグローは文字通りグロータイプになっています。イワシブルーとイワシピンクはラメを施し、アジゴグリーンとアジゴレッドにはアジの胸ビレ模様が入っていてリアルさがより際立ちます。普段通われているフィールドに合った、お好きなカラーをお選びいただき、実践投入してみてくださいね。