ゴーセンのマルチパーパスのPEライン、「ROOTS（ルーツ）PE」シリーズ。

バスフィッシングからトラウト、ソルトウォーターのショアジギング、オフショアジギングなど様々な釣りで活躍するラインとなります。

ラインナップも4本撚りの「ROOTS PE×4」と、8本撚りの「ROOTS PE ×8」の2種類があり、カラーも視認性の良いライトグリーンとマルチカラーがそれぞれ展開されています。

価格も手に取りやすい、コストパフォーマンスにも優れたラインとなります。

出典：ゴーセン公式「ROOTS」詳細ページ

様々な釣りで万能に活躍する優等生！

ラインは、釣りのジャンルによって求められる性能がそれぞれ異なります。

「ルーツPE」シリーズは感度や強度、操作性といった基本性能に優れ、様々な釣りにおいて万能に活躍する、完成度の高いライン。

マルチアングラーの方や、ライン選びで迷いがちな方にもオススメです！

ゴーセンでは「ルーツPE」シリーズを設計するにあたり、直線強力や結束強力、耐摩耗性などPEラインに求められる8つの設計指標を設定。そこからさらに5つの要素技術に落とし込み、パラメーターを調整、釣行で生じる様々なトラブルの軽減を追求したのだそう。

その結果、PEラインの3大トラブル、「高切れ」・「摩擦切れ」・「色落ち」を激減させることに成功。

以下では、その性能の詳細について紹介していきます！

「ルーツPE」シリーズの性能について

「ルーツPE」シリーズは最も細い号数で0.4号から、最大で4号まで展開されています。

実は各号数によって、ベストなバランスが調整されているのだそう。

まず、PEラインは基本、原糸という細い糸を組み上げることで構成されます。

ゴーセンではただ原糸組むのでなく、“PE素材を鍛える”ことに焦点を当て設計。独自の技術「GT加工」により、素材の実力を最大限発揮し、PEラインの強度と耐摩耗性を向上させているとのこと。

細いサイズには摩擦や衝撃に強い太いフィラメントの原糸を、しなやかさが必要な太いサイズには細いフィラメントを使用するなど、号数ごとに適正な原糸を選定し使用することでベストバランスを追求。

原糸の選定から、独自の加工技術を用いるなど、細かな調整ができるのも国内に自社工場を持つゴーセンならではといえるでしょう。

そして、最大の注目ポイントでもある「MPX製法」×「HDX製法」の組み合わせ。

「MPX製法」×「HDX製法」は、「ルーツPE」シリーズのほか、アンサーシリーズのPEラインでも用いられる製法。

MPX製法は、PEラインの基となる原糸を高密度で組み上げる製法で、摩擦や瞬間的な負荷によって、ラインが切れることを軽減。対して、HDX製法は密に組まれた原糸を”正確に組む”製法となります。

つまり、PEラインの原糸を高密度で組み上げ、さらに密に組まれた原糸を精確に組むことで、より高密度であって均一性のあるラインに仕上げるというもの。

ゴーセンでは、組む密度の違いを「組ピッチ」という数値で管理。組む密度が少し変わるだけでラインの性質も大きく変わため、それを数値化し管理することで最もベストなバランスに調整しているとのこと。

「ルーツPE」では膨大なデータベースに基づき、サイズ毎に高切れの発生事例率がもっとも少ないピッチ数を設定。ピッチの幅を1mm以下にするMPX製法を用いることで、従来のPEラインに比べ最大30％高いピッチ数に仕上げられています。

高密度ピッチのデメリットである感度低下と強力低下についてはテンションを高めて編み込むHDX製法により、原糸間の密着性を高め、組み伸びや強力低下を軽減。さらにHDX製法はPE原糸をたわみなく正確に組み上げることで、編み込まれている構造を安定化させ、糸本来の強力を発揮する仕上がりに。

そして最後は、色落ちの軽減。

実は、PEは染料で染まらない素材というのはご存じですか？

色をつけるためには顔料を混ぜた樹脂でのコーティングが必要となりますが、非常に接着しにくい性質であり、一般的な接着剤では摩擦で容易に剥離してしまいます。ガイドなどにラインの塗料がベッタリついたのを見たことがあるかと思います。

染色のコーティングが剥がれてしまうと、PEラインのハリやコシも失われ、劣化も早くなります。

「ルーツPE」に使用されている「X樹脂」は、PE素材と密着性の高い特殊な樹脂であり、色落ちの度合いの評価となる摩擦堅牢度テストでは、湿式・乾式ともにトップクラスの実力。さらに、仕上げ材として「特殊シリコーン」を塗布する事で色落ちを軽減し、糸切れの要因となる摩擦熱の低減にも効果を発揮します。

また、「ルーツPE」はコーティング前の原糸に特殊な表面処理を行うことでコーティングと糸の密着性の向上を図るなど、より色が落ちにくく初期性能が長続きするラインとなります。

以上、「ルーツPE」シリーズの紹介でした！

ラインは、釣り人と魚をつなぐ最も重要な部分であり、トラブルを抱えやすいポイントでもあります。

そんな最重要だからこそ、信頼できるものを選びたいですよね。

「ルーツPE」シリーズは価格自体も手ごろに加え、ライントラブルの要因をことごとく排除・軽減する加工が施されています。

ぜひ一度使用してみてはいかがでしょうか？

「ROOTS PE×4」のスペック

ゴーセン公式「ROOTS PE×4」詳細ページはこちら

「ROOTS PE×8」のスペック

ゴーセン公式「ROOTS PE×8」詳細ページはこちら

ゴーセン（GOSEN）

1953年設立、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維ブランド。フィッシングラインの開発から始まり、その後テニスやバドミントンのガットなどを手掛け、現在は世界的に注目されているブランド。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛け、「細くて強い糸」の実現に向け、日々研究開発を重ねている。

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