様々なルアーゲームの最盛期を迎えるこれからの季節。
オフショアゲームの代表的な“ジギング”もボチボチ良くなってくる頃ですよね! 関西のジギングフィールドとして名高い“明石エリア”や“丹後エリア”、“紀北エリア”でも釣果が上がりはじめ、盛り上がってきている様子。これから紹介するこちらのロングジグも、関西エリアで火が付き始めてきており、今シーズンはカナリ活躍してくれそう。
うるめジグ【REAL FISHER】
お客様の釣果を集約、10年以上の経験がジグとして形に…。
13年以上玄界灘を案内。佐賀県・伊万里市(いまりし)の久原港(くばらこう)を拠点とする遊漁船ルアーブランド「REAL FISHER」が展開するロングジグ、その名も「うるめジグ」。“手軽に楽しんでほしい”、“沢山釣ってほしい”、“扱いやすくて疲れにくい”をコンセプトに試作しては船上でテスト、魚を釣ることと扱いやすさを徹底追及。
REAL FISHERの船長であり「うるめジグ」の開発者でもある“御厨 圭祐”さんが、日々フィールドを案内する中で思うこと…、それは“ジギングは楽しいけど=キツい”。そんなキツいというデメリットを“扱いやすい、そして釣れる”に変換、ようやく形になった「うるめジグ」。そんな攻めマクりな設計で釣れるギミックも詰まりマクリなコダワリジグ、最近の釣果を見ていてもカナリ好調。この爆釣っぷりが関西エリアでもって考えると、楽しみになってくるのは記者だけでしょうか?
御厨 圭祐(Keisuke Mikuriya) プロフィール
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ターゲットとなる魚種は、ブリ、ヒラマサ、カンパチ、サワラなどの青物をはじめ、大型の根魚やフラットフィッシュなども釣れたり…。150g、180g、200g、250gの全4ウエイトが、様々な水深や潮流に対応してくれますよ。
名前の由来について説明すると、名前の「うるめ」がひらがなになっていると思いますがコレには訳があり、ウルメイワシをモチロン意味しているそうですが、、生命感を際立たせるためにアイにもこだわられているそうで、その見た目が「うるうる」していることから、製品名にも採用。ウルメイワシとうるうるした目を合わせてこの名前に。
「扱いやすくて釣れる」ことを実現したボディ設計
ジギングは楽しいけど=キツい。
慣れた人でも1日中竿を振り続けることは体力の消耗に繋がり、集中力を低下させる要因にも…。そのようなことは排除、「扱いやすくて釣れる」ことを目指して設計された「うるめジグ」は、ボディ設計にかなりコダワリが秘められています。
ジグの重心は比較的誰にでも扱いやすい、センターバランス仕様。
ただ、単なるセンターバランスであれば一般的なジグと同じ。「うるめジグ」はボディの幅を極力薄く設計し、リアにかけて急激に細い。ただ、ヘッド部分だけ厚みがあるので、センターバランスを保ちながら、カナリ軽い力でジグを軽快に操ることが可能。近年、ライトになりつつあるジギングタックル。穂先が入りやすくてしなやかな物や、手巻きはモチロン電動リールを駆使したメソッドにも対応できるように、軽いシャクリでキレの良いダートアクションを演出するように考えられています。ワンピッチ~ショートピッチ、スローピッチ~ハイピッチなど、様々なシャクリ方に対応。
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形状によるメリットはもう1つ。
扱いやすさを考慮したセンターバランスに加え、見た目も本物のウルメイワシに近いことで視覚的にもバイトを誘います。ジグアクションで、ターゲットを追尾させてから、リアルな見た目で最終的に食わせに繋げることが「うるめジグ」は可能にします。
フックがボディに絡まない
ボディ設計以外の大きなコダワリとして挙げられるのが、パッケージ開封の時点で初めから搭載されているフロントのアシストフック。この手のジグで全ウエイトに初めからフックが標準装備されているのって珍しいですよね。手軽にジギングを楽しんでほしいという「REAL FISHER」の想いが伝わってきます…。
さて、その標準装備のフックにカナリこだわられていて、「うるめジグ」の為に開発したオリジナル設計とのこと。
一般的なジグの場合、世に出回っているフックを標準装備されているケースが大半。こちらはフックまでも1から設計された超コダワリ仕様。オリジナル形状にした理由について伺ってみると「フックがボディに絡みついてエビらないようにしたかった」、「お客様が1からフックを選ぶ時に、フックサイズやアシストの長さで悩まれる方が多い」といった理由で、オリジナルフックを標準装備されたそう。
アシストもウエイトごとに長さが異なり、150gと180gは短め。200gと250gは少し長めに設定。ウエイトごとに若干ボディの長さが異なるので、それに合わせて調整済み。