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【辻本ナツ雄に直撃 vol.2】リグ職人的「グルーパーバグ」推奨リグとは?

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4月にスミスから発売となった、辻本ナツ雄さんプロデュースのハタ専用ワーム〝グルーパーバグ〟。

すでに配信した以下の記事ではグルーパーバグのコンセプトや特徴について伺いました。

【辻本ナツ雄に直撃!】グルーパーバグに求めたコンセプトとその理由

職人・辻本ナツ雄に聞くグルーパーバグ推奨リグ

微に入り細をうがつグルーパーバグですが、もうひとつ推しなポイントが。それは多彩なリグに対応する広い守備範囲。

であれば〝リグ職人〟とも称される辻本ナツ雄さんに聞いてみたいじゃないですか? グルーパーバグの各種お勧めリグを。ということで「辻本ナツ雄さんに直撃vol.2」、いってみましょう!

辻本 ナツ雄(Natsuo Tsujimoto) プロフィール

ポッキンの愛称で知られる、メバル・ハタ類を始めとしたソルトウォーターゲームの大ベテラン。ハタ釣りは黎明期よりその普及に努め、グルーパーゲームという名称を提唱・普及させた。

様々なリグを使い分ける理由

リグ職人・辻本ナツ雄さんはグルーパーバグに限らず、クロダイゲームやメバルゲームにおいても様々なリグを考案して使っています。ところで、大前提として、「そこまで多様なリグを使い分ける意味ってあるのでしょうか?」とお聞きした。

それはボクが瀬戸内というフィールドで釣りをしているという点が大きいと思います。水深が浅く手前は海藻で覆われていて、それより沖側まで飛ばさないことには釣りにならなかったり、また別の場所では強い潮流が発生して軽いリグではアッという間に流されてしまう状況もあるんですよ。そうした場所で何とか効率よく釣りができないか?と試行錯誤をして、その結果色々なリグを使うようになったんです。

△遠浅で手前に藻が多くあるポイントも点在する瀬戸内エリア

△強烈な速い潮の流れのある豊後水道

浮力を活かすリグがオススメ

なるほど、瀬戸内という複雑なフィールドから「辻本ナツ雄」というリグ職人が生まれたのは必然だったのかもしれない。

ところで、ロックフィッシュ用のクロータイプやホッグタイプのワームのセッティングでは、テキサスリグ、直リグ、フリーリグ、ジグヘッドといった辺りを使い分けるアングラーがほとんどだと思います。グルーパーバグにおいてはどうか?

もちろんグルーパーバグもそれらのリグで良く釣れますよ!でも、グルーパーバグが一般的なホッグタイプと決定的に違うのは「浮く」ことなんです。

そして浮くということを積極的に活用する事で釣果もアップするんです!

オフセットフックのサイズは?

そうそう、オフセットフックのサイズは#1/0~3/0がマッチします。結構ギリギリにはなってしまうんですが、ボクは#3/0を多用しています。セットに慣れていないなら#1/0~2/0がオススメですね。

辻本さんに大前提となるポイントをいくつかお聞きしました。

では実際に辻本さんがオススメするリグは…?という具体的な部分。ご本人からコメントを頂きましたのでぜひぜひ参考に!

ジグヘッドリグ

まずはジグヘッドリグです。

ポピュラーなリグではあるのですが、ボクが使っている9gのジグヘッドでもボトムでしっかり立ちます。

グルーパーバグの本体には空気室があるんですけど、ジグヘッドのワームキーパーが通る部分はソリッドにしてあるんです。だからジグヘッドがズレたりせずにしっかりと装着できます。

いつも使うジグヘッドが決まっているのだったら、針先が出る位置というのをリブの位置で覚えてしまえば綺麗にセットできます。例えばボクが使っているジグヘッドだと大きなリブの1枚目と2枚目の間、というように覚えています。

△使用ジグヘッドがある程度決まっている場合は、リブを目安にどの位置にさすか覚えておくとよい

スイッチヘッドリグ

スイッチヘッドリグでは、デコイ(カツイチ)のスイッチヘッドとバリバスのロックオンリンググリッターを組み合わせています。

ジグヘッドの1種になると思うんですが、フックが可動になるためにグルーパーバグの動きも自由度が高くなり、ボトムではほぼ垂直に立ちます。

ポーズしたままでもちょっとした潮流やラインテンションの緩急でワームが勝手に動いてくれます。フックがボトムから離れることで、根掛かりが少ないというのもいいです。

スイッチヘッド自体は安定性もいいのでスイミングで使うのにも非常に向いています。

キャロライナ フリードロップショットリグ

これはグルーパーバグの浮力が最大限に活かせるリグです。シンカーを枝スに結ぶのですが、ウキ留めゴムまでの長さ分はフリー状態になっています。

このリグにはヘビーウェイトのシンカーを組み合わせて遠投して使う事が多いです。特に潮流の速い水域でドリフトさせて流す、といった使い方で多用します。

このリグではグルーパーバグは完全にボトムから浮き上がっています。当然、根掛かりも抑えられます。

また近距離を攻める場合は、ラインテンションの出し入れでグルーパーバグを大きく上下させて誘うことができます。こんな釣り方、グルーパーバグでなければできませんよ!

次回は「カラー編」を予定!

今回は辻本さんがオススメするグルーパーバグのリグを紹介いただいた。ただ、もうひとつ大事なことを最後に付け加えてくれた。

「これが全てという訳ではなく、自由な発想で使ってもらってOK」と、なんとも辻本さんらしいお言葉。先に述べた通り、自由度の高さもグルーパーバグの魅力。もしかしたらあなただけの必釣リグが生まれるかも?

さてさて次回は…。コンセプト、リグときたので続いては「カラー解説」をお届けしましょう! お楽しみに!!

LENGTH WEIGHT PACK 適合フックサイズ PRICE
3.5inch 約4.8g 6本入 オフセット#1/0~3/0
※フック形状により異なるので目安として
¥600(税別)

スミス公式グルーパーバグ3.5インチ詳細ページはこちら

出典:YouTube「スミス公式チャンネル」

SMITH(スミス) プロフィール

1970年創業。日本のルアーフィッシング創成期からそのノウハウや楽しみ方を提案し続けている。バス、ナマズ、ライギョ、トラウト、ソルトと展開するジャンルも多岐に渡る。展開するタックルはスミスオリジナルのロッドやルアーに加え、プラドコやゲーリーヤマモトといった海外製品の輸入販売も行っている。
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