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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】南湖ウイード有無エリアのパターン考察②

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ウイードのない場所の中層パターン

さて、ここまではウイードのある箇所からバスを探すアプローチを述べてきたのだが、ここまでウイードの量が減った南湖で、ウイードのない場所にバスはいないのか? という疑問が生じてくる。
バスフィッシングの基本である「バス=ストラクチャーのある場所」というセオリーから外れてしまうのだが、ギルが少なくてアユが多い状況が続いている現在の南湖では、このアユの通り道となるようなチャンネルラインの水の流れる場所、水がヨレる反転流の場所などはウイードがなくてもバスは泳ぎ回るようになる。
非常に高度なパターンとなるが、下物の浚渫などのようにマップが出回り、連日のように攻められると釣れなくなり、ウイードエリアが狭くなって大船団になると釣れなくなり…というサイクルを繰り返すと、最後はこういう水の流れだけで釣っていく世界となる。

ただし、瀬田川堰の放流量によってカレントの動きというのは変わり、アユというのは水の動きが停止するといなくなる(流入河川や瀬田川、北湖に行く)ので、ずっと続くパターンではない。
しかしながら、瀬田川堰の放流量が300㌧という6月初旬のカレントならば成立しており、アユを追いかけて中層でバスを捕らえることは可能だ。

ウイードがないエリア=中層を攻めるアラバマ、JH、I字、キャロ。基本的には波動を弱くするのがコツ

ほとんどウイードの生えない場所にアユが入ると釣れるようになる

ウイードがないエリアで、中層のアユを捕食する個体となるので、釣り方は中層となる。ボトムに何もないので中層を狙うのだが、アユの波動と一致するものが効果的となり、アラバマ系、ジグヘッド、I字系、キャロとなってくる。
基本的に、波動を弱くするのがコツで、アラバマ系ならばセットするトレーラーワームはシャッドテールでもテールの小さな波動の弱いモノがよい。キャロも同様でカーリー系でも波動を弱く、シャッドテールも小さなテールが効果的だ。

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