今年のアオリイカの傾向は、例年よりも釣れ出しが早い印象。
過去数年で見ても全国的に不調であった昨年に比べれば、大幅に期待できるスタートを切っています。好調な年はターゲットの釣れ出しも比較的早く、シーズンも長く続く傾向が多いため、余程の天候や気象の変化が無ければ、今年は期待できる春シーズンと言えます。
今回は桜の咲き始めた今時期でも、数、型共に4月中旬のような釣果状況。5月のゴールデンウィークを過ぎればシーズン盛期に入り、昼間も潮の動く時間はチャンスタイムとなってくる。ちょうどそんな今の時期、シーズン盛期に入る直前の状況に効くエギについて、釣果に厚みの出る時間帯を交えてご紹介したいと思います。
大型が接岸する時間帯
水温が不安定な春の盛期を迎える前のシーズンは、早春のように光量の変化する朝・夕マヅメ~夜にかけて釣果が集中する事が多い。
水温が18℃を超えて安定してくれば、アオリイカは産卵行動を意識した個体が増え、浅場に群れで入ってくるため昼間にもチャンスは増えますが、水温18℃に達する日もある…くらいの時期はまだまだマヅメに釣果の厚みが出る傾向があります。
そのため、光量が変化する際に有効な「エギのカラーローテーションの幅を増やすこと」は、限られた時間に手数も増える有効なアプローチ。
私自身の釣行の結果からもこの光量変化時に特に大型が獲れているという事実。水温が不安定な時期特有の渋い状況下でも結果に結びついているエギをご紹介します。
ネオンブライトシリーズ ネオブラレッド
3色の紫外線発光ボディとして鮮烈にデビューしたYAMASHITAのテクノロジー「ネオンブライト NeonBright」。
その中でも赤の紫外線発光ネオブラレッドのボディは赤い光が海中に入るマヅメ時に、周囲の環境に馴染み、その発光色がより遠くのイカにアピールできるモデル。その中で自身が使用し大型実績が高いのが以下のアイテム。
ヤマシタ公式「エギ王Kネオンブライト」詳細ページはこちら
季節の変わり目特有の不安定な水温、気象条件にも強い安定性が武器のエギ王Kのネオブラレッドのボディ。視認性も高く水温変化や荒れ模様による渋い状況にも効果的なモデル。
ヤマシタ公式「エギ王 LIVE ネオンブライト」詳細ページはこちら
光量変化時に海が落ち着いているようであれば、アクション主体のエギ王LIVEネオンブライトもアクションの緩急がつけられる有効なローテーション。特にメルメルブラウンは全身がブラウンのソリッドカラーでローライト時のシルエット効果も期待できるカラー。
ヤマシタ公式「」詳細ページはこちら
穏やかな日の光量変化時にローテーションに組み込みたい。
490グローボディ
通常の夜光に加え、YAMASHITA独自のテクノロジーであるイカから見やすい発光色、490ナノメートルの波長で発光する「490グロー」。通常の夜光は濁りが強い時に、490グローは薄濁りのシーンが特に効果的。
特にマヅメの暗い時間帯に効くことが多く、大型実績が高いのも特長の一つ。
マヅメ時に陽が沈んだ後のうっすらと明るさが残った状態での釣果が多く、釣れるイカのサイズが比較的大きいことが特長的。ネオンブライト投入時よりも少し暗い時間帯がおすすめで、春特有の薄濁り時にも期待できるモデル。
引き出しを増やすことで広がる可能性
マヅメ~ナイトゲームにかけては赤テープの支持が高いですが、ローテーションの幅が広がれば遠くのイカにアピールできる要素も高まるため、テープ系1択よりもより可能性は高まる。今回ご紹介したカラーと釣行のタイミングをご参考に、是非春の大型シーズンを楽しんでいただければと思います。