多くの作り込み系SWルアーを輩出している“アクアウェーブ”。
特に近年、力を入れているジャンルの1つがロックフィッシュゲーム。マイクロ・ワインド専用でリアクションで食いの渋い状況を打破してくれる「スパーク(40/55)」や、ボディ並みに大きなテールが搭載されていて一口サイズボディでありながら、遠くのターゲットまで誘ってくれる「ショートカットグラブ2.5in」、ウエイト内蔵型のリップによる急潜行型ロックフィッシュ専用クランクベイト「ミヤビス45DR」と、よりディープを攻める「ミヤビス45XD」などがこれまで展開されてきました!
さて! 2023年は新たにロックフィッシュ関連アイテムが増えることになります。アコウ(キジハタ)を攻略するために設計された、こちらのワームが登場しますよ!
ハフーア3.5in【アクアウェーブ】
アコウを釣ることに拘られた新製品…、「ハフーア3.5in」。
メインベイトであるタコをイメージして設計され、アクアウェーブの開発スタッフと兵庫県・姫路市を拠点にショアSWゲームを軸に活動中のアクアウェーブ・フィールドテスター“笹川 昌紀”さんとの共同開発によって開発が進められたコダワリワーム。
何度も試作しては実釣テスト…、中々思い通りの形状にならず苦戦。
そのような日々が繰り返される中、ある日「Viva」のバス用ホッグ系ワーム「ホグホグHog」からヒントを貰うことに。実は根魚にカナリ有効なワームで、アクアウェーブスタッフもカナリ愛用しているそう…。試しに試作中のボディへ「ホグホグHog」のカーリーテールとリボンテールを装着…、するとカナリ理想的なアクションに。最終的には10種類ほどの製品サンプルを“笹川 昌紀”さんの元へ持っていき、結果…、よりシルエットと動きをタコに近づけるため、カーリーテール1本とリボンテール2本をボディに対して横方向ではなく縦方向に装着、そしてプラスαで超小型シャッドテールを追加。
こうして現在の形状に辿り着きました。
では、緻密なボディ設計が施されたデザインに注目していきたいと思います!
3つのテールが不規則アクションを演出
試行錯誤が繰り返された3つのテールによるアクションが「ハフーア3.5in」の最大の特長。「ホグホグHog」のテールをベースとしたカーリーテールとリボンテールは、存在感を醸し出しながらライブリーな動きを放ちます。
そして、超小型シャッドテールはリトリーブやフォール中に、カーリーテールやリボンテールとは異なる微波動を演出。
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砂を撒き上げてシルエットをぼかす
こちらも記者をオッって思わせた魅力!
本体に深めのリブが施されていますが、良く見ると若干斜めに入っています。この意味はズル引きやボトムからワームを跳ね上げさせる時に砂を撒き上げてワーム自体のシルエットをぼかす為のモノ! これによって見切られ難くなります。また、この砂を撒き上げる動きそのものが、タコの動きに似ているそうな? 本当にコダワリ満載です…。
また、フックポイントが来る箇所にはスリットも施されていて、根掛かり軽減&フッキング率UPにも貢献しますが、目的としてはテールの絡みを防ぐというもの。どちらにしても、根周りで口の硬いアコウを掛けるには、スリットがあるとないとじゃ大違い。
使用リグはフリーリグやテキサスリグ
使用リグに関してですが、主にフリーリグやテキサスリグ。
水流を利用して漂わせることを意識すると、最大の特長である3つのテールの動きを最大限に発揮できそうですよね。モチロン、ボトムバンピングや一点シェイクなどなど…。様々な使い方に対応すると思いますので、ぜひ自身の使いこなし方を見つけてみてはいかがでしょうか?
アクアウェーブのロックフィッシュ関連アイテムに新たな仲間が登場。
記者個人的には「ミヤビス45DR」と「ミヤビス45XD」でまずは広く探り、ピンスポットやここぞ! というタイミングで今回紹介した「ハフーア3.5in」を投入してみたいです!