2022年に発売され、今年も追加機種がお目見えとなるテイルウォークのトラウトロッド「トラウティア・フェリーク」。
上質なデザインと確かなトラウトロッドとしての性能、そして用途で選べる携行性が人気。「トラウティア・フェリーク」には、2ピースモデル、テレスコピックモデル、そしてマルチピースモデルがあり、全14機種の大ボリューム(内2機種が23年追加機種)。
どれを選ぼうかうれしい悩みと、どれを選んでも確かな実釣力。そんなトラウティア・フェリークを改めてご紹介。
トラウティア フェリーク全14機種
それでは、早速まずはどんな機種があるのかをご紹介。先に2023年追加機種について触れておきたい。
23年追加モデル
23年追加機種はスピニングのS50L/G-P4とベイトのC46L/FSLとなる。
まずS50L/G-P4。「-P〇」と機種名に付くのはマルチピースモデル。マルにはその機種のブランクス数が入る。つまりはP4ということで4本継ぎ。
Gが表すのはグラス。ティップからベリーセクション( #1 & #2 )にはグラス、バットセクション ( #3 & #4 )にはカーボンとセクションごとに素材を使い分け、リリースポイントをつかみやすく、スナップキャストで軽量ルアーの低弾道キャストが決まりやすい仕上がりに。
マルチピースを生かしたグラス&カーボンハイブリッド型の個性ある機種だ。
MODEL | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適正ライン(lb) | L1(mm) | L2(mm) | 価格(税別) |
S50L/G-P4 | 5’0″ | 4 | 42 | 80 | max 7 | max 6 | 250 | 110 | 23,000円 |
近年さらに楽しむ人が増えてきた感のあるベイトフィネススタイルにもピッタリなC46L/FSL。
トラウティアフェリークにも長年培ってきたFSL=フルソリッドモデルが初の採用に!
しなやかさを生かしたコンパクトで精度の高いキャストで狙えるのはもちろん、ベイトタックルだけに大型とのファイトにも安定感をもたらす。繊細にピンを撃ち、大型を狙う時には超オススメ。こちらは、シリーズ唯一のバットジョイントで、そのブランクスの特性をフルに発揮する仕様となっています。
MODEL | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適正ライン(lb) | L1(mm) | L2(mm) | 価格(税別) |
C46L/FSL | 4’6″ | 2(B) | 118 | 84 | max 7 | max 6 | 250 | 110 | 24,000円 |
2ピースモデル
2ピースモデルには、先にご紹介した新機種C46L/FSLを除くと以下の機種がラインナップ(ちなみにC46L/FSLは前述の通りバットジョイント)。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適合ライン(lb) | 本体価格(税別) |
S50L | 5.0 | 2 | 79 | 80 | max 7 | max 6 | 20,000円 |
C43L | 4.3 | 2 | 68 | 82 | max 7 | max 6 | 19,000円 |
C52L | 5.2 | 2 | 82 | 85 | max 7 | max 6 | 20,000円 |
S411L/G | 4.11 | 2 | 78 | 84 | max 7 | max 6 | 23,000円 |
C49L/G | 4.9 | 2 | 76 | 83 | max 7 | max 6 | 20,000円 |
スピニング(S)2機種、ベイト(C)3機種の内訳で、ブランクスにグラスマテリアルを採用したモデルにはGが付く。
スピニングでバーサタイルモデルど真ん中といえるのはS50L。
ベイトモデルを見ると、近年活躍の場も多い、軽量ルアーをピンで撃てるベイトフィネスのショートモデルC43L、同じくベイトモデルでさらに中流域でも活躍の場が広いバーサタイルモデルC52Lがラインナップ。
グラスモデルにはスピニングのS411L/GとベイトモデルのC49L/G。軽量ルアーをしっかり乗せてキャストでき、バイトを弾かず魚を掛けての曲がり込むファイトは独特で面白い。
テレスコピック(振出)モデル
テレスコピックモデルも面白い存在。
スピニング2機種、ベイト2機種で、足で場所移動することも多くなる釣りだけに、仕舞寸法32~41cmというのは魅力。後述するマルチピースのよさはもちろんあるんだけれど、単純にブランクスセクションを失くすことがない…というのも助かります(笑)。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適合ライン(lb) | 本体価格(税別) |
S38UL-T | 3.8 | 6 | 32 | 77 | max 5 | max 6 | 21,000円 |
S50L-T | 5.0 | 6 | 40 | 82 | max 7 | max 6 | 22,000円 |
C43L-T | 4.3 | 6 | 38 | 81 | max 7 | max 6 | 22,000円 |
C50L-T | 5.0 | 7 | 41 | 85 | max 7 | max 6 | 23,000円 |
いずれも、ワンピースロッドとそん色ないベンディングカーブを求めて試行錯誤したアイテムたちで、その曲がりは極めてスムーズ。
S38UL-Tといった3.8フィートの超コンパクトモデルは、源流域や小規模河川など、大自然の中でスペースが限定される時にも役立つ。
S50L-Tは2ピースモデルにもあるスピニングの超バーサタイル性能を持ちながら40cmという仕舞寸法が魅力。2ピースモデルとうれしい悩みになるのでは?
ベイトモデルにもC43L-T、C50L-Tとそろう。ショートモデルのC43L-T、バーサタイルモデルのど真ん中にしてテレスコピックという便利なC50L-Tと選べる。
マルチピースモデル
そしてマルチピースモデル。こちらも2023年に追加機種となる先述したS50L/G-P4を除いて紹介すると、以下の3機種となる。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適合ライン(lb) | 本体価格(税別) |
S51L-P4 | 5.1 | 5 | 43 | 78 | max 7 | max 6 | 20,000円 |
S56ML-P5 | 5.6 | 5 | 38 | 90 | max 10 | max 8 | 23,000円 |
C49L/G-P4 | 4.9 | 4 | 41 | 80 | max 7 | max 6 | 23,000円 |
非常に汎用性の高い1本として挙げられるS51L-P4。2ピースモデルにもS51Lがあるが、こちらもラインやルアー問わずに活躍の場が広いモデルで、メインにはもちろんサブとして携行するにもイイ。
S56ML-P5はMLが示すように個性際立つ機種。5フィート6インチのレングスと相まって、狙うは大型トラウト類! で…仰天の38cmという仕舞寸法。つまりはコレ、北海道や東北などの遠征にどうぞ…という機種なのでは(笑)?
そしてC49L/G-P4はマルチピースの利点を活かしたハイブリッド型。23追加機種として述べたS50L/G-P4同様に、ティップからベリーセクション( #1 & #2 )にグラスマテリアル、バットセクション ( #3 & #4 )にはカーボンマテリアルを採用。キャストとファイトで、それぞれの素材が強みを発揮するモデル。
言い換えれば、このハイブリッドマルチピースに待望のスピニングを…ということで追加となるのがS50L/G-P4といえるかもしれません。
さてさて、トラウティア・フェリークに2023年も新たな仲間が加わり、シーズン的にもイイ季節。
大自然で使ってみたいと思わせるデザインもステキですよね。フェリークでナイスな魚を釣って、〝映え〟させちゃいましょう!
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