今江克隆のルアーニュースクラブR「新ジャンルプラグ!ありそうでなかった『フラットサイドシャッド』春の爆釣法を紹介」の巻 第1140回
ゲキアサフラットで春爆!
プレッシャーの激増によってバスの個体数が激減し、バスの方から気付いてもらえないとチャンスが激減する現代のフィールドで、「弱いくせに目立つ」ことは極めて重要な要素になっている。
今回、河野が兵庫県の野池で行った実釣テストの目的は当初「ゲキアサフラット」ではなかった。
状況的に厳しいタイミングなので、「スキップドッグ55」、保険で「イール12インチ」、「デスロール」各種に、七色ダム戦用のシークレットベイトのテストがメインだった。
まぁ「スキップドッグ55」と「イール12インチ」を使えばボウズは回避できるだろうと下見無しの行き当たりばったり修行ロケ(簡単に釣れそうなら自分が行ってるわけで笑笑)だったわけで、幸か不幸か、野池が波立つほどの爆風でフィネスな展開が全くできず、「ゲキアサフラット」を文字通り爆風当たりの激浅フラットに投げたら50cmUPを筆頭に45cmUP2本を含む、あっという間にリミットメイクという春爆を体験していた。
結果的にボウズ確実回避と思っていたワーム系ではその後1尾も釣れず、終わってみたら「ゲキアサフラット」だけで半日で2ケタに迫るプチ春爆体験だった。
春の狙いドコロ!
早春は水温の上がりやすいカームサイド(風裏)でのミドスト等のライト系フィネス展開の確実性が高く思えるが、人間が予想する以上に大型バスほど春の激浅爆風ウィンディサイドに群れでフィーディングに入っていることがある。
ただし、この場合、暖かい風で表層の暖かい水が「良い角度」で押し寄せられていること、適度な「マッドライン」が形成されていることが、条件になることをお忘れなく。
そして、春の南風で形成される白濁り薄茶濁りのウィンディサイドでは、ナゼか昔から「赤系」が爆発的に効く都市伝説があるが、これはあながちハズレではないと今江的にも感じています。
霞ヶ浦では、今春はバスよりシーバスがマッドラインで地獄の酒池肉林らしいですけど……。