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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】6月の注目点は水位とベイト①

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梅雨入りでトップ炸裂か

ひと足先に水面炸裂。ジャッカルチョップカットで58㌢

水位が下ることでカナダモの育成が促進されるのだが、そのカナダモが水面にでるよりも先に水面へと現れてくるのがエビモだ。
季節的にエビモが水面にでる時期と梅雨の季節が重なるがゆえに、水面でのトップやフローティングミノーの釣りと楽しい季節がやってくる。
エビモは下物のハンプや東岸シャロー側に多く、今年の早春から釣れていた場所の大半はエビモの生えるハードボトムだった。そのエビモが水面直下まで成長しており、バスが浮きやすい曇り、雨のローライトコンディションとなるとトップやフローティングミノーが活躍する。

6月4日現在の水位がマイナス6㌢でエビモは水面下5㌢から50㌢ぐらいの高さなので、このタイミングで炸裂するのはフローティングミノーだ。ただ、水面下5㌢ということは水位を5㌢下げるか、エビモが5㌢成長しただけで水面へとエビモがでてくることになる。6月中旬には下物を中心に琵琶湖南湖はエビモが各地に見える状態になっているだろう。そして、その時期はトップ炸裂ということになる。

エビモが水面にでればトップ炸裂! ただし沖パターンも視野に入れた展開を

ただ、問題なのは、そのタイミングが遅すぎるとバスはメインチャンネルへと移動してしまっている可能性があること。5月中にエビモが水面にでたり、フサモが水面にでていれば、トップが炸裂するシーズンとなるのだが、そのタイミングが遅くインサイド側の水質が悪化していたり、スポーニングが終了していたりすると、水面に伸びるエビモにバスが付いていない場合がある。
その場合は、いくらよさそうなエビモがあってもトップに無反応ということになる。沖のパターンがよくなればよくなるほど、トップが釣れないということ。トップの釣りは、沖のメインチャンネル付近の釣果と反比例するので、梅雨入りして雨パワーでインサイド側のエビモだけに固執するのもよくないだろう。エビモが釣れない場合は沖のカナダモをチェックするべきだ。(6月9日配信へと続く)

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