洪水期制限水位へ
6月16日から琵琶湖の水位は洪水期となるためにマイナス20㌢へと下げられる。6月4日の水位がマイナス6㌢なので、これから14㌢ほど水位を下げる放水操作を段階的に行う必要が生じる。
普段の季節なら、大雨などによって水位が上昇することによって翌日以降に放水操作が行われるのだが、この6月16日を直前に控えた10日間ほどの期間は、雨でなくても突然の瀬田川堰の放流量の増加があるので例年パターンが大きく変わりやすい。
北湖からのベイト流入や、ウイードの生育促進により釣果もUP
基本的には瀬田川堰の放流量を増加させるとカレントが発生するので、南湖内の釣果は上がることが多い。水温も上がっている時期だけに北湖からの流入水もそれほど悪要因となることもなく、ベイトフィッシュの流入に繋がるからだ。
また、水位が下ることによってウイードの育成もよくなる。これは水位が下ることによって光が水中に届きやすくなり、光合成がより促進されるからだ。そのため、この水位低下の後に一気にウイードは成長してきて、夏のパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)シーズンへと向かっていくことになる。
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