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これでシャローの大型ヒラマサも安心だ!テンリュウ「ジグザム・ドラッグフォース」の特徴を紹介

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テンリュウのジグザム・ドラッグフォースがフルモデルチェンジ。2013年に登場となり、地域の特性を汲んだスペシャリティを持つ「トガった」モデルも多かったドラッグフォースが10年目を迎えた節目でモデルチェンジとなりました。

ジグザム・ドラッグフォース

出典:テンリュウ公式

そのトガった部分は残しつつ、さらにパーツや操作感などを突き詰めた新生ドラッグフォース。特にシャローでどデカいヒラマサがヒットしてくる外房エリアなどでも繰り返しテストしてきたそうで、オフショアジギングロッドでありながらアンダーハンドキャストで飛距離を稼げる仕様など、そのコダワリが見える。

出典:YouTube「TENRYU CO.,LTD」

これまで何度か全体像をご紹介してきたが、改めてまずはスペックをご紹介。

MODEL TYPE ロッド全長
( m [ft])
継数 アクション 仕舞寸法
(cm)
ルアーウエイト
(g)
Bestルアーウエイト
(g)
ライン
(lb)
ドラグ MAX
(kg)
リアグリップ長
(mm)
先径
(mm)
ロッド自重
(g)
カーボン /グラス
(%)
税別価格
JDF631S-2/3 S 1.90[6’3″] 1 R 190 100-180 100-120 MAX PE 4.0 5/0° 495 2.0 189 87/13 ¥57,000
JDF621S-3/4 S 1.88[6’2″] 1 RF 188 120-200 120-150 MAX PE 4.0 7/0° 495 2.1 198 87/13 ¥57,500
JDF611S-4/5 S 1.86[6’1″] 1 RF 186 120-230 150-180 MAX PE 4.0 8/0° 495 2.3 206 87/13 ¥59,000
JDF601S-5/6 S 1.83[6’0″] 1 RF 183 150-250 180-200 MAX PE 5.0 10/0° 495 2.5 213 87/13 ¥59,500

4機種ともに変わらぬ使用感

上記の通り4機種がラインナップされるが、レングスが異なる。レングスは異なるんだけれど、ジャーク時の操作感をできる限り似たフィーリングにするため苦心したそうだ。言い換えれば、どの機種を使っても違和感がない仕上がりとなっているそうだ。

これはなかなか大きなメリットで、実際に同じ硬さのロッドで短い・長いがあるとして、長くなると多少遅れるというかそれまでのシャクリのリズムが「なんか合わない」という現象は多い。ドラッグフォースはどの機種でもそんな違和感を感じにくい使用感になっているという。

1機種ごとの守備範囲も広い

△例えば3/4なら適合ジグウエイトは120~200g。一般的な3なら120g、4なら150g程度が扱いやすいがどちらもそん色なく扱いやすい

また、守備範囲が広い。機種名の2/3、3/4などが意味するところは、例えば2/3なら2番&3番が背負うようなジグどちらにも対応します…というより、どちらも快適ですよというもの。上記スペック表の通り、ジグウエイトの適合が広い。

バット部にはC・N・T素材

また、バットにはC・N・T(カーボンナノチューブ)をコンポジット。その素材特性により驚異的な粘りを発揮する。

例えばテストを繰り返した外房を例にとると、水深20mほどということもザラでそこに大型ヒラマサがヒットする。となると縦方向の逃げ場はないので、一気に強烈なスプリントでラインを出され根にラインが巻かれて……ということも多々。そのファーストランを受け止めるC・N・Tのありがたさは、きっと大型を掛けた時ほど感じられるのではないでしょうか。

アンダーキャストで飛ばせるRVガイド

そして特徴的なRVガイド。

オフショアジギングロッドであるドラッグフォースに、キャストティングロッドで使われることが多いRVガイドを手前に採用したのも、そうしたシャローでジグを投入することを想定した時に必須だったと。

シャローでそのままバーチカルにジグを落としたのでは、探れる範囲が非常に限定的になってしまう。だから、アンダーハンドでキャストし横引き(斜め引き)しながら攻略していくのですが、実際外房のヒラマサ船などにのると、チョイ投げレベルではなくアンダーでガチで投げるんですよね。

リールシートはDPSを採用。シート部の一部に西陣織仕様のカーボンパイプが施されているのもテンリュウならでは

となるとアンダーで快適に投げられること、飛ばせること、かつトラブルがないことが条件。そんなわけでRVガイドを採用している。チタンフレームSiCリングガイドを採用し、軽さと感度を両立させたガイド設定。

各機種の特徴

各機種の特徴は以下の通り。基本的にはジグウエイトが重くなれば、強いモデルを…という選択でOKだが、後述するように同じジグを使っていてもあえてロッドを変えることでアプローチの幅が広がります。

JDF631S-2/3

タフコンを攻略するテクニカルモデル
アンダーハンドキャストと横方向へのスイミングジャークを得意とし、ジグの初動を抑え飛ばし過ぎずナチュラルなアクションで喰い渋るターゲットを攻略。水深50m程までのシャローからミッドレンジにて、100~120gのジグを操作し易くパワーに設定。細くしなやかなブランクながら、芯を残したパワーが疾走するターゲットを受け止めます。

出典:テンリュウ公式

 JDF621S-3/4

近海を広くカバーするテクニカルモデル
アンダーハンドキャストで、広範囲に散るターゲットを斜め引きで探ることに特化。基本的なワンピッチジャークから激しいコンビネーションだけでなく、ジグの初動を抑えたスイミングジャークも得意なモデル。水深80m程までの浅場からやや深場にて、120~150gのジグを操作し易いパワーに設定。3番クラスのソフトティップと4番クラスの安心したバットパワーで、日本近海のフィールドを広くカバーします。

出典:テンリュウ公式

 JDF611S-4/5

近海を広くカバーするパワフルモデル
アンダーハンドキャストで、広範囲に散るターゲットを斜め引きで探ることに特化。基本的なワンピッチジャークから激しいコンビネーションだけでなく、ジグの初動を抑えたスイミングジャークも得意なモデル。水深100m程までの浅場から深場を広くカバーし、150~180gのジグを操作し易いパワーに設定。4番クラスのティップが繊細な操作を実現し、5番クラスのバットパワーで強引なファイトも可能にします。

出典:テンリュウ公式

 JDF601S-5/6

操作性を高めたストロングモデル
アンダーハンドキャストで、広範囲に散るターゲットを斜め引きで探ることに特化。基本的なワンピッチジャークから、ジグの初動を抑えたスイミングジャークも得意なモデル。水深120m程までの浅場から深場を広くカバーし、180~200gのジグを操作し易いパワーに設定。5番クラスのティップと6番クラスのバットパワーを合わせ持ち、操作性を高めると共に根際の強引なファイトを実現します。

出典:テンリュウ公式

もちろんドラッグフォースはキャスト専用というわけでなくバーチカルでもその性能を発揮してくれる。言い換えればバーチカルでは当然のこと、キャストも可能な現代的なオフショアジギングロッドとなっています。縦にも横にも対応するフラッグシップなのです。

また、複数持っていればさらに攻略の幅は広がる。同じジグウエイトであっても、あまりジグを跳ねさせずスイミング系のアプローチがよい時もあればメリハリをつけて飛ばした方が効果的な時もある。そんな時にドラッグフォースが複数あると、またグッと攻略の幅が広がる。

特にシャローエリアでは、投げやすさと操作性、数少ないチャンスをモノにできるパワーとトラブルの少なさは「ドラッグフォースでよかったぁ」と思うことがあるのではないでしょうか。

テンリュウ公式ジグザム・ドラッグフォース詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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