【スイムジグ＆ミドストが好調】永野総一朗が早春にアツくなる琵琶湖の2大パターンを詳しく解説！

2023年03月02日連載：永野総一朗「たまらんばいスポット大捜査」

季節は最低水温の真冬を超えて3月に突入。

早春と呼ばれる時期に入りました。南湖の水温は南エリア（自衛隊周辺）で7℃～8℃。木の浜やアクティバなど、北エリアは8℃台で落ち着いてきました。南エリアの水温が北湖や北エリアの水温を越すのは時間の問題でしょう。

永野総一朗　Nagano Soichiro プロフィール

思い出に残る楽しいガイドサービスをモットーに連日出撃中の人気プロガイド「たまらんばい永野」とは彼のこと!!　巻きから繊細な食わせまで幅広く柔軟にこなす人物で、ご存知「高菜漬け」も好評発売中!! 　1988年２月生まれ、滋賀で頑張る福岡県人！

ボトムジャークから巻きへシフト

さて！　2月の南湖での釣りのメイン、南エリアで3～4ｍラインに残るウイードパッチを探して「コイケシュリンプマグナム」のボトムジャークでウイードをじっくり狙うのがメインパターンでした。

コイケシュリンプマグナム

ハイドアップ公式「コイケシュリンプマグナム」詳細ページはこちら

ただ、水温が上がって日照時間が長くなるにつれて、それらの魚が浮き出しました。いや、浮いたというか…、居るポジションは変わらないのだけども反応する釣りがスタッガーオリジナルなどの巻きやミドストなどに変化してきたという感じ。これは結構南湖全域にてそんな傾向が出ており、特に2月の後半～中旬からはスイムジグの釣果もカナリ多くなってきました。

具体的なエリアは？

スイムジグのエリアは南湖だと木の浜沖アウトサイドエッジの4ｍから赤野井、烏丸半島沖の3～3.5m前後が人気エリア。魚も多くボートも多いです。2月半ばから見ると、だんだんと南にエリアが移動してきているので、この後は下物や下物南、ディープホールなどに移っていくのかどうか。要チェックです。

水押し強めのトレーラーがキモ？　オススメセッティング

たまらんばいガイド的なスイムジグの釣りは4ｍラインであれば、「D-スイマー」（5/8oz）に「スタッガーオリジナル（5in/6in）」。

ハイドアップ公式「スタッガーオリジナル（5in/6in）」詳細ページ

また、3ｍラインであれば、「HUスライドスコーンジグ」（12g）に「スタッガーオリジナル6in」がメインです。

ハイドアップ公式「HUスライドスコーンジグ」詳細ページはこちら

これまでスイムジグといえば、トレーラーにシルエットも小さくて、水押しの弱い方が確立が高いであろうと「スタッガーオリジナル4in」をメインに使ってきました。しかし、最近は水に濁りも入っているため、水押し強めの6inをセットして使ってみると、なんとこれが思った以上に深いレンジを一定で泳がせやすい！　レンジキープしやすいんです。

確かに「スタッガーオリジナル4in」の自重は10g。これに対して「スタッガーオリジナル6in」の自重は21gとその差11g。普通レンジが深ければヘッド（ジグ）の重さを調整して沈めていきますが、トレーラーの重さを変えるというのも想像以上の変化。「HUスライドスコーンジグ」（12g）と「スタッガーオリジナル6in」の組み合わせでは4mもストレスなくシャカシャカ巻けるんです。

確かに言われてみればスタッガーオリジナルを使ったスイムジグで良く釣る人は、やたら6inが多かったのですが納得です。深いレンジが4inや5inよりも引きやすい。これに尽きました。ということでこれからはスイムジグのトレーラーは6inを使用していきます！

5inクラスのワームを使ったミドストの釣りも好調

話は戻り、西岸のウイードパッチの釣り。

今年は、浜大井、自衛隊、ＫＫＲ、井筒、ヤマハ、カネカ、アクティバまで。かなり広いエリアの3～4mに前回も紹介したようなニラパッチ（ウィード）が点在しています。その中でも、できるだけ規模が大きいもの、高さのあるものを中心にひたすらに探して撃っている毎日です。

ただ、最近はボトムからチョット浮かしたミドストなどの攻めが効果的。ズバリ今の南湖に関していえば、1日高比重ワームのボトムジャークでやりきるより、1日ミドストでやり切った方が1本の確立が高いと言えると思います。因みにミドストは1.8ｇ～2.5ｇのジグヘッドに“武田栄喜”プロ監修のプロトワームを使っていますが、市販のものだと「サカマタシャッド5in」クラスが基準になります。

プロトワームの釣果

使用ラインも重要

PEラインを使いますが個人的にはこの時期だとフロロカーボンラインがオススメ。1回沈めてボトム付近をひっかけたり外したりしながらシェイクを止めずにゆっくり巻いてくる訳ですが、引っ掛かった時にウイードが切れてしまうのがPEライン。しばらくウイードにスタックして外れないのがフロロ（僕は6Lb）。この“しばらく外れない”という部分がこの時期のミドストやボトストのキモ。この週末タックルを迷っている人は、1本狙うならぜひジグヘッドミドスト、ボトストをプランに入れてみてくださいね。