今江克隆のルアーニュースクラブR「レイジー!バマスト!23年3月上旬”シン最強”鉄板ルアー2選とその使い方」の巻 第1138回
さて、いよいよ今日から3月がスタート。
3月の声を聴いたら、いよいよシーズン開幕の春突入気分になる。
気温水温的にはまだまだ2月を引きずる低水温だが、それ以上に日照時間が大きく伸び、紫外線量が増えたことで水中の生命は人間の感覚より一足早く春の到来を感じる傾向がある。
そんな3月早々に、まさに最強無双となる2023年最新版の最強鉄板ルアー2選の使い方の秘密を紹介しよう。
サスペンドシャッドは釣り勝つため
まずは3月早々の最強ルアーといえば、一昔前は確実にサスペンドシャッドだろう。
確かにイマカツでいえば、この時期のJB/NBCトーナメントで毎年開幕戦優勝を飾るのは、たいていが「スーパーキラービル」、「IKスピンジャーク」で、実績的にもまさに最強鉄板だ。
だが、今江的にこれはある意味プレッシャーがMAX高まった中で、釣り勝つための「最終兵器」であって、実は「最強兵器」ではないと思っている。
55cmクラスを狙って釣るなら
トーナメント以外のプライベートな釣りや少人数でのプチ大会などなら、特に55cmクラスを狙って釣るならこの時期最強の一手は間違いなく「レイジースイマー6インチ」だと思っている。
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全国的に絶大な人気の「レイジースイマー」。2023年度版、シン3月初旬最強ルアーに間違いはない。いよいよこの春、「レイジースイマー9インチ」も登場
使い方は、すでに幾度も紹介しているのでこの時期の要点だけを集中解説しておくと、基本的には「ビッグなサスペンドシャッド」と思い込んで使うことが考え方の基本。
もっと分かりやすく確信持って使いたい場合は、まず「浅い場所にて目視でバスを見つけてからアプローチするビッグなサスペンドシャッド」だ。
ここで肝心なことは、この時期のビッグベイトのキモは動かし過ぎないこと、いやほぼ泳がさないことだ。
十分な大きさがある「レイジースイマー6インチ」とサスペンドシャッドとの決定的な差は、ブルブル振動しなくても、トウィッチしなくても、着水音と水中に留め置くだけでサスペンドシャッドより、はるかにバスからは見つけやすいルアーだという点だ。
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早春の「レイジースイマー」は、イメージ的にはサスペンドシャッドの超大型&超ていねいスロー版と思って使うのがコツ。目視で動いていない程度で十分バスを引き付ける
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早春、おそらくイマカツ・スタッフの中でも最も「レイジースイマー」で釣っているのが河野(正彦プロ)。絶対的な自信を持つ彼の勝負ルアーだ
早春の使い方
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「レイジースイマー」が製品化されて、手渡した直後に早春の生野銀山湖であっさりとMAXサイズを仕留めた河野。関東関西問わず、どんなメジャーレイクでも通用するのが「レイジースイマー」の魅力だ
この時期は、大型バスほど浅くて風に強く日当たりのよい浅い表層で、上空からの鳥を避けられるような小ぶりな枝や岩に身を寄せるようにしてポカーンッと、甲羅干しをするかのように浮いていることがとても多い。
これを一番反応させられるのが「レイジースイマー6インチ」をサスペンドチューンしたモノだ。
基本はデカバスを見つけたら、そいつを着水音で驚かせず、視界に入るギリギリの距離で、同時にバスの目と岸、もしくは壁状のモノの岸側(壁状のモノ側)に一発で消音キャストを決められれば、イイ勝負になる。
これが決まれば、バスは気づいてスーッと寄ってくるので、ラインを絶対に水を切らないようにして待つ。
ラインをバスの腹側に敷くことができれば、さらに喰う確率は上がる。
あとは、そのまま寄ってきておもむろに喰うこともあるが、見切りそうなら、もう野生の勘でワンorツージャークだ。
注意点としてワンorツージャークは、低水温期の3月はダートさせようと強くする必要はない。
日向ぼっこしていたオイカワやフナが「ビクッ」とする程度、すなわち「レイジースイマー」のテールがプルンッてとする程度で十分バスのスイッチが入る。
これが早春シン最強「レイジースイマー」の基本戦略である。
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河野の「レイジースイマー」の使い方は、ほぼ、バスを見つけてからの近接戦でのサイト。「レイジースイマー」は、アプローチの場所と位置、着水音を間違わなければ、あとは何もしなくても驚異的な威力を発揮する
もう一つの早春シン最強!「新谷式バマスト」を紹介