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【TICT×BIG HIP物語/第2章】2019年、始動した「ビッグヒップ」プロジェクト

寄稿:飛田 俊一郎
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メバリング特集

皆さんこんにちは、ティクトアンバサダー、富山の飛田です。

飛田 俊一郎(Hida Shunichiro) プロフィール

北陸、富山を中心に、海川問わず広く釣りを楽しむマルチアングラー。海はメバル、アジなどのライトゲームを中心にエギングやロックフィッシュ、スモールボートゲーム、川はサクラマスから源流のイワナまで四季折々の釣りを満喫中。近年は、積極的にさまざまな製品開発にも取り組み、プライベートでは仲間たちと3Ⅾプリンターでメバルルアーを作るまでに。また活動範囲も徐々に全国に拡大中。 1975年生まれ 富山県在住 /TICTアンバサダー

さて、前回紹介させていただいたメバル用のプラグ「ビックヒップ」。もともとは“これ1つで富山のメバルをワンシーズン通して攻略しよう”と言うコンセプトで、2人の仲間と共にプライベートで制作を始めました。

前回もお話した通り、ビッグヒップは遠投力・表層攻略・釣れる潮を探す…などを基本性能として開発を進めてきましたが、それがいつしか全国でも使えるシチュエーションがあるのではないか?と。またテストを通して壊れないビックヒップが欲しい、そしてみんなにこのルアーを届けたいと、応援してくださる全国のメバルアングラーさんと共に夢を追いながらここまでやってきました。まだ夢半ばではありますが、このビックヒップの今だから話せる開発ストーリーを今回はご紹介させていただきます。

全てが「ゼロ」からのスタート

2019年末。「何か作りたいものない?」キッカケは友人で後にビッグヒップのデザインを担ってくれる草嶋氏が3Dプリンターを買ったことでした。軽い気持ちで「メバルルアー作り」を提案しましたが、二人ともズブの素人。草嶋に至っては3DCADの使い方から勉強するところからのスタートでした。

手応えを感じた1stプロトでの初釣果

僕のコンセプトを落とし込んだフォルムを草嶋氏が3Dデザイン化。難航が予想された3D化も、草嶋氏の卓越したPCリテラシーのお陰でスムーズに具現化、年明けにはファーストプロトができ上がり、意外にもスムーズにメバルをキャッチすることができました。

そこで、手応えを感じた僕は「みんなでルアーを作ろうよ?」と周りの釣り仲間に声をかけるも反応はイマイチ。そんな中、一番楽しそうに話を聞いてくれたのが、当時は一般のメバルアングラーだった現TICTアンバサダーの米原充彦氏、そしてその従兄弟の米原慎佑氏。すぐに2人とは意気投合、ここでビッグヒッププロジェクトの原型ができ上がります。どうせなら、このルアーができ上がるまでの過程を全部残しておこうとインスタグラムの個人連載を始めたのもこの頃です。

 

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