特に山陰地方で盛り上がりを見せている釣り
ここ数年盛り上がりを見せている山陰地方の根魚ジギング。その中でも特に人気が高いのが、スピニングタックルを使った根魚ジギングで、スピネギなんて言葉でご当地では親しまれています。
バーチカルではなく、スピニングタックルの利点である「キャスト」を生かして、根周りをジグが横方向に動くよう(斜め引き)演出。
広く探り、気付かせ、追尾させることで活性の高い根魚たち(キジハタやカサゴ、アオハタやマハタなどなど)はもちろん、時にどデカいクエがヒットしたり、中層で突如としてナイスサイズのヒラマサなどの青物がヒットする。
基本的なターゲットとなる根魚たちに合わせタックルは比較的ライトながら、時折そうしたガチ勢がヒットしてくるからたまらない。
詳しくは割愛しますが、基本的にはキャスト、そしてハイピッチでジャークを入れて(斜め上・手前方向に誘う)ターゲットのスイッチを入れながら15mほど誘う。バイトがなければフォールさせて再度繰り返す…というのが基本路線。
先にも述べた通り、スイッチの入った根魚たちがガツンとバイトを出す時もあるし、面白いのが上へ(斜め上へ)と誘うことで、中層の大型青物が不意にヒットすることもある。
テイルウォークの新作ロッドにスピニング根魚ジギング対応機種が!
ちょっと前置きが長過ぎたんですが(笑)。とにもかくにも楽しいそんなスピニング根魚ジギングに対応するロッドがテイルウォークの2023年新作ロッドにあったのです。
それが「L-ジギーズSSD」のS632/FSL-Ne。
MODEL | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法 (cm) |
ロッド自重 (g) |
適合ルアーウエイト (g) |
適合ライン (pe) |
価格(税別) |
S632/FSL-Ne | 6’3″ | 1&H | 117 | 128 | MAX 150 | MAX 2.0 | 28,000円 |
そもそもL-ジギーズ自体が新作ロッドシリーズなのですが、この機種のみNeが付いていて。最初は「このNeはなんの意味ですか?」とご質問。
すると「根魚ジギング」を意識したロッドになっていますNeと言われたわけです。
L-ジギーズSSDの全体像としては、SLJやライトジギングを網羅する一大ラインナップで全機種が揃い、釣りフェスティバルやフィッシングショーOSAKAでもテイルウォークブースで注目を集めていました。
全機種のスペックは以下の通り。
MODEL | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法 (cm) |
ロッド自重 (g) |
適合ルアーウエイト (g) |
適合ライン (pe) |
価格(税別) |
C631/FSL | 6’3″ | 1&H | 125 | 125 | MAX 120 | MAX 1.5 | 27,000円 |
C632/FSL | 6’3″ | 1&H | 125 | 128 | MAX 150 | MAX 2.0 | 28,000円 |
S6400/FSL | 6’4″ | 1&H | 125 | 112 | MAX 80 | MAX 1.0 | 26,000円 |
S640/FSL | 6’4″ | 1&H | 125 | 114 | MAX 100 | MAX 1.2 | 27,000円 |
S632/FSL-Ne | 6’3″ | 1&H | 117 | 128 | MAX 150 | MAX 2.0 | 28,000円 |
C631 | 6’3″ | 2 | 99 | 108 | MAX 120 | MAX 1.5 | 24,000円 |
C632 | 6’3″ | 2 | 99 | 112 | MAX 150 | MAX 2.0 | 25,000円 |
C633 | 6’3″ | 2 | 99 | 116 | MAX 180 | MAX 2.0 | 26,000円 |
S631 | 6’3″ | 2 | 99 | 112 | MAX 120 | MAX 1.5 | 24,000円 |
S632 | 6’3″ | 2 | 99 | 120 | MAX 150 | MAX 2.0 | 25,000円 |
S632/FSL-Ne
また改めてL-ジギーズSSDについてはご紹介しますが、今回はその中でも個性際立つS632/FSL-Neをピックアップしてみましょう。
上記の通り、キャストから速いピッチで誘う根魚ジギングですが、連続したアクションでジグを跳ねさせるというよりは泳がせる感じでスイッチを入れることを狙います。
ゆえにS632/FSL-Neはカーボンフルソリッド。飛ばし過ぎずに柔らかい連動したスイムアクションでジグを操作でき、かつターゲットが掛かった時に過度に暴れさせない役割を担う。
ちなみにこれはL-ジギーズSSD全機種通じてですが、チューブラーモデルは2ピース。カーボンフルソリッドブランクスはワン&ハーフ仕様で、魚を止めるためのバットパワーを持たせているのも特徴。
不意のビッグワンに対応するリアグリップ長
また、このS632/FSL-Neに限っては他の機種と異なりリアグリップが長い。このあたりがイイなと。上記の通り、想定外のビッグな根魚やスプリンターであるヒラマサなど青物と対峙した時、その他の魚と異なり竿を曲げずにストレートポンピングでプレッシャーを掛けてく方が寄せやすいのです。
このあたりのジグを飛ばし過ぎない設計や、不意のビッグワンに対峙できるリアグリップレングスがかなり計算されているな…と感じた次第。
ラインナップも多岐に渡るL-ジギーズSSDでが、S632/FSL-Neをはじめ、それぞれの個性をチェックしてみてはいかがでしょう。発売は3月を予定しており、もう間もなく!
近日改めてL-ジギーズSSDについてお伝えしたいと思います!
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