少し前に、天龍のトラウトロッド「レイズインテグラル」のTwitchin'(トゥイッチン)モデルの2機種(RZI484S-UL、RZI484B-UL)をご紹介しました。
おさらいすると、トゥイッチンモデルは4’8″インチとショート仕様で、その仕舞寸は39cm(4本継ぎ)と超コンパクト。リアルなフィールドでの携行性を考えると、非常に便利な本格派なのです。
レイズインテグラルJerkin’モデル
さて、同様に4’8″インチで仕舞寸法39cm(4本継ぎ)には、Jerkin’(ジャーキン)モデルにも2機種ある。今回はそのJerkin’モデルについてご紹介したい。
Jerkin’にもスピニング・RZI484S-L、ベイトRZI484B-Lがラインナップされる。
モデル | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 | アクション | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウエイト (g) |
ライン (lb) |
PE (号) |
リアグリップ長 (mm) |
先径 (mm) |
ロッド自重 (g) |
カーボン/グラス (%) |
税別価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RZI484S-L | S | 1.42[4’8″] | 4 | R | 39 | MAX 8 | MAX 4 | MAX 0.6 | 110 | 1.6 | 77 | 96/4 | ¥42,500 |
RZI484B-L | B | 1.42[4’8″] | 4 | R | 39 | MAX 8 | MAX 4 | MAX 0.6 | 118 | 1.6 | 87 | 96/4 | ¥49,500 |
まず、基本的な概要という部分ではTwitchin'(トゥイッチン)モデルとクロスする部分も多い。
それは…
・#1&#2は低弾性カーボン
・ゆえにスナップキャストが決まる
という部分。もちろん携行性の高さは言わずもがな。
出典:天龍公式
つまりはティップにルアーウエイトを乗せて手首だけでキャストが決まる仕様になっていて、立ち位置が限定されるようなポイントでも非常に投げやすいのが特徴。
ヘビーウエイトルアーへ適応、不意の大型にも
ではJerkin’の魅力はというと、やはりTwitchin’よりやや強い、ということになります。強い、というと語弊があるかもしれませんが、文字通りトゥイッチではなくジャークということで、比較するとミノープラグなどに対しより強くアクションを入れられます。また、シンプルによりヘビーウエイトルアーにも対応しやすい。
ということで、流れが強い・水かさがある…そんな状況のフィールドでは、必然的に重めのルアーを使うことが多くなるだけに活躍する場面が多いといえます。
ご存じの通り、渓流の解禁日は早春に設けられていることが多く、フィールドによっては雪代が流れ込んで水量、流れともにあったりするケースも少なくない。そんな場面でもしっかり流れにのされないヘビーウエイトルアーを使うことは多くなる。
また、解禁直後で重めのルアーで広範囲を探ると…ガツンと大型が食ったりすることも多いですよね。
そんな時に、バットの強さもTwitchin’よりあるJerkin’モデルは頼りになる存在。
リールは、シマノならC2000番、ダイワならLT2000 といったサイズを推奨。
ラインはナイロン4〜5lb、PE0.4〜0.8号がマッチ。ナイロンに関してはトゥイッチンよりも若干太めにして、ヘビーウエイトルアーの使用時に伸びを抑制するとよりメリハリある動きを出せる。PEラインであればナイロンリーダー4~6lbがオススメ。
ルアーは、4~5g程のシンキングミノーを基準に、スプーンやスピナーなら、4〜8g程が適合範囲。
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