意外と確かになかったかも…。そんなことを思ったのがテイルウォークの2023年新作ベイトリール「SEIRENS(セイレンス)」。
SEIRENS(セイレンス)
2023年4月登場予定
テイルウォークはこれまでも数多くベイトリールを出しているのですが、パワーハンドル搭載でライトラインを扱えるコンパクトボディのベイトリールは盲点というか。現行ベイトリールの中では唯一の存在じゃないかと思います。
ライトジギング全般やイカメタル、タチウオ、シーバス、ロックフィッシュ、それから特に負荷の掛かるディープでのタイラバなどにもかなり重宝しそう。
Item | ギア比 | 自重(g) | ドラグMAX(kg) | 糸巻量 | ベアリング | 巻取長/回転(cm) | 税別価格(円) |
100HG-PH/R | 7.3:1 | 210 | MAX 7 | PE1-300m | 4+1 | 73cm | 27,000 |
100HG-PH/L | 7.3:1 | 210 | MAX 7 | PE1-300m | 4+1 | 73cm | 27,000 |
小さいけれどパワフル
特徴としては先に述べたように、コンパクトかつパワフル、これに尽きる。
ローダウンされ、スリムなサイドパーミングカップ。とにかくパーミングしやすい。
センターフレームはアルミニウム、サイドカバーは強化カーボンマテリアルを採用し剛性感と軽さ、感度をもたらす仕様。
先に述べたような比較的ライトラインを使用する釣りでは、自らアクションを掛けていくことが多く、その意味で軽さは操作性のよさと感度につながります。
また、そうした繊細な一面を持ちながら110mmのシングルバランサーハンドル&36mmのEVAラウンドノブで「巻き」にはトルクがある。
さらに実際に展示されていたものを回してみると、思いのほかシルキーな巻き心地が印象的でした。
ライトラインである程度の水深を攻略するという状況はひと昔前と比べると格段に増えていて、特に深場での軽く安定した巻き感にもこだわってテストしてきたそうだ。
ちなみにPEラインは1号300mを巻けるシャフトレス32mm径アルミスプール。十分なキャパシティーとともに、スムーズなライン放出をもたらす。
ドラグは、テイルウォークのお家芸でもあるステーショナリードラグを搭載。
特に500~1500g範囲のドラグテンション幅を大きく確保していて、急激にドラグが利き始めるといったことがなく、引きなりに応じて細かく緩やかにシームレスな利き具合となっているのがありがたいところ。ドラグMAXは7kg。
また、外部ダイヤルで調整可能な遠心式ブレーキシステムを採用(6点式)。バーチカルな釣りのみならず、ベイトでショートキャスト…という状況でもイージーなブレーキ調整を可能にする。
ドライブギアには超々ジュラルミンを採用し剛性も高く、多角形のメカニカルノブも搭載。状況に応じた小技を利かす調整もやりやすい。
基本的にはオフショアのライト系ならなんでもこなす器用なベイトリールで、1台あるだけで様々な釣種を、それも高次元で任せられるのでは?
価格も27,000円(税別)とテイルウォークらしいリーズナブルさ。ぜひチェックしてみてください。
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