今シーズンもまた同行してきたぞ、とは先日の記事にて。
何に? そう、ご存知ルアーニュースRの姉妹サイト「Vish」の人気動画番組「トミー敦のあじすた!」ロケ。当日の実釣の様子はお伝えしている通り。
毎回、すごく楽しみにしているトミーさんのロケ。その理由の一つが“いろいろ面白いアイテムが出てくる”から。
①:またギョピン?なんてもう言わせない。新たな一手「アジボッコ」
もう使ってみました?「アジボッコ」。
毛虫のようなゴカイやイソメ系の多毛類のようなグロテスクな見た目に対し、キャッチーなネーミングのギャップ。松ぼっくりをイメージしたという「アジボッコ」。2023年の福袋に一般販売より先に入っていたことでも話題となったあのワームです。
フィジットヌードやギョピンのような細いテールに、ワーム全体を覆う互い違いに配置された特殊なリブが特長で、ひとたび水中に入れば「しっかり水を噛む」。
水を噛むと何が良いのかと言うと、まずは操作感の向上。1g未満の軽量ジグヘッドでも潮に馴染んで水を噛み、抵抗を感じ取ることができる。そして、その抵抗はそのままフォール時にも活きる。つまり、ゆっくりと誘いのスローフォールを演出しやすいというのもメリット。トミーさんいわく「ジグヘッドをワンランク軽くしたくらいゆっくり落ちる」そんなイメージとのことで、つまりレンジキープしやすいとも取れる。
強いボディに対し、極めて細く繊細なピンテール。ブリリアントとはまた違った波動というかアクションというか、艶めかしい蠢きで新たにローテーションに組み込むことが可能。
なお、現在公式HPでは2.5inchのみ公開されていますが、各地のフィッシングショー会場で1.5inchも展示。2.5inchにやや遅れて春頃には登場予定なんだとか。
②:お、今度は短いぞ。「スラムUTR-55プロト」
ドンドンいきましょう。続いてはロッドです。
…これはけっこう待ってる方多いんじゃないでしょうか。ティクトのアジング専用ロッドとして名高いスラムUTRシリーズ、そのシリーズの一際ショートレングスで近距離戦に特化した「SRAM UTR-55one-TOR CQC」…が新たに生まれ変わると。それがロケでのメインロッド「スラムUTR-55プロト」。ほぼコンセプトが固まってきたモデルとのことで、現場に持ち込んでいました。
いわく、漁港内や常夜灯下での近距離戦はコレ1本。5ft5inchのショートシャフトで伝達も速く、操作感も圧倒的に高い。ガイドにはトルザイトリングが採用されておりソリッドティップこそ調整中ではあるものの、キンキンのセッティング…という訳ではなく、漁港内や常夜灯下での近距離戦でも非常に扱いやすいロッドとしてゴールは見えているという。
振らせてもらった感じは、人並みですが持っている感じがしない。ほんと繊細。先に配信している記事で、トミー流わずか0.2gの使い分けを紹介しましたが、まさにコンマ何gの差がしっかりわかる、しっかりやり込める、そんな印象の1本。
逆にこれからアジングを始める…なんて方は、水中の変化を違和感として手元で捉えられるのは大きなアドバンテージになるなと。ちなみに、ジグ単でいえばアンダー1g~1.75gまではカバーできるバーサタイル性もあり、期待度は高め。