オフショアジギングはタックルの進化もあって、近海ジギングに関していえば全体にライト化しています。もちろんどデカい青物なんかを狙うジギングは、それなりのタックルは必要になるのですが。
それに合わせ、アプローチ法もその時々でアジャストさせていかなければならず、ハイピッチも必要だったりスローアプローチが必要だったり、ロッドに求められる性能も多岐に渡るようになっています。
そうした背景にマッチするジギングロッドが天龍の「ホライゾンMJ」。
ホライゾンMJ
ホライゾンMJのMJが指すのはマルチジギング。まさに先に述べたようなアクションの強弱、さらには水深や潮の速さといった外的要因に幅広く対応してくれるロッド。
まず機種展開から見ていくと、全5機種。スーパーライトモデルからオールラウンダー、ディープ対応モデルが揃い、1機種ごとに幅広い対応力を持っているのも魅力。
モデル | レングス(m[ft]) | 継数 | ルアーウエイト(g) | ライン(PE/号) | ドラグMAX(kg/角度0°) | リアグリップ(mm) | 先径(mm) | ロッドウエイト(g) | カーボン/グラス(%) | 本体価格 (税抜) |
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HMJ5101B-L | 1.78[5’10”] | 1 | High60-120g Slow100-250g |
MAX2 | MAX3/0° | 405 | 1.9 | 110 | 91/9 | ¥38,000 |
HMJ5101B-ML | 1.78[5’10”] | 1 | High80-150g Slow120-300g |
MAX2 | MAX3/0° | 405 | 2.1 | 115 | 92/8 | ¥38,500 |
HMJ5101B-M | 1.78[5’10”] | 1 | High100-180g Slow150-350g |
MAX2.5 | MAX4/0° | 405 | 2.3 | 120 | 92/8 | ¥39,000 |
HMJ5101B-MH | 1.78[5’10”] | 1 | High120-200g Slow180-400g |
MAX3 | MAX5/0° | 405 | 2.5 | 126 | 93/7 | ¥39,500 |
HMJ5101B-H | 1.78[5’10”] | 1 | High150-250g Slow200-450g |
MAX3 | MAX5/0° | 405 | 2.7 | 131 | 93/7 | ¥40,000 |
スペック表記の適合ルアーウエイトにも注目で、HighとSlowが表記されています。文字通りハイピッチな時、スローピッチな時の対応ルアーウエイトを示したもの。
天龍公式「ホライゾンMJ」詳細ページはこちら
HIGH & SLOW 両立
上記紹介動画の通り、いずれの機種もハイ&スローを両立させる。いずれもブランクスルー構造で、要はひとつなぎで持ち合わせるブランクス性能をフルに発揮する。もちろん動かし方や角度で、スローからハイピッチ、また逆もあるが、コンビネーションでもアングラーが意図するアクションに機敏に反応してくれる。
また、ライトからセミライトというか、ちょっと太めのラインを使いたい時も想定しガイド径がやや大きくなっているのも扱いやすさに拍車をかける(ガイドはステンレスフレーム・SiC-SリングKガイド)。
当然バットにはC・N・Tをコンポジットし、粘り強さは言わずもがな。
全体的に張りがありつつも、負荷に応じて曲がり込んでいくレギュラースローアクションで、かつ操作性も重視しての5’10”でレングス統一。使用するジグウエイトによっても、ジグを飛ばせたり逆にスイム系のアクションをさせられたりと、使うアングラー側の意図で表情が変わる面白いロッドでもある。
また、例えば青物、大型の根魚などを相手に繊細に攻めていざ掛かった…と言う時にストレートポンピングで寄せてこられるよう、フォアグリップをやや余裕のある設計にしていて、ここに指をかけて竿を曲げずにやり取りすることも可能。
マルチな活躍をするだけに細部にもコダワリが詰まっています。
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