はじめてのメバルプラッギング講座
早春から春にかけてアツい釣りなのが、メバルをプラグで狙う「メバルプラッギング」! 略してメバプラ!
今回はそんなメバプラを、これからはじめたい! やりたい! という方に向けて、「メバプラ」の基礎知識、ノウハウをお届けできればと思っています!
そんなノウハウを教えてもらったのが、超メバルフェチの「りんたこ」こと、岩崎林太郎さんです!
岩崎 林太郎(りんたこ)(Rintaro Iwasaki) プロフィール
メバルプラッギングの魅力・利点は?
まず、そもそもメバルプラッギングの魅力・面白い点、プラグを使う利点についてですが。
一番の魅力というのは、やはりゲーム性の高さ!
プラグと、ひとくちに言っても、水面トッププラグ、シンキングペンシル、フローティング&シンキングミノーなど、多くのジャンルがあって、そのそれぞれに膨大な数のプラグがあります。
シルエット、動き、波動などもたくさんあって、それらを状況に応じて使い分けることができるので、そこが面白いところだったりします。
あと、プラグを使うと、ワームで狙う場合と比べて比較的いいサイズを選んで釣れる傾向があったりもします。
またワームだと遠投して表層レンジをキープしてを狙い続けることが難しいですが、プラグだと簡単にそれが出来たりもします。
そういった、ゲーム性の高さ、プラグだからこその利点があると言えます。
ただ、そんな魅力あるメバプラですが、年中、効くのか? というと…。
もちろん年中やれるにはやれるんだけど、やはり特に効くシーズンはあります!
というわけで、ここからは、メバプラのメバプラのシーズンについて、季節の流れを追って説明してみます!
まず、こちらの表を見てください、おおよその流れがつかめると思います!
冬から初夏にかけてのメバルのシーズナルな動きはこんな感じ
まず水温が高い時期は、オカッパリから狙える場所では正直、メバル自体の数も少なく、またいる場合でも活性が低い状態なことが多いです。
産卵を意識したメバルが接岸してきて
メバプラシーズンがスタート
そんな低活性状態が水温が徐々に低下してくる初冬に入ると変わってきます。
おおよそ11月下旬から12月の頭頃、水温が下がってきたタイミングで、産卵を意識したメバルがオカッパリで狙える比較的浅いエリアに接岸してきます。
このタイミングが産卵前の荒食いモードでメバプラのシーズンイン!
このタイミングはプラグゲームでイージーに狙えます。
産卵および産卵後で、メバルの活性が低下!
プラグへの反応も悪くなります
さて、その後ですが、12月中旬~2月下旬のメバルは産卵&産卵後で体力が落ちて、活性が低い状況となります。
ボトムにべったりしていたり、またほとんど動かずに目の前を通るエサのみを捕食しがちで、当然、プラグへの反応は悪い傾向となります。
だからといって1-2月にプラグで全然釣れないか? といえばそうではなく、時期ズレ産卵組などもけっこういてプラグでの拾い釣りは可能です。
さて、その後なんですが、2月の後半頃から3月上旬にかけては、それまでの低活性状態から徐々にではあるものの捕食活動のテンションを上げていきます。
ただ活性自体は低めなので、そんな状態でも捕食しやすいエサである「アミ」を中心に捕食活動のテンションを上げていきます!
そうやってアミを捕食しつつ徐々に体力を回復させていき、3月中旬頃からは、徐々にレンジを上げつつ、かなり高いテンションでアミを捕食しだします!
このタイミングが、いわゆる「アミパターン」の絶好機!
プラグで爆釣が狙える時期に入るタイミングなんです!
アミを意識したメバルが浮き気味、高活性状態となり、アミの集合体に見える!? プラグに好反応を見せてくれるというわけです。
3月中旬~4月下旬ぐらいまでは、そんなアミパターンを意識したプラグゲームが最高に楽しめるタイミング!
4月下旬以降については、アミ以外のベイトフィッシュも出現してきて、メバルはアミ以外のエサにも意識を向けだします。
そしてGWぐらいに海藻が抜けはじめ、捕食場所も、それまでシャローが強かった傾向から、沖磯などへ行動範囲を広げていく個体が出てくるといった感じです。
メバプラ自体は、アミパターンだけでなく様々なベイトパターンも加わりながら、水温が上がる7月いっぱいぐらいまでは楽しめると思います!
以上が、メバプラにまつわるメバルのシーズナルな動きについてご紹介しました!
ちなみに、メバプラシーズンについては、以前にも動画で解説してみたので、そちらの動画もぜひチェックしてみてください!