皆さんこんにちは!メガバススタッフの小西一成です!
今回は春に向けてアツくなる大阪湾のメバル釣り。その中でもプラグで狙うプラッギングゲームについてご紹介いたします。
大阪湾のメバル事情
大阪湾のメバルですが、シーズンとしては11月中旬から6月中旬梅雨時期まで楽しめます。
秋の北西風が吹き始め水温が下がったタイミングで釣れはじめ、産卵を控えたメバル達が接岸し荒喰いの時期になります。そして1月~2月末ごろまで厳寒期と産卵のため少し厳しい時期がありますが、産卵行動を終えたメバル達が回復のために再び接岸し春のベイトが湧くタイミングとマッチし釣れ始めます。いわゆるアフターのメバルの釣りです。春はアミなどの小型プランクトンやゴカイなどのバチ系やハク(ボラの稚魚)や稚鮎、シラスなどといったベイトも豊富な時期です。これらのベイトを捕食してメバルは回復していきます。
そのタイミングこそ、プラッギングゲームで引きの強いメバルと楽しめる時期となります!
各ルアーの特長と使い方
メガバスのメバルプラグの中でも、特に私が使うルアーの特長と使い方をご紹介いたします。
リップのついた比較的水押しの強いクランクタイプ。グリグリっと巻いて止めるストップ&ゴーがオススメ。アミなどのプランクトンがベイトの際に有効なアクションです。バイトは止めてルアーが浮上している時に出ることが多い印象。
少しファットなシンキングペンシル。4.1gとやや重めなので飛距離が出る上、カウントでレンジコントロールできるので、魚の反応や居場所を広範囲にアプローチできるパイロット的ルアー。特にシラスや稚鮎といったベイトフィッシュを追っている時にオススメです。
スリムなⅰ字系シンキングペンシル。水押しの強いルアーに食わない状況やデッドスローで表層を引きたい時に有効。メバルが何を捕食しているかわからない。そんな時にとりあえず反応が得られる。そんなルアー。飛距離こそ劣るものの、いる魚にナチュラルにアプローチできるのが強み。ラインテンションを張らず緩めずでゆっくり引いてくるのがオススメ。
カラーセレクト
メバルは視覚も優れ、ルアーのカラーにもシビアな魚です。ベイト、波っ気、月夜など状況に応じてルアーのシルエットを強調したい時、はたまたシルエットを消したい時などカラーによって攻めるバリエーションが変わります。とりあえずこれだけはBOXに!…なカラーをご紹介いたします。
春先に1発目に投げたいカラー。クリアカラーベースにハーフミラーのフラッシングもあり、ハクや稚鮎が多い春に強いカラーとなります。ベイトライクな魚にかなりオススメ。
月夜や外洋が少し荒れていて存在感を出したい時に使いたいカラー。クリアカラーで反応がない場合でもこのカラーに変えると反応が出ることも…
アミ、シラスパターンなど常夜灯が効いている漁港やテトラ帯で、春本番よりもシーズン初めの渋い時期に投げたいオススメのカラー。※ルアーはいずれもBEAGLE
タックルセッティング
まずはロッドですが7フィート前後の先調子のライトゲームロッドが場所を選ばずオールマイティーに使いやすいでしょう。
私はメガバスライトゲームブランドの礁楽シリーズから、プラッギングに特化した「礁楽SL-72LS」を使用しています。春はメバル以外にもシーバスやチヌといったフィッシュイーターも盛んに捕食時期です。礁楽SL-72LSはプラグにメバル以外の魚が食ってきても、慌てることなくやり取りすることができます。
ほかの魚の引きももちろんですが、もしかしたら記録級のメバルがくるかも…と想定しているのでPEも0.4号~0.5号、リーダーナイロン8~10lbとやや太めが小西的オススメ。いつデカいメバルが来ても万全の準備で挑んでいただきたいです。
最後に
プラグの有効性や長所などご紹介させていただきましたが、皆さんに味わっていただきたいのは何よりもプラグで釣った喜びと楽しさ。これが私のメバルでプラグを多用する一番の理由です。
これからの時期身近な水辺をアツくしてくれるメバルプラッギングゲーム。是非皆さんも楽しんでいただきたいと思います!!