トモ清水がNEWブランドを立ち上げ
こんにちは、トモ清水です!
私は、20数年にわたり複数の大手・釣具メーカーで開発の仕事に従事させていただいた期間を経て、2023年に独立&ブランド立上げる決意をしました。
そしてこのところは、新しいロッドのブランドを立ち上げる準備をしてきました。
そんな中、ようやくブランド名も決まり、そのブランドロゴデザインも決定。只今、商標・申請中です。
さて、その決定したブランド名なのですが…
「G-TEC(ジーテック)」です。
ちなみにG-TECとは、Graphite(グラファイト) と Technology(テクノロジー)を合わせた造語の略です。
ロッドの心臓部であるブランクス。その最も肝となるグラファイト、いわゆるカーボンの技術をもってして生まれる新時代のロッド創出、新しい価値観
長年に渡り蓄積してきた技術と経験、それらをベースに歩みを止めず、さらなる進化を目指していきます。
世界一のカーボン繊維を開発する東レ株式会社と提携し、さらなるイノベーションを起こすべく、共同研究も開始。さらなるロッドの技術の向上を常に目指す、ロッドメーカーブランドが「G-TEC(ジーテック)」です。
新たにフィッシングブランドを立ち上げるには、非常に厳しい時代ですが、逆風が吹くなかで挑むこそ価値がある。その厳しい時代で生き残れるブランドこそが本物だと思って進んでいきます!
G-TECの二本柱
2023年1月に開業届を出し、皆様に新ブランド「G-TEC(ジーテック)」を公式に発表出来るタイミングがやってきました。
新しいブランドは、釣竿の開発、販売を主とし、自分のブランドであるベースビジネスと、顧客ありきのOEMビジネスの二本柱で考えています。
ベースビジネスでは、すでに10機種ほど、水面下でロッド開発が進んでおり、今年2023年には、2~3機種ほどリリース出来そうなくらい、完成度が高まってきています。一方、OEMビジネスでは30機種以上、新しいロッドの開発が進んでいます。
G-TECのブランドコンセプト
新しく立ち上げる「G-TEC」ブランドのコンセプトでは、単にメーカーブランドではなく、カルチャーブランドを目指したい、と考えています。
大量生産、大量消費の時代はとっくに終焉を迎え、自分のブランドも大量に生産し、ロッドを乱発していくことは避けたいし、避けるべきだと思っています。
自然や魚をリスペクトし、釣りというアクティビティを通じて、人生を豊かにする。
そして我々アングラーに課せられた使命は、後世に綺麗な釣り場を残し、限りある資源を無駄にしないことだと考えています。
釣り道具を通じて、釣りをもっと高貴な、崇高されるものにしていく。
たとえ1匹の魚でも、十分に満足出来る釣り道具を作りたい、それが1匹の価値を高め、釣りをもっと面白くさせると信じています。
そんな思いが詰まったタックルを提供していきたいと考えています。
今までの枠にとらわれない、固定観念を壊し、常識を破ったワクワクするものづくり。
新しいフィッシングカルチャーの構築。
それが私が新しいブランドを立ち上げる本質的な意味、スタンスになります。
釣りを楽しむ、そんな釣り本来の本質を追求出来る「ものづくり」を目指していくのがG-TECの役割だと考えています。
進化し続けるブランド
やはりワクワクする製品、釣りを面白くする道具というのは、進化が伴ってはじめて実現します。
道具の進化があってこそ、現場での繰り返し行われるフィールドテスト、アングラーの経験と知識があってこそ、その道具の進化によって、さらに釣りが楽しく、ゲーム性の高いものに。
ロッドというモノを提供していくだけでなく、その進化したタックルで新しいスタイル、というコンテンツを生み出し、提供していくブランド。
進化したタックルだからこそ可能になった新しいスタイル、楽しみ方、モノだけでなくコトも重視しながら、釣り本来の持っているポテンシャルを最大限、引き出していきたいと考えています。
常にチャレンジする姿勢で、新しいことに挑戦していきます。
リアルワールド、釣りの重要性
時代も取り巻く環境も変わり、ビジネスの世界でもデジタル化が凄まじい勢いで進んでいます。
仮想空間の技術、世界もこれから大幅に広がり、新たな時代が訪れようとしています。
その仮想空間の世界が強くなる一方で、バーチャルではなく「釣り」というリアルワールド(現実世界)の遊びが、ますますそれに比例して重要になってきます。
アウトドアの1つである「釣り」という現実の遊びを通じて、人はバーチャルでは決して経験出来ない、人として大事な価値観、感覚を取り戻せます。
G-TECは、時代がデジタルに、バーチャル化に進めば進むほど、釣りという現実世界の重要性は高まると考えています。
個人の時代
釣りの世界も、SNSの普及により、個で発信出来る時代。個人の時代が到来。
そこには実に様々な価値観、スタイルが多く存在し、発信を続けています。それに伴い、G-TECというブランドは、その個が最も輝ける道具を提供し、そのスタイルにマッチさせていきたいと考えています。
その個のスタイル、個性に対応するために、メジャーブランドでは実現しにくい、独立性の高いインディーズブランド的な位置を目指す必要があります。
それは大量生産、大量消費の今までのスタイルは大手に任せて、少量生産、多品種というきめ細やかな、痒い所に手が届く「ものづくり」、時にはマニアックなロッドまで作っていきたいと考えています。
「こんなものが欲しかっただよね!」、「こういうの今まで無かったんだよね!」、そう言っていただけるような、独創性の高い、時代が求める釣り道具を探求してきます。
現場主義
ものづくりは、非常に多くの方に関わって完成されていきます。バスプロ、プロアングラー、凄腕船長達と様々なロッドを開発してきましたが、彼らにとって自分らの意図がロッド設計者に伝わらないのは大きなストレス。
だからこそ設計者自らも同じ現場に出て、極力、彼らと同じ目線に立つ必要があります。
また同じ目線に立つことで、彼らの純粋に良いものを作りたい、という想いは開発者に必ず伝わるものです。
答えは必ず現場にあるもの。
机上の空論ではなく必ず現場で答え合わせが重要だとG-TECは考えています。
G-TECの開発ポリシー
模倣ではなく独創性。真似されることはあっても真似はしない。
それが譲れない開発ポリシー。
常にユニークで、世にないものを創造していきたい。新しい事を始めるにはものすごいパワーがいるもの。だからこそ面白い。固定観念を捨て、非常識を常識に、そんなワクワクする「ものづくり」で開発を進めていきます。
開発者自らが釣りに情熱があってはじめて、良いモノづくり、ワクワクする製品が出来上がると考えています。