今江克隆のルアーニュースクラブR「トランスフォーマースイムベイト!? ウナジュウニ!? 超長激細ワーム『スキニーイール12インチ』紹介」の巻 第1131回
もういくつ寝るとフィッシングショーだが、今年はのっぴきならないプライベートな理由で横浜(釣りフェスティバル2023)も大阪(フィッシングショーOSAKA2023)も現時点では参加できない予定。
大阪は、もしかしたらワンチャン弾丸出演あるかもしれませんが、人生のハッピーな一大イベントが理由なので、ご理解くださいませ。
影の2022MVPルアー
ということで、2023イマカツ関連新作発表第2弾は、地味だけど、実は今江的に最強無双の威力を持つと確信している「超長激細ワーム・ウナジュウニ?」こと「スキニーイール12インチ」の秘密の威力を初公開しよう。
実はこの「スキニーイール12インチ(以下:イール12)」、表沙汰にはしていないが、2022年中に45cm以上のビッグバスを釣った数ではダントツ1位といってもよいほど、反則級の威力を発揮していた。
9月にルアマガ連載のピンチヒッターで三原直之プロに池原ダムにチャレンジしてもらった際も、ド厳しい晩夏の池原ダムで絶体絶命のピンチを大逆転させたのも、この「イール12」だった。
かつて青野ダムや池原ダム、TOP50弥栄湖戦でロクマルを連発し、ロングワーム大流行の火付けとなった「イール10インチ」こと「ウナジュウ」でロングワームの威力は誰よりも早くに体感しており、「スキニーイール12インチ」を開発するにあたっては様々な手法でベストな長さと使い方を長期間にわたってテストしていた。
先週の「エビゴリ君」同様、このテのワームは地味で超シンプルがゆえに、逆にベストな長さ、太さ、硬さ、動きを決める判断基準が難しい。
何インチがベストなのか? どれぐらい細い方がよいのか? それはもはや幾度も幾度も釣って試すしか方法がないのが実情で、それゆえに単純極まりない地味なワームにもかかわらず、テスト期間はかなりの長期にわたってしまった。
超長激細ワームのキモ
そんな長期にわたるテストの中で、今江的に得た超長激細ワームのキモは「スキニーロングワームは、実はスイムベイトの一種と思って使うと凄いんです!」という結論。
もう、このひと言で超ロング激細ワームのキモ中のキモを明かしてしまったようなものだ。
結論からいってしまうと、超長激細ワームである「イール12」は、まさに「見つけさせるハデさと、見つけてから警戒心を解いて喰わせる対極の地味さを兼ね備えた、類稀なるトランスフォーマースイムベイト」である。
すなわち、泳がせている時はスイミング姿勢次第で12インチもの大きさが激目立ちするので、バスにその存在を驚くほど遠くから気付かせる(発見させる)ことができる。
そしてバスが気付いて近づいてきたら今度は一転して存在感と波動を消して激弱でナチュラル極まりない、エサ感満載なイージーベイトにトランスフォームする、極めてレアなビッグスイムベイトの一種という考え方だ。
このトランスフォーマー能力こそが、普通のスイムベイトやウナジュウのようなビッグワームには備わっていない超長激細ワームの最大にして最強の武器となるキモである。
動かし方のキモ
もうここまで明かしたら、スイムベイト経験値の高い玄人アングラーなら、超長激細ワームのアクションのさせ方は一発で分かってしまうはずだ。
スイムベイト同様、このテのワームはサイトで使うとその動かし方のキモがハッキリと分かってしまう瞬間がある。
もうこれ以上は、バスプロ業務上語りたくないのでご想像に任せます。
このような今江的超長激細ワーム「スキニーイール12インチ」の開発コンセプトは明確で、重要なことは「泳がせたときにめっちゃ悪目立ちするキモい縦S字のウネウネ感」、「泳ぎを止めた瞬間に細い棒のようになって波動ゼロ状態でフォールする消える魔球感」、最後に「着底後にボヨヨーンとのたうち回って横たわるやる気のない軟弱野郎感」を、バランスよく保てる長さと細さ、硬さを見出すことにあった。
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