冬のポイント
琵琶湖は広しとはいえ、真冬でもカナダモが残っているエリアはある程度限られます。
もちろん、その年によってウィードがしっかり残る・残らないはありますが…例えば、木浜、赤野井、下物、カネカ、自衛隊前、ディープホール周りなど、これら琵琶湖のど真ん中と言っていいチャンネルエリアにカナダモが残った年はよく釣れています。チャンネルエリア以外では、人工島水路にベジテーション、ウィード、オダ等が残った年もよく釣れました。
今シーズン、僕が釣りをしているのは主に南湖チャンネルラインのカナダモがしっかり残るエリア。他全域で縦系ウィードではなく、しっかりフラット状にウィードが根付くエリアです。他には、水路奥の残りウィード、ストラクチャー、ベジテーション周りなども見に行くことが多いです。
冬のクランクベイトでの釣り方
釣り方は基本的に“面”で釣っていく。とにかく絨毯状になっているウィードを撃ちまくります。また、朝夕のフィーディング時は沖の魚がエッジでベイトを追い込む為、ウィードエリアの上でなくエッジでのクランキングも効果的です。
水深1メートル~4.5メートル程度のエリアを釣っていくのですが、ここで重要なのはボトムまでの水深というより、ウィードトップから水面までの水深。その水深に合わせて、コリガンマグナム150・250・350・450までをローテーションしていきます。
具体的なルアーの使い分けについてですが、この釣りのキモは「ウィードタッチ」です。軽くウィードに当てることが必須となるため、沖の4m前後の水深ではコリガンマグナムの450、3m前後は350、2m前後は250、1m前後は150…という感じ。タッチする感覚としては、個人的に「ガスッ」とチカラ強く、ウィードにクランクを突き刺すイメージで行っています。
ウィードに居着く魚はクランクがウィードにタッチしてから「グンッ」と持っていくようなバイトが多いですね。逆に、沖で流線系ベイトを追いかけ回しているような魚は決まってタッチ前か、タッチの瞬間にカツンっと引ったくるようなバイトの出方です。このようなバイトはフィーディング時間もあってか、朝夕によく見られるバイトの出方です。
冬にとりわけメインとなるのが、僕が監修したコリガンマグナム450です。
ウィードが残っている…とはいえハイシーズンほど勢いがない冬は、水面~ウィードトップまで距離がありますので、必然的に450がメインとなります。もう一つ、コリガンマグナム450が要となる理由としては、14lbのラインで遠投すれば5m近くまで探れるし、ややキャストを抑えれば3mあたりもしっかりウィードタッチしつつ探れるから。汎用性が高いことも特長で、実際かなり出番が多く優秀なルアー。今となってはなくてはならない存在です。