みなさん初めまして!メガバススタッフの小西一成です。
大阪在住で主にライトゲームやチヌ、季節ごとの青物などのターゲットを中心に気軽に水辺に、再現性の高い釣りを楽しんでおります。
さて、今回は今大阪湾で人気急上昇中の釣って楽しい食べて美味しいオフショア近海サワラゲーム、その中でも「X-80Magnum」シリーズのジャーキングゲームをご紹介いたします!
大阪湾サワラ事情
まずは大阪湾のサワラですが、シーズンとしては5月中頃から12月中頃と狙える時期が長いターゲットとなります。青物同様に9月頃から12月中頃にイワシの接岸もあり、大阪湾沿岸部でのオカッパリで狙えるポイントも賑わい始めます。
オフショアゲームでは瀬戸内海の岩国エリアでサワラのみを狙った釣り方が印象的ですが、昨今、東京湾…さらには大阪湾でも確立されてきています。サワラゲームではブレードジギング、ミノーのジャーキングゲーム。大きく分けてこの2種類が今大阪湾のボートサワラゲームで有効な狙い方となっています。
北西風が吹き始め、水温が落ちはじめて秋が深まる10月からのタイミングは近海のシャローエリアにもイワシなどのベイトフィッシュとともにサワラが回遊し、そのタイミングこそ表層でしっかりとアピールできるジャーキングゲームでの釣りが成立しやすい時期とも言えます。
ボートサワラゲームですが、私は大阪堺から出船の老舗遊漁船シーマジカルさんにお世話になっています。船長の角井さんは近年大阪湾のサワラのみを狙ったガイドに力を入れられており、ブレードジグやX-80Magnumのジャーキングをやりこんでいるので心強いです。
そのほか、大正からでてる出船のChase森本さん、神戸から出船のWAVYS2nd増田さんなどなど…サワラガイドをしていただける遊漁船さんも増えてきたのでより身近に楽しんでいただけると思います。市街地から程近い場所で美味しいサワラが釣れると嬉しいですよね。
なぜX-80Magnumシリーズがサワラに有効なのか。5つの理由
X-80Magnumシリーズは全長115mmのごく一般的なミノーサイズです。ですがボディ内に超高比重小径タングステンバランサーを3つ搭載し、キャストの際3つのバランサーが重心移動します。ボディシェイプも細身なので飛行姿勢が安定し、サワラの居場所まで到達しやすい。
飛距離が出るということはそれだけ長い時間広いエリアでアピールできるのでそれだけでバイトチャンスが増えます。サワラは一定場所にいる魚ではなく常に泳ぎ回っているので飛距離が出ること、飛行姿勢が安定しているということは大きなアドバンテージとなります。
今や説明不要のバス、シーバスシーンのド定番「ハチマル」の愛称で親しまれるX-80のDNAを受け継ぎ、軽いロッドティップのアクション入力で左右にダート&フラッシングします。サワラに限らずレスポンスの良さからくるダートにはフィッシュイーターを刺激します。
ダートアクションから次のアクションへの間、ほんのわずかなタイミングに「食わせの間」ができます。ダートと食わせの間を絶えずサワラに何度も見せることのできるジャーキングゲームは、ロッドアクションで誰でも簡単にサワラのスイッチを入れることができます。
大阪湾に限らずサワラはベイトに依存する魚で、捕食するベイトサイズもバラバラです。シラスのようなマイクロベイトを捕食しているようなときは、ブレードジグやバイブレーション系だと「いるのになかなか食わない」ということが頻発します。
そんなときも表層をダートアクションとフラッシングで誘うジャーキングはベイトサイズ関係なくリアクションでバイトに持ち込みやすいです。また、ベイトサイズだけでなくイワシボールが小さく、バラけてしまっている状況ではブレードジグやバイブレーションはイワシの群れの中にルアーを長時間置いておくことが難しく、どうしても速い展開の釣りになってしまいます。
そんな状況でもX-80Magnumは小さなイワシボールの中をダート後のタメをつくるこで、長くルアーをその場所に置いておけるメリットがあります。
X-80Magnumは6番フックを3つ搭載しバイトに持ち込んだサワラを絡めとります。
鋭利な歯で覆われたサワラはどうしても口の中が固くフッキングが決まらずバレやすい魚です。ですが1本のフックが口周りにかかろうともそのほかのフックが柔らかい口周りに絡みつくようにフッキングするのでバレるリスクがかなり低減されます。
貴重な美味しいサワラ、ランディング直前でバレて膝から崩れた経験がある方も少なくないはず…笑 3フックとなるとやはり安心感が断然に違います。
アクションのコツ、ラインブレイクを防ぐ注意点
ジャーキングゲームで鋭利な歯を持つサワラを狙っていく上で、どうしてもラインブレイクのリスクは避けられません。…ですが、少しの注意で最小限に抑えることができます。
ジャークと聞くとビシバシしゃくるイメージを持たれる方が多いですが、これサワラの場合はNG。
サワラは体の構造上ほかのフィッシュイーターと違い捕食した後に反転することができません。捕食した進行方向に突っ込んでいくような動きをするのでビシバシラインスラックを出してしまうとラインごと嚙まれてしまいます。ひたすらジャークする釣りなのであまり激しく動かすと体力的にも辛く、ティップでトントンと優しくラインスラックをできるだけ出さずアクションさせるのがキモです。
実はこれ、アングラーの本能的にどうしても速くなってしまうので難しいところなのですが、焦らずにゆっくりとしたアクションのほうが結果的に食わせやすいです。
最初にベイトボールの中にルアーを長い間置いておくことが重要と説明させていただきました。目の前で大ボイルが発生してゆっくりなアクションで誘ったら見切られるのでは?と私も最初は思っていましたが、実はスローであるほど食わせやすく、かつ深いバイトに持ち込みやすく、驚くほど見切られません。
ブレードジグの場合、速く巻かないと見切られたりショートバイトが多発したり…とありますが、プラグの場合は真逆であるように感じます。ほんとのところはサワラに聞かないとわからないですが(笑) プラグ特有の食わせの間が効いていると考えています。
獰猛で豪快なバイトのイメージ持たれがちですが、少しの変化で食わない繊細で意外にバレやすいサワラ。ブレードの狙い方、X-80Magnumのジャーキングゲームなどそれぞれ狙い方に応じたタックルセッティングがかなり重要となります!
X-80Magnum、X-80Magnum+1の使い分け
一言に近海シャローエリアといっても水深は3m~10mほど。必ずしも表層にサワラがいるとは限りません。ボトムに反応があるときはブレードジグが有効ですが、中層に反応がある場合X-80Magnumより潜行レンジの深い「X-80Magnum+1」が有効です。
X-80Magnum+1はリトリーブで2.5m程潜り、同じくジャーキングでアピール。一枚深いところでしかバイトを得られない状況では重宝します。オリジナルのX-80Magnum、レンジの深いX-80Magnum+1。どちらもタックルボックスに忍ばせておくとサワラのレンジの変化をカバーできます。
X-80Magnum+1の注意点ですが、リップが大きくなった分引き抵抗も大きいのでジャークの際はX-80Magnumよりもやや強めのジャークをお勧めします。X-80Magnumよりも引き感、水噛みがいいので初めての方は+1の方がジャークの感触を掴みやすいです。
同じジャーク系のルアーですが、潜行レンジの違いで使い分けると攻めの幅が広がりますよ!
ジャーキングゲームに適したロッド選びについて
ジャーキングゲームにおいて、絶え間なくロッドアクションを入れる釣りであり、なおかつバレやすい魚に対して追従する繊細なティップが必要となります。ボート上のスペースを考えると7フィート前後がベストです。
私はボートゲームに特化した空海Gulfシリーズの「CKG-72MS」を使用しています。
サワラなど青物のミノーイングに特化したモデルになります。軽快にロッドアクションを行うことができ、X-80Magnumのジャーキングに抜群に相性の良いバランスです。
また、サワラを狙っていると混ざるブリにもパワー負けせずリフトすることができるのが気に入っている点です。サワラしかいない状況であれば柔らかいロッドでもいいですが、同じフッシュイーターのブリ族も食いが立つタイミングが同じことが多々あります。そんなときにサワラよりも重量級でトルクのあるブリにのされて時間がかかってしまっていると気づけばサワラの時合いが終わってしまってる…なんてことも。汗
せっかくのサワラ狙い、サワラはバラしたくないけどブリにパワー負けしたくない。そんなわがままをいいバランスでかなえてくれるロッドです! 皆さんも専用ロッドでサワラジャーキングゲームを楽しんでみてくださいね!
最後に…
大阪湾のサワラゲームですが、一昨年よりも去年、去年よりも今年とアングラー側の手札が増え、より一層キャッチ率が上がってきているように思います。
サワラガイドとしてやっていただける遊漁船さんも多くなり、来年はさらに盛り上がりそうです。
今回ご紹介させていただいたX-80Magnumを用いたジャーキングゲームも攻める手段の一例です。ほかにもいろいろ狙い方をありますしこれから確立されていくと思います。
なにより美味しいサワラ。家族にも喜ぶうえに繊細でゲーム性の高い近海の熱いターゲットなので皆さんもチャレンジしてみてください!
