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琵琶湖で今一番魚を釣る男、プロガイド「樋口達也」の強さの秘訣

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冬のバス釣り特集

PEライン or フロロカーボンラインのジレンマ

基本に忠実であることで、魚に出会えるチャンスも増える。

一方で日々湖上に浮き実戦を積み重ねることで、研ぎ澄まされていく部分もある。それがもう一つのキモ「ラインを使い分ける」ということ。

フロロカーボンの方が食う?

現在琵琶湖のミドストは、その扱いやすさや感度、強度面においてもPEラインが主流。ただ、SNSなどで「ミドストが釣れている」という情報がひとたび出回れば、みんなが同じエリアでミドストを投げる。

…すると、一気に食わなくなるという。

これはハッキリした理由はわからないそうだが、PEラインの水切り音を嫌っているのではないか?と感じる部分が多いと。実際にそんな状況下であえてラインをフロロカーボンにしてみると食ったという事実もある。

ならばフロロカーボン一択で良いか、と言えばそうでもない。ディープではアクション時にラインが伸びるとルアーにアクションが伝わりにくい上に、そもそもジグヘッドは上方向に引っ張ることでロールする性質もある。フロロカーボンは水に沈むのでディープを攻める場合は角度が付きすぎる=キレイなロールアクションが出ない。そう、物理的に限界があるのもまた事実。そんな時はやはりPEラインに軍配が上がるという。

つまるところは適材適所、状況に合わせて使い分けることが重要。

オススメのカラーについて

サカマタシャッドのカラーセレクトについても、考え方は実にシンプルで合理的。

#20ウォーターメロンプロブルー

#22ゴールデンシャイナー

#146琵琶湖ワカサギ

#114シャンパンペッパー&ネオンパール

#127シルバーシャッド

#96ワカサギ

この辺りのカラーを中心に、基本はバスが食っているベイトに合わせるイメージでローテ。ベイトがハスならシルバー系、モロコならゴールド系といったセレクト。ただクリアウォーターであれば、より水に馴染んで存在感を消すことができる“ウォーターメロンプロブルー”を好むこともあったり、絶対にこの色でないと…ということでもないと。

ただし、何色でも食うという訳ではないので、当たるカラーを探しにいくようなイメージで、その日の状況を見つつ気分転換するくらいのイメージでローテしているとのこと。

使用タックル

タックルはPE仕様と、フロロカーボン仕様のタックルがメイン。

ディープ【JHウエイト3.5~6g】

ロッド:GES-66MLSシェイキングエレメント SHAKING ELEMENT

Length:6’6” 1piece|Lure Weight:1/8~3/8oz|Line:4~12lb|PE Line:0.6~1.2号|Action:Medium Light Slow Taper|Grip Length:340mm/Grip脱着可|自重:105g|Price:¥47,300(税抜¥43,000)

これに2500番台のハイギアスピニングリール、0.8号のPEラインに2.5号のリーダーをセットして使用。

シャロー【JHウエイト1.8~2.6g】

ロッド:GES-65LRライトシェイキングエレメント LIGHTSHAKING ELEMENT

Length:6’5”/1piece|Lure Weight:1/32~1/4oz|Line:3~8lb|PE Line:0.5~1号|Action:Light Regular Taper|Grip Length:314mm/Grip脱着可|自重:99g|Price:¥47,300(税抜¥43,000)

こちらも合わせるリールは2500番台ハイギアスピニングリールに、フロロカーボンライン5~6lbをセットして使用。ちなみにスピニングリールがハイギアの理由は、ずっとハイギアしか使ってこなかったので体が慣れているからというのが理由。

釣れないから、奇をてらったルアーを使ったり、イレギュラーなアクションをさせてみたり。また、誰もまだやっていないようなポイントで釣りをしてみたり。もちろんそれも大事でハマりさえすれば大釣りすることもある大きな破壊力は秘めている。

でも、その前に基本を忠実に再現し、これまで獲ることができなかった魚を獲る。結果、その方が良い魚に出会える確率は高い。そのことを樋口達也の強さが証明しているような気がしてならない。

deps

1996年設立。日本屈指のデカバスハンター奥村和正氏が代表を務める、京都府に拠点を置く総合ルアーメーカー。 ロッド「サイドワインダー」シリーズや「サイレントキラー」「デスアダー」といったプラグやワームなど、数々のデカバスに直結する名作を多数輩出。

 

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