【アジをさらに掴みやすく一新】グリップ形状の変更と歯の列を3列に増加!家邊克己が発売間近の「HMグリップⅡ」を改めて解説
サーティフォーのフィッシュグリップ「HMグリップ」がバージョンアップして「HMグリップⅡ」として生まれ変わりました。以前こちらで紹介させていただきましたが、発売時期も迫ってきましたので改めて紹介したいと思います。
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
アジをさらに掴みやすく改良!「HMグリップⅡ」の魅力を再紹介
元々アジング用に使いやすいグリップを作るべく開発された「HMグリップ」。従来のフィッシュグリップの問題点であった掴みにくさや、魚のグリップ力などをアジ専用として特化させて開発しました。おかげさまで多くのアジンガーの方に支持され、好評をいただきました。
そんなHMグリップですが、今回はさらに使いやすくするためにたくさんの工夫を施しました。
まず1つ目はグリップの形状を見直しました。前作でも女性やお子様でも掴みやすいような形状と開き幅を確保していましたが、これをもっと持ちやすくできないかと考えました。そこで前作では左右対称だったグリップ形状を左右非対称にしました。こうすることで、グリップ同士の距離が近くなってより握りやすくなっています。
力加減もしやすくなっていますので、豆アジが釣れた際にも傷つけることなく優しく掴んでリリースすることもできます。40cmが超えるようなアジも何度も掴みましたが、大きなアジに対してシッカリ掴むことができるので、安定度が増しています。
次に掴む部分もブラッシュアップしています。まずは幅を広くしました。
単純に広くなることで魚が暴れても安定して掴みやすくなっています。歯の部分も従来は2列だったのですが、1列増やして3列にすることでグリップ力を向上させています。
ホルスターへの収納もパワーアップさせており、抜き差しが楽になりました。
従来のHMグリップではホルスターに収納した際、しっかりホールドされていたのですが、そのホールド力の強さ故に抜きにくい部分もありました。ライフジャケットに装着していると、グリップを引き抜く際にライジャケが上に上がってしまうほど。そこで、グリップにロック機構を設けることによって、抜き差しがスムーズにできるように工夫しました。
グリップのサイドに溝を設け、ホルスターの内側にはその溝に引っかかるような突起を作ってあります。
これにより、グリップとホルスターが噛み合いホールドされます。そしてその状態からグリップを軽く握り込むことでそのロックが解除され、スッとスムーズにグリップを抜くことができます。よってグリップの抜き差しがとてもスムーズになりました。釣りをしていると、この抜き差しの動作は何度もあるのでカナリありがたいことだと思います。
そしてホルスターの穴も大きくしてあるので、洗いやすくなっているのも魅力です。
素材は前作同様、カーボン含有素材であるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用。軽量化と耐久性を両立しています。今作ではさらにより硬くしているので、歯がより削れにくくなっています。ホルスターは強度面とコスト面を考え、あえて樹脂を採用していますので、折れにくくなっています。
よりアジをつかみやすくなった「HMグリップⅡ」。ぜひお使いください。動画でも解説させていただいておりますので、以下でぜひご覧ください。
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