レイズ インテグラルがモデルチェンジとなる。
天龍の「レイズ」といえば、トラウトロッドシリーズ。便宜上トラウトロッドと記すが、サクラマス、大型サーモンなどなど、ひとえにトラウトロッドといってもその用途は多岐に渡るし、渓流域、源流域…そのフィールドも様々。それを網羅してきたのが「レイズ」であるのだが…。
レイズ インテグラル
レイズ インテグラルはパッカブルシリーズ。パッカブル、つまりは収納して持ち運びやすいモバイルロッド。レイズのコンセプトを踏襲した、モバイルとは思えないモバイルとして評判を呼んだロッドなのだが、こらがリニューアルとなる。
ブランクスはレイズの基本コンセプトでもある「細身」「軽量」「張りの有る本調子」を踏襲。加えて、用途別にスペックを最適化。
大まかにいえば、源流向けのショートモデルはティップ部に超低弾性カーボンを採用しフレキシブルなアクションを実現。遠征向けのロングモデルは、汎用性と遠投性を求めて中弾性カーボンを主体にブランクを構成。
MODEL | TYPE | LENGTH ( m [ft]) |
PCS. | ACTION | CLOSED LENGTH (cm) |
LURE WT (g) |
LINE (lb) |
PE (号) |
REAR GRIP LENGTH (mm) |
TIP DIA (mm) |
ROD WT (g) |
CARBON/GLASS (%) |
PRICE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RZI484S-UL | S | 1.42[4’8″] | 4 | R | 39 | MAX 6 | MAX 4 | MAX 0.6 | 110 | 1.5 | 74 | 96/4 | ¥42,000 |
RZI484S-L | S | 1.42[4’8″] | 4 | R | 39 | MAX 8 | MAX 4 | MAX 0.6 | 110 | 1.6 | 77 | 96/4 | ¥42,500 |
RZI755S-MLM | S | 2.26[7’5″] | 5 | R | 53 | MAX 20 | MAX 10 | MAX 0.8 | 265 | 1.6 | 115 | 97/3 | ¥51,000 |
RZI845S-MH | S | 2.54[8’4″] | 5 | R | 58.5 | MAX 25 | MAX 14 | MAX 1.2 | 315 | 1.8 | 137 | 97/3 | ¥54,000 |
RZI484B-UL | B | 1.42[4’8″] | 4 | R | 39 | MAX 6 | MAX 4 | MAX 0.6 | 118 | 1.5 | 85 | 96/4 | ¥49,000 |
RZI484B-L | B | 1.42[4’8″] | 4 | R | 39 | MAX 8 | MAX 4 | MAX 0.6 | 118 | 1.6 | 87 | 96/4 | ¥49,500 |
機種としてはスピニング4機種、ベイト2機種となるが、前モデルのインテグラルと比較し、カーボン含有量がかなり上がっている。
特に、前述したように前述したように源流向けショートモデルはティップ部に超低弾性カーボンを採用しているとのことだが、恐らく、想像でしかないけれど、グラスのようにモチッとしているのにシャキッとしている、そんなフィーリングを近年の天龍ロッドはカーボンでも表現できるようになったのが大きいのではないかと。それは、天龍のスピードスティックもしかりで。
また、PEとモノフィラメントラインどちらにも対応している。これ、アプローチ法が細分化している現代トラウトフィッシングにおいてメチャクチャ助かるし、そして多分、使っていて楽しい・気持ちいいヤツではないかと。
そして、見た目も映える天然ウッド素材と西陣織カーボンパイプを融合した個性溢れるデザイン。西陣織カーボンは、前モデルにはなかっただけに所有欲をくすぐる。それでいて光を浴びて深い青に輝くダークブルーカラーはブランクに踏襲されていて、前モデルを所持している方もついつい手が出てしまうのではないかと。
ガイド設定はステンレスフレーム、SiCリングのKガイドを採用。そして、フットの高さを調整しラインがスムースに放出されるバランスを追求したという。
どこかノスタルジーを感じるインテグラル、けれど進化したインテグラル。何がどう変わったか。近日、詳しくエグってきますのでお楽しみに(笑)!
発売は2023初春を予定、また詳しく分かり次第お知らせします。
天龍公式「レイズインテグラル」詳細ページはこちら
天龍(TENRYU)