②:巻きモノで効率よく…
秋雨前線も通過し秋晴れが続いて、フィールドが安定しだす時期。期間的には9月半ば~10月後半ですね。この時期以降の八郎潟は低水位管理期にあたり、防潮水門開放で人為的に満水時から50センチ程減水し、岸際に沈んでいたストラクチャーは軒並み顔を出します。
この時期はベイト食いが多くなり、基本的に釣りやすいです。
水温がどこもかしこもバスの適水温になるので、バスは1箇所に依存せずあちこちで捕食しています。この状況に対してネチネチとスローにやっていては時間が勿体無いので、巻物で広くアピールして様々な場所を巡り、釣れやすい個体を狙ったほうが断然効率良いです。これが「秋は巻物」たる所以ですよね。
ですが、釣果に差が出やすい時期でもありますので、この時期簡単にできる釣果の差の埋め方をご紹介します。それはルアーサイズとレンジです。
30センチクラスの小型のバスがワカサギ等の小魚を盛んに追う時期の為、安定した釣果を出すためにルアーサイズを下げます。ですが、このままでは濁った八郎潟ではアピール不足感が否めないです。
そこで、小型ながらもアピール力のあるルアー…ということで、私がこの時期絶大に信頼しているルアーが吉田撃さん監修のGANCRAFT「アイルトン」です!
ガンクラフト公式「アイルトン63SR」詳細ページはこちら
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イメージとしては、食わせ力のあるシルエットながら、しっかりアピール力のあるクランクと思っていただければ良いです。このサイズ感で7.3gあるので、飛距離がしっかりだせるところも広く探るこの時期にベストマッチな要素。
使用方法については前述したレンジという点と絡めた話になりますが、バスは減水により岸沿いのシャローストラクチャーから抜けて、少し沖合のブレイク付近にポジションをとるバスが多いので、そこを重点的にガンガン巻いていきましょう。基本的にはただ巻きで使用し、SRとMRはレンジの調整のために使い分けています。
状況によってAのようにブレイクのショルダーにいる場合と、Bのようにエンドに居る場合が多いので、AはSR、BはMRという感じで使い分け、ルアーでレンジを合わせていきます。
ロッド : AROMA(アロマ) KGB-00 2-620L【ガンクラフト】
リール :スコーピオンBFS 【シマノ】
ライン : シーガーR18フロロリミテッド8lb 【クレハ】
ライトなセッティングですが、個人的にはオススメです。ロッドのしなりを使ったキャスト性の良さもありますが、一番は小さいバイトも向こうアワセで決まる吸い込ませ具合の良さですね!ファイトはバットパワーがしっかりあるロッドなので安心。とはいえ、カバーまわりでは注意が必要です。
手堅い釣りとは異なりますが、この時期一発でかいバスを取りたい!となれば「ジョインテッドクローシフト183」
ガンクラフト公式「ジョインテッドクローシフト183」詳細ページはこちら
ベイト食いが盛んになるこの時期からは確実にビッグベイトに反応がよくなります。速巻き対応のシフトは広く早く探ることに優れ、尚且つS字アクションに切り替えて食わせのタイミングを作ることができるので、広大な八郎潟攻略に向いています。
ここで八郎潟での平岩社長仕込みの「津島流シフト奥儀」をご紹介しましょう。まずブレイクや立ち杭等のバスがいそうなポイントのかなり先へキャストします。そこから高速巻きでポイントへ向かわせ、ここで食え!って場所で急減速しフワッとS字アクションに切り替えます。その瞬間、下からボカンッ!!
キモはポイントまでの高速巻きをアピールとして使うイメージです!これも是非お試しください!
③:スローダウンも一手
ここくらいからが、いよいよ気になる所でしょうか。昼と夜の寒暖差が大きく、一雨毎に水温がみるみる下がる時期。期間的には大体10月後半~11月にかけて。この時期の八郎潟は苦労される方も多いのではないでしょうか。何せ最高気温も10℃台前半で、人間側も寒くて辛くなってくる季節です。
バスのポジションは基本的に水温変位の少ないBのほうにいることが多くなります。そしてフィーディングで一時的にAのポジションへ移動してくるデカバスもいます。
基本的には前季と同じアプローチでアイルトンが非常に有効になりますが、この時期は水温低下と共に水色がクリアアップしてくることと、バスが早い動きを追いにくくなるので、スローリトリーブを心がけてみてください。
気温が上がってきたタイミングでシャローのフィーディング系を狙うもよし、ブレイク下のバスをじっくり狙うもよし。釣れればデカイ季節なのでいずれにせよゲーム性の高い時期になります。
タックルは先にご紹介したものと変わりません。タイミングが合えば、動画内のドラマフィッシュのようなバスがドカンと釣れちゃうことも!!
出典:YouTubeチャンネル「野外観察倶楽部 O.O.C」
まだ秋を引きずっている?そんな魚に、来年秋の八郎潟攻略に…ぜひ参考にしてみてください!