コチラ、渡邉長士さんがキャッチした28cmほどのアジ。
ほぼ経験ゼロのフィールドで…。しかも週末。さすがですねぇ。
実は、この日はデイゲームは漁港で小・中型アジを楽しみ、そして日が暮れてからナイトゲームで写真のグッドサイズをキャッチしたワケなんです。
で、狙ったのはニアディープのシャロー。
ニアディープのシャロー、そんな地形が皆さんの近くにあったら、そこにデカアジが潜んでいるかもしれませんよ。
ニアディープのシャローってなんだ?
ニアディープのシャロー。えぇい、横文字は苦手だ!という方のためにご説明しよう(笑)。
超カンタンにいえば…
「深場が近くにある浅場」
これがニアディープのシャローだ。意外とそのままでしょ?
では、なぜニアディープのシャローがいいのか?
アジは、サイズが小さいうちはプランクトンを主食としていますが、サイズが大きくなるにつれて魚食性が強くなります。つまりはベイトを追うようになる。
その小魚たちも必死だ。暗くなると、沖では青物などの魚がいて食べられてしまう。そのためベイトフィッシュは浅場に集まってくる。
そして、そんな小魚を狙って、魚食性の強くなった大型アジも回遊してくる。ベイトフィッシュが入る浅場は、いわば大型アジにとっては楽しみな食事ができるレストラン。
けれど、そのレストランが自宅からすごく遠かったら…。やっぱり行かないですよね。
そうなのです。大型アジが普段生活する自宅は少し深場。そして、すぐ近くに美味しいレストランがあったら、やっぱり足しげく通ってしまう。
つまり、大型アジが普段生息する深場の近くにベイトが集まる浅場がある、この条件は非常にデカアジ回遊の確率が高いのです。
だからニアディープのシャロー。
さて、冒頭の28cmを釣ったフィールドは、やはり立ち位置から20~30m沖にブレイクがあり、そこまでは比較的浅場。まさに条件を満たしている。
だから、ほぼ初場所にも関わらず自信を持っていた。
ちなみに、例えば渡邉さんがデカアジ狙いによく出撃する西湘サーフ。こちらもまさにそうした条件を満たしており、何度もデカアジをキャッチしている。
一方で、同じサーフでありながら渡邊さんの地元、九十九里ではデカアジはかなり期待薄だという。遠浅なのだ。シャローだが、ディープが近くないのだ。
デカアジ捕獲タックル
それでは、渡邊さんがグッドサイズのアジをキャッチしたタックル&リグもご紹介しておきましょう!
使用したのはキャロとフロートリグで、デカアジを捕獲したのはフロートリグ。
ロッド:月下美人 AIR AGS AJING 710L/M-T
リール:ルビアスエアリティ FC LT2500S-XH
ライン:UVF月下美人デュラセンサー+Si2 0.4号
リーダー:エメラルダスリーダーEX2 12lb
フロート:月下美人 月ノ彼方15g
ジグヘッド:月下美人アジングジグヘッドTG 2g
ワーム:月下美人アジングビーム バチコンカスタムストロング2.3インチ
ちなみに、バチコンカスタムストロングからセレクトしたカラーはフルルミノーバ。
強烈な発光が目を引く、アピール重視のカラーセレクト。
ナイトゲームとなるだけに、ある程度ボリュームがありアジから見えやすいというのは基本路線だという。まず見つけてくれないと勝負にならないので、ナイトのデカアジ狙いでは忍ばせておきたいところ。
今回のデカアジ狙いでは、バチコンカスタムの「ストロング」でヒットしたが、ノーマルのバチコンカスタムである「月下美人アジングビーム バチコンカスタム」もボリュームがあり面白い。
こちらにもフルルミノーバがラインナップされているので、チェックしてみてください!
ということで、デカアジの条件「ニアディープのシャロー」についてご紹介してきました。
もしかしたら皆さんの周りにもあるのではないでしょうか?
そんなところにぜひ出撃してみてください!