こんにちは! ハンター塩津です。
塩津 紀彦 (ハンター塩津)(Norihiko Shiotsu) プロフィール
広範囲をスピーディーに攻める事に特化したマイクロジグでのライトゲーム。
ロックフィッシュはもちろん、アジ・メバル・マダイに青物…魚のサイズこそ小型魚がメインにはなりますが、とにかく魚種問わずで何でも釣れるのが最大の魅力と言えるでしょう。
そこで今回は潮流が速く、常に波に揉まれているためにライトゲーム自体なかなか出来ない水深のある磯場で、多魚種の数釣りを楽しんでみました♪
東北の日本海は魚種多彩
東北の太平洋側は寒流の影響を色濃く受ける地域であるのに対して、東北の日本海側は暖流の影響を色濃く受ける地域になります。
「東北」と言うイメージだけが先行すると「水が冷たく寒そう」となりがちですが、南方系の魚も多く魚種多彩。特に今回足を運んだ秋田県男鹿半島は、暖流の影響をガッチリと受け止める地形になっているため年中魚の多い場所になっています。
この様なエリアでは、ワームをサクサクと切り刻んでいく「ワーム釣りの大敵」フグやベラが多いため、なかなかワームを使用したライトゲームが難しくなってしまいます。
そこで重宝するのがマイクロジグ! フグやベラにやられる事がなくスピーディーに広範囲を探る事ができ、尚且つ潮や波風にも比較的強いため、使い方さえマスターしてしまえば、かなりの爆釣アイテムになります。
今回もマヅメにアジやメバル、日中はキジハタにマダイ(子供ですけど…)と同じタックル。そして同じ釣り方で1日中ライトゲームを楽しむ事が出来ました。
タックルデータ
今回使用したのはこの秋発売になったばかりの「何でもロッド」 アブガルシア「ソルティーフィールド(SFS-662UL)」 。
製品名 | タイプ | 継数 | 全長(ft/cm) | 仕舞寸法(cm) | 標準自重(g) | 先径(mm) | 対応ルアー(g) | エギ(号) | PEライン(号) | リーダーライン(Lb) | パワー | テーパー | 使用材料 | 税別価格 |
SALTYFIELD SFS-662UL | SP(スピニング) | 2 | 6’6″/198 | 102 | 81 | 1.1 | 0.2~7 | ~2 | 0.3~1 | ~10 | UL(ウルトラライト) | ファースト | カーボン82%、グラス18% | ¥7,900 |
こちらのロッドは元々ライトゲーム用の設計と言うこともあり、マイクロジグをダイレクトに操作しやすく、尚且つロッド全体に適度な張りがあるため「ジグを操り、魚を掛けていく!」まさに気持ちよくライトゲームが楽しめる設計と言えるでしょう。
リールは、アブガルシア「ZENON(2000SH)」。
製品名 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力 | 最大ライン巻き取り長(cm/ハンドル1回転) | ボール/ローラーベアリング | ラインキャパシティ(m) ナイロン・フロロ / PE | 税別価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ZENON 2000SH | 145 | 6.2:1 | 3 | 82 | 10/1 | 0.165(4lb)-100/ PE0.6-100 | ¥46,500 |
繊細バイトを明確に取るためにリールに求められる性能は、「滑らかな巻き心地」と「軽量で手感度が高い」こと。
ZENONは非常に軽く、ルアーとラインによって集めたデータを余すことなく手元に伝わる伝達能力に長けております。
さらに、リーリングも実に滑らかなので小型魚がちょっと触れただけでもその「違和感」をダイレクトにアングラーへ届けてくれる。
ライトゲームに必要な機能がギュッと詰まったリールです。
ルアーは、アブガルシア「ソルティーステージ マイクロジグスリム」。
製品名 | 重さ | カラー | 税別価格 |
ソルティーステージ マイクロジグスリム | 1g / 2g / 3g / 5g / 7g | 7 | ¥500 |
フロントに近い場所に重心があるため、シャクッてジグを横向きにしてあげると、水平に近い姿勢でフォール中にスローに魚を誘ってくれます。
重めのマイクロジグじゃなければ届かない、水深が深いので重いマイクロジグを使いたい、使用ラインが少し太いのでワンランク上のウェイトのマイクロジグを使いたい…。
そんな時に出番が多いのがこの「ソルティーステージ マイクロジグスリム」です。
ラインはメインラインにPEライン0.5号に、リーダーは根擦れに強いフロロカーボンラインの8Lbを使用。
アジだけが狙いでしたらもっとライトなものの方が良いとは思いますがキジハタなどのロックフィッシュも視野に入れているため少しだけ強めのラインを選択しております。
釣り方(アクション)
基本的な釣り方(アクション)は、ボトムに近い場所を「ふわんふわん」とジグを踊らせるイメージで操ります。
具体的には、
①底(ボトム)までジグを落とす。
②軽く2〜3回シャクる。
③少しだけ手を止めてジグをフォールさせる。
④底(ボトム)まで落ちる前にまた2〜3回シャクる。
これの繰り返しでOK!
ただし、ジグが泳ぐ層が上がり過ぎる事が多いので、ロックフィッシュも狙いたい方は上記アクションを3〜4回重ねたら1度底(ボトム)までジグを落としてジグの泳ぐ層を下げましょう。
アオリイカ狙いや、マダイ・シーバス・ロックフィッシュ狙いの合間にお手軽簡単に楽しめるマイクロジギング。
もちろん、太平洋側でもコレからの季節はメバルやクロソイ・アイナメにも有効的な釣りです。
是非次回釣行の際には、マイクロジグをコソッと潜ませて行ってみましょう!